
go atは、goもatも知っているのに、組み合わさると意味を取りにくい句動詞です。「~へ行く」と直訳するだけでは、仕事に勢いよく取りかかる、あるいは人に攻めかかるという使い方が見えてきません。
Contents
go atの意味を最初に確認
go atの中心は、対象へ向かって勢いよく行くことです。文脈によって、主に次の2つの意味になります。
- 仕事・問題・食べ物などに勢いよく取りかかる
- 人に攻めかかる、激しく言い合う
She went at the task with fresh energy.
彼女は新たな意欲で、その仕事に勢いよく取りかかりました。
The two men went at each other.
その二人は互いに激しくやり合いました。
しゅみすけ(大山俊輔)
go+atから意味の仕組みを理解する
goは「ある方向へ進む」、atは「対象となる一点へ向ける」感覚を持ちます。そこでgo atは、ただ近づくのではなく、対象へ直接エネルギーをぶつけるイメージになります。
対象が仕事なら「本気で取りかかる」、対象が人なら「攻めかかる・激しくやり合う」と解釈できます。

ネイティブが感じるニュアンス
go atには、静かに始めるというより、勢い・集中力・積極性を伴って対象に向かう響きがあります。仕事について使えば、腕まくりをして一気に取り組むような印象です。
人について使う場合は攻撃的な意味になりやすい一方、They went at each other in the debate. のように、実際の暴力ではなく激しい議論を表すこともあります。
語順と文法:go at+対象
go atは分離不可能です。基本形は go at+名詞・代名詞 で、atの後ろに対象を置きます。
- ○ go at the problem
- ○ go at it
- × go the problem at
- × go it at
代名詞itも必ずatの後ろです。Let’s go at it. は「さあ、取りかかろう」「よし、やろう」という勢いのある表現です。
活用形
- 原形:go at
- 三人称単数:goes at
- 過去形:went at
- 完了形:has / have gone at
- 進行形:be going at
よく使う文型とコロケーション
- go at a task / problem / project:仕事・問題・企画に取りかかる
- go at it:それに勢いよく取り組む
- go at someone:人に攻めかかる、激しく非難する
- go at each other:互いに激しくやり合う
- go at something with enthusiasm:熱意をもって取り組む
go atの自然な例文
仕事・勉強
I went at my inbox first thing this morning.
今朝一番に、たまったメールの処理に取りかかりました。
We need to go at this problem from a different angle.
この問題には別の角度から取り組む必要があります。
She went at the project with real determination.
彼女は強い決意でそのプロジェクトに取り組みました。
Once I start, I tend to go at it for hours.
いったん始めると、私は何時間も集中してやり続ける傾向があります。
人に向かう・激しくやり合う
He went at me for being late again.
彼は私がまた遅刻したことで激しく責めてきました。
The candidates went at each other during the debate.
候補者たちは討論中、互いに激しく攻撃し合いました。
The dogs started going at each other, so we separated them.
犬たちがけんかを始めたので、私たちは引き離しました。
勢いよく食べる
We were so hungry that we went at the pizza immediately.
とてもお腹がすいていたので、すぐにピザへがっつきました。
食べ物が対象の場合は「勢いよく食べ始める」という口語的な意味になります。
go about・work on・attackとの違い
| 表現 | 中心の意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| go at | 勢いよく取りかかる/攻めかかる | 対象へ直接エネルギーを向ける |
| go about | ある方法で取り組む | 「どう進めるか」という手順・方法に焦点 |
| work on | 取り組む | 最も中立的で幅広く使える |
| attack | 攻撃する/難題に精力的に取り組む | go atより強く、やや硬い場合がある |
How should we go about fixing this? は「どのような手順で直そうか」。一方、Let’s go at this first. は「まずこれに勢いよく取りかかろう」という違いです。
日本人が間違えやすいポイント
atの後ろに対象を置く
go atは分離できません。go it atではなく、必ずgo at itです。
人を目的語にすると強く聞こえる
She went at him.は単に「彼のところへ行った」ではなく、通常は「彼に攻めかかった・激しく責めた」と聞こえます。中立的に近づいたならShe went over to him.などを使います。
単なる継続と混同しない
go atは「取りかかる勢い」に焦点があります。長時間続けること自体を言うならkeep working on itのほうが明確です。
この句動詞が出てこなかったら?
go atを忘れても、何をしたかを短い英語で直接説明できます。
- 仕事に取りかかった:I started working on the task right away.
私はすぐにその仕事を始めました。 - 一生懸命取り組んだ:I worked very hard on it.
私はそれに一生懸命取り組みました。 - 激しく責めた:He criticized me very strongly.
彼は私を強く非難しました。 - 二人がけんかした:They started fighting.
二人はけんかを始めました。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
相手や難題へ向かう表現として、go up againstの意味と使い方も確認してみてください。話題について長々と続ける意味なら、go on aboutの意味と使い方が関連します。
まとめ
go atは、goの「進む」とatの「対象となる一点へ向ける」が組み合わさり、仕事などに勢いよく取りかかる、または人に攻めかかる・激しくやり合うことを表します。語順はgo at+対象で、代名詞でもgo at itとします。
ほかの表現も英熟語・定型表現の一覧から確認してみてください。
goを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、goを使った句動詞一覧をご覧ください。









