
go after は、人や動物を「追いかける」だけでなく、仕事・昇進・夢などを「積極的に追い求める」ときにも使える句動詞です。
たとえば Go after what you want. は「自分が欲しいものを追い求めよう」。ただ待つのではなく、自分から行動を起こす力強い響きがあります。
この記事では、go after の意味がなぜ一つにつながるのか、自然な語順と例文、run after・get after・be after との違い、日本人が間違えやすいポイントまで解説します。
Contents
go afterの基本的な意味
go after の中心には、「対象を追って、その後ろへ進む」というイメージがあります。文脈によって、主に次の3つの意味になります。
- 人・動物・物を追いかける
- 目標・仕事・賞などを追い求める、狙う
- 人や組織を攻撃する、厳しく追及する
- The dog went after the ball.
犬はボールを追いかけました。 - She’s going after a promotion.
彼女は昇進を狙っています。 - The reporter went after the company.
その記者は会社を厳しく追及しました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜgo afterで「追い求める」になる?
go は「進む」、after は「〜の後ろを追って」という方向を加えます。つまり go after は、対象の後を追い、自分から距離を縮めていく動きです。

実際に走って追うだけでなく、目標に向かって努力したり、相手を責任追及したりする場面にも、この「後を追う」感覚が広がります。
意味1:人・動物・物を「追いかける」
目の前から動いていく人・動物・物を追う、最も具体的な用法です。
- The cat went after a bird in the garden.
猫は庭にいた鳥を追いかけました。 - He grabbed his coat and went after her.
彼はコートをつかみ、彼女を追いかけました。 - Don’t go after the ball—it rolled into the street.
そのボールを追いかけないで。道路に転がっていったよ。
意味2:目標や欲しいものを「追い求める・狙う」
日常会話や仕事で特に便利なのが、この比喩的な用法です。仕事、昇進、夢、契約、チャンスなどを得るため、積極的に動くことを表します。
- You should go after the job.
その仕事を狙ってみたほうがいいよ。 - She decided to go after her dream of becoming a chef.
彼女は料理人になる夢を追うことに決めました。 - We’re going after a major client this year.
今年は大口顧客の獲得を狙っています。 - If you want the opportunity, go after it.
その機会が欲しいなら、自分からつかみにいきなさい。
go after it のように目的語を it にすると、「それを狙う・取りにいく」という励ましにもなります。
意味3:人や組織を「攻撃する・追及する」
相手を攻撃したり、批判・捜査・法的措置の対象にしたりする場合にも使われます。物理的な攻撃とは限りません。
- The police are going after the people behind the scam.
警察は詐欺の背後にいる人物を追っています。 - Critics went after the mayor for his comments.
批評家たちは市長の発言を厳しく批判しました。 - The company may go after him for damages.
会社は損害賠償を求めて彼を訴えるかもしれません。
この用法は強い響きになるため、単に「話を聞く」「確認する」という場面では使いません。
go afterの語順と文法
go after+人・物・目標
after は前置詞なので、その後ろに追う対象を置きます。
- go after the thief:泥棒を追う
- go after a promotion:昇進を狙う
- go after your goals:目標を追い求める
代名詞もafterの後ろ
go after は go+副詞 の分離できる句動詞ではありません。代名詞も after の後ろです。
- Go after it.:それを追い求めなさい。
- Go after him.:彼を追いかけなさい。
Go it after. とはしません。
過去形はwent after
- I went after the position, but I didn’t get it.
そのポジションを狙いましたが、獲得できませんでした。
日常会話・仕事・恋愛で使える例文
仕事
- Are you going after the manager position?
マネージャー職を狙っているのですか。 - Let’s go after smaller clients first.
まずは小規模な顧客の獲得を目指しましょう。
夢・学習
- It’s never too late to go after your dreams.
夢を追うのに遅すぎることはありません。 - I’m going after a higher score this time.
今回はもっと高い点数を狙っています。
恋愛・人間関係
- If you really like him, why not go after him?
本当に彼が好きなら、アプローチしてみたら? - I’m not going after someone who’s already in a relationship.
すでに恋人がいる人を追いかけるつもりはありません。
恋愛で人を目的語にすると、「相手を積極的に追いかける・ものにしようとする」という響きがあります。文脈によっては少し強く聞こえる点に注意しましょう。
go afterと似た表現の違い
go afterとrun after
run after は、文字どおり走って追う動きを想像させやすい表現です。また、人の関心や愛情を得ようと必死に追う、というニュアンスになることもあります。
go after はより広く、目標・仕事・顧客などを積極的に追い求める場面で自然です。詳しくはrun afterの意味とgo afterとの違いも参考にしてください。
go afterとget after
get after には、人を「せかす・叱る・しつこく働きかける」という口語的な用法があります。一方、go after は自分が対象を追いかけたり、目標を狙ったりする表現です。
- I need to get after him to finish the report.
報告書を終わらせるよう、彼をせかさないといけません。 - I’m going after the team leader position.
私はチームリーダーのポジションを狙っています。
使い分けはget afterの意味・使い方でも解説しています。
go afterとbe after
be after は「〜を探している・欲しがっている」と、目的や希望の状態に焦点を当てます。go after は、それを得るために実際に動く感覚が強い表現です。
- I’m after a new laptop.
新しいノートパソコンを探しています。 - I’m going after a better job.
もっとよい仕事を得るために動いています。
go afterとchase
chase は「追いかける」という動作を直接表す基本動詞です。go after は、具体的な追跡だけでなく、抽象的な目標を積極的に追う場面にもよく合います。
日本人が間違えやすいポイント
- after の後ろには、追う対象を置く
- go it after ではなく go after it
- 目標を追う用法には「積極的に取りにいく」というニュアンスがある
- 人を目的語にすると、文脈によって「攻撃する・追及する」という強い意味にもなる
- go after と be after を混同しない
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら?
go after がすぐに出てこなくても、意味を直接伝えれば大丈夫です。
- Try to get the job.
その仕事を得られるよう挑戦してみて。 - Work toward your goal.
目標に向かって努力してください。 - Follow him.
彼の後を追って。 - The police are trying to catch them.
警察は彼らを捕まえようとしています。 - The reporter strongly criticized the company.
その記者は会社を厳しく批判しました。
まとめ
go after のコアイメージは、「対象を追って、その後ろへ進む」です。そこから、次の意味が生まれます。
- 人・動物・物を追いかける
- 仕事・夢・目標を追い求める、狙う
- 人や組織を攻撃する、追及する
まずは Go after what you want.(自分が欲しいものを追い求めよう)や、I’m going after a promotion.(昇進を狙っています)から使ってみましょう。
ほかの実用的な句動詞は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。
goを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、goを使った句動詞一覧をご覧ください。









