
go onには、「続く」「起こる」「話し続ける」「先へ進む」「どうぞ」など、いくつもの日本語訳があります。What’s going on?、Go on.、The show must go on.が、なぜ同じgo onなのか不思議に感じる方も多いでしょう。
中心にあるのは、「動きが今の流れに接触したまま、途切れず先へ進む」というコアイメージです。「続く」も「起こる」も「どうぞ続けて」も、流れがonの状態で先へgoしていると考えると一本につながります。本記事では、日常会話でよく使う意味と、go on with / go on doing / go on to doの違いまで整理します。
Contents
- 1 Go onのコアイメージは「流れに乗ったまま先へ進む」
- 2 時間・状態が「続く」Go on
- 3 What’s going on?は「何が起きているの?」
- 4 What’s going on?とWhat happened?の違い
- 5 Go on.は「どうぞ続けて」
- 6 Go on with+名詞は「~を続ける」
- 7 Go on doingは「同じことを続ける」
- 8 Go on to doは「次に別のことをする」
- 9 Go on and onは「延々と続く」
- 10 Go on a trip/a walkはなぜonなの?
- 11 Go onとcarry onの違い
- 12 My Heart Will Go On/The Show Must Go Onの意味
- 13 Go onの過去形・進行形
- 14 日常会話でそのまま使えるGo onの例文
- 15 まとめ:Go onは「流れに接触したまま先へ進む」
Go onのコアイメージは「流れに乗ったまま先へ進む」
- go:今いる地点から離れ、先へ進む
- on:面や流れに接触したまま、継続・作動する
go onは、動きが止まらず、今ある流れの上をそのまま進んでいく感覚です。時間が進めば「続く」、出来事の流れが進めば「起こる」、話の流れが進めば「話し続ける」、相手に流れを渡せば「どうぞ続けて」となります。
| 進み続けるもの | 日本語の意味 | 代表例 |
|---|---|---|
| 時間・状態 | 続く | The meeting went on. |
| 出来事・活動 | 起こる、行われる | What’s going on? |
| 話・作業 | 続ける | Go on with your story. |
| 相手の発言 | どうぞ続けて | Go on. |
| 次の段階 | 続いて~する | She went on to explain. |

時間・状態が「続く」Go on
最も基本的なのは、出来事・状態・活動などが時間の流れの中で続く使い方です。主語になったものが、止まらず先へ進みます。
The meeting went on for three hours.
会議は3時間続きました。
How long will this rain go on?
この雨はいつまで続くのでしょうか?
Life goes on.
人生は続いていきます。
Life goes on.は、つらい出来事があっても時間や人生の流れは止まらない、という場面でよく使われます。単なる「継続」だけでなく、「それでも先へ進む」という感覚があります。
What’s going on?は「何が起きているの?」
What’s going on?は、日常会話で非常によく使われる表現です。今まさに進行している出来事・活動・状況について、「どんな流れが動いているの?」と尋ねています。
What’s going on here?
ここで何が起きているのですか?
I heard shouting. What’s going on?
叫び声が聞こえました。何が起きているの?
There’s a lot going on at work right now.
今、職場ではいろいろなことが起きています。
最後の例は、事件が起きているというより、仕事・変化・問題などが同時進行して忙しい状態です。I have a lot going on.なら「今いろいろ抱えている」という意味になります。
What’s going on?とWhat happened?の違い
| 表現 | 時間の焦点 | 自然な意味 |
|---|---|---|
| What’s going on? | 今進行している流れ | 何が起きているの? |
| What happened? | すでに起きた出来事 | 何があったの? |
目の前で騒ぎが続いているならWhat’s going on?、あとから事情を聞くならWhat happened?が自然です。ただし、相手が泣いているような場面では、原因を尋ねるWhat happened?がよく使われます。
Go on.は「どうぞ続けて」
相手が話を止めたときのGo on.は、「その話の流れを止めずに先へ進めて」ということから「どうぞ続けて」「それで?」という意味になります。
“Can I tell you something?” “Of course. Go on.”
「ちょっと話してもいい?」「もちろん。どうぞ続けて。」
Please, go on. I’m listening.
どうぞ続けてください。聞いています。
声の調子によっては、相手を促す「ほら、やってみなよ」「言ってごらん」というニュアンスにもなります。Go on, make my day.のような表現では、相手を挑発する強い口調になるため、場面とイントネーションが重要です。
Go on with+名詞は「~を続ける」
go on with+名詞は、いったん話が止まったり別のことが入ったりしたあとで、元の作業・話・計画を続けるときに使います。
Let’s go on with the meeting.
会議を続けましょう。
Please go on with your story.
話の続きをどうぞ。
We decided to go on with the plan.
