
enter forは、競技・コンテスト・レース・試験などに「申し込む」「出場登録する」「受験登録する」という意味です。単に会場へ「入る」のではなく、名前を登録して参加者になる感覚があります。
ただし、enter a competitionのように前置詞なしで言う形もよく使われます。この記事では、enter forの意味・ニュアンス・語順、自然な例文、enter・enter into・apply for・sign up forとの違いまで分かりやすく解説します。
Contents
enter forの基本的な意味
enter for + 競技・試験で、「競技や試験に参加するため正式に名前を登録する」という意味になります。
- enter for a race:レースに申し込む
- enter for a competition:コンテストに応募・参加申し込みをする
- enter for an exam:試験に申し込む
参加したい気持ちを表すだけでなく、申込書の提出や氏名の登録など、正式なエントリーを連想させる表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜenter forで「申し込む」になる?
enterには「場所に入る」だけでなく、「競技・試験などに参加者として入る」という意味があります。forは、ここでは「何に向けて登録するのか」という対象を示します。
つまり、enter for a raceは「そのレースに向けて、自分の名前を参加者として入れる」というイメージです。
enter forの語順と文法

1.自分が申し込む:enter for + 名詞
主語 + enter for + 競技・試験が基本です。enter forは一続きとして扱い、目的語を途中に入れません。
I entered for the 10K race.
私は10キロレースに申し込みました。
Are you going to enter for the exam?
その試験に申し込む予定ですか。
2.人を出場登録する:enter + 人 + for + 大会
コーチ・学校・会社などが、誰かを大会や競技に登録する場合は、enter 人 for + 大会の語順が使えます。
The coach entered Maya for the final race.
コーチはマヤを最後のレースに出場登録しました。
Our school entered two students for the speech contest.
私たちの学校はスピーチコンテストに生徒2人を登録しました。
3.受け身:be entered for + 競技
「出場登録されている」と言いたいときは受け身も自然です。
Leo has been entered for the 100 metres.
レオは100メートル走に出場登録されています。
enter forの自然な例文
スポーツ・大会
I entered for the city marathon before the deadline.
締め切り前に市民マラソンへ申し込みました。
She’s nervous, but she still wants to enter for the national championship.
彼女は緊張していますが、それでも全国大会に出場申し込みをしたいと思っています。
How many runners have entered for Sunday’s race?
日曜日のレースには何人のランナーが申し込みましたか。
試験・学校
I’m thinking of entering for the English proficiency exam in December.
12月の英語能力試験に申し込もうかと考えています。
The teacher entered us for the debate competition.
先生は私たちをディベート大会に登録しました。
コンテスト・仕事
We entered for the design award as a team.
私たちはチームでそのデザイン賞に応募しました。
Why don’t we enter for the startup competition together?
一緒にスタートアップコンテストへ応募しない?
enter forとenter a competitionの違い
enter for a competitionとenter a competitionは、どちらも「コンテストに申し込む・参加する」を表せます。
- enter for a competition:参加に向けて名前を登録する形を明示する
- enter a competition:competitionをenterの直接目的語にする、簡潔で一般的な形
I entered for the photo contest.
I entered the photo contest.
どちらも「写真コンテストに応募しました」という意味です。
特に日常的には、前置詞なしのenter a race / enter a competitionも非常によく使われます。enter forだけを唯一の正解だと思わないことが大切です。
enter for・sign up for・apply forの違い
enter for:競技・試験へ正式に登録する
参加者・受験者として登録されることに焦点があります。
I entered for the half marathon.
ハーフマラソンに申し込みました。
sign up for:幅広く「申し込む」口語表現
講座、イベント、サービス、競技などに幅広く使える、会話で使いやすい表現です。
I signed up for a cooking class.
料理教室に申し込みました。
apply for:審査されるものに「申請・応募する」
仕事、ビザ、奨学金、許可など、申し込んだあとに採用・承認の審査があるものによく使います。
She applied for a scholarship.
彼女は奨学金に応募しました。
大会に参加登録するだけならenter forやsign up for、仕事や奨学金の選考を受けるならapply forが自然です。
enter intoとの違い
enter intoは、契約・交渉・話し合い・関係などを「始める」「結ぶ」「関わる」という意味です。競技への申し込みを表すenter forとは対象が異なります。
- enter for a race:レースに申し込む
- enter into an agreement:契約を結ぶ
- enter into negotiations:交渉を始める
We entered into an agreement with the local company.
私たちは地元企業と契約を結びました。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
enter to a competitionとは言わない
「大会に」と日本語から考えてtoを付けたくなりますが、通常はenter a competitionまたはenter for a competitionです。
× I entered to the competition.
○ I entered the competition.
○ I entered for the competition.
参加した事実と、申し込みを区別する
enter forは登録の場面に焦点があります。実際に大会へ参加した事実を述べるだけなら、take part inも使えます。
I took part in the race last Sunday.
先週の日曜日、そのレースに参加しました。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
enter forが思い出せなくても、次の基本表現で十分に伝わります。
- I want to join the competition.
その大会に参加したいです。 - I signed up for the race.
そのレースに申し込みました。 - I want to take the exam.
その試験を受けたいです。 - Please register me for the event.
そのイベントに私を登録してください。
まとめ
- enter forは「競技・試験などに申し込む、出場登録する」
- 基本語順はenter for + 競技・試験
- 人を登録するならenter 人 for + 大会
- enter a competitionのように前置詞なしでも言える
- enter intoは契約・交渉などを始める表現
- 簡単に言うならsign up forやjoinでも伝えられる
英熟語をさらに体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。