私たちはその計画を予定どおり進めることにしました。
continue withにも言い換えられますが、go on withのほうが会話的で、「今ある流れに戻って進める」という感覚が出ます。
Go on doingは「同じことを続ける」
go on doingは、それまで行っていたのと同じ動作・活動を続ける形です。
She went on talking for another hour.
彼女はさらに1時間話し続けました。
He went on working despite the noise.
彼は騒音にもかかわらず仕事を続けました。
You can’t go on living like this.
こんな生活を続けることはできませんよ。
keep doingも「~し続ける」ですが、keep doingは反復・維持に焦点があります。go on doingは、時間の流れの中でその行為がさらに続く感覚です。
Go on to doは「次に別のことをする」
go on to doは、今までのことを終えたあと、流れの次の段階へ進んで別のことをする形です。go on doingとの違いは重要です。
| 形 | 動き | 例 |
|---|---|---|
| go on doing | 同じことを続ける | He went on talking. |
| go on to do | 次に別のことをする | He went on to explain the plan. |
She went on to become the company’s CEO.
彼女はその後、会社のCEOになりました。
After introducing the topic, he went on to explain the details.
話題を紹介したあと、彼は続いて詳細を説明しました。
履歴や物語を順番に説明するときによく使われます。「Aを行い、その後さらにBへ進んだ」という時間の展開が見える表現です。
Go on and onは「延々と続く」
go on and onは、流れが何度も先へ続くことから「長々と続く・延々と話す」という意味です。少しうんざりした気持ちを含むことがあります。
The meeting went on and on.
会議は延々と続きました。
He went on and on about his new car.
彼は新しい車について延々と話しました。
go on about+話題も「~について長々と話す」です。中立的に「説明を続ける」ならcontinue talking about、うんざり感を含めるならgo on and on aboutが合います。
Go on a trip/a walkはなぜonなの?
go on a tripやgo on a walkでは、go on全体が「続く」という句動詞なのではありません。onが、旅行・散歩・休暇などの活動の流れに参加している状態を表します。
We’re going on a trip next month.
私たちは来月、旅行に出かけます。
Would you like to go on a walk?
散歩に行きませんか?
- go on a trip:旅行という活動に出る
- go on a walk:散歩に出る
- go on vacation:休暇に入る・出かける
- go on a date:デートに行く
場所へ向かうgo to Tokyoとは異なり、go on a tripは活動・経験の流れに焦点があります。
Go onとcarry onの違い
どちらも「続ける」ですが、焦点が少し異なります。
| 表現 | 中心の感覚 | 例 |
|---|---|---|
| go on | 流れ・時間が先へ続く | The meeting went on. |
| carry on | 活動を持ったまま運び続ける | Carry on with your work. |
相手へ「続けて」と言う場合はどちらも使えます。Go on.は話の続きを促す場面で特に自然です。Carry on.は、作業や行動をそのまま継続するよう促す感覚があります。詳しくはCarry onの意味は?「続ける」の使い方とkeep goingとの違いで解説しています。
My Heart Will Go On/The Show Must Go Onの意味
有名な曲名にも、go onのコアイメージがよく現れています。
- My Heart Will Go On:私の心・想いはこれからも続いていく
- The Show Must Go On:ショーは何があっても続けなければならない
どちらも「現在の地点で止まらず、流れが先へ続く」というgo onです。The show must go on.は舞台だけでなく、困難があっても仕事や計画を続けるという比喩にも使われます。
Go onの過去形・進行形
goは不規則動詞なので、過去形はwent、過去分詞はgoneです。
| 形 | go on | 例文 |
|---|---|---|
| 原形 | go on | Please go on. |
| 過去形 | went on | The meeting went on. |
| 過去分詞 | gone on | This has gone on too long. |
| 進行形 | going on | What’s going on? |
日常会話でそのまま使えるGo onの例文
- What’s going on?
何が起きているの? - Please go on.
どうぞ続けてください。 - How long did the meeting go on?
会議はどれくらい続きましたか? - Let’s go on with the lesson.
レッスンを続けましょう。 - She went on talking.
彼女は話し続けました。 - He went on to explain the next step.
彼は続いて次の段階を説明しました。 - This can’t go on.
こんな状態は続けられません。 - I have a lot going on right now.
今、いろいろなことを抱えています。
まとめ:Go onは「流れに接触したまま先へ進む」
go onの意味をばらばらに覚える必要はありません。動き・時間・話・出来事が、今の流れから外れず先へ進むイメージを持つと、自然につながります。
- The meeting went on.:会議が続いた
- What’s going on?:何が進行しているの?
- Go on.:そのまま話を続けて
- go on with the work:仕事の流れを続ける
- go on doing:同じことを続ける
- go on to do:次のことへ進む
まずは、日常会話で最も出会いやすいWhat’s going on?とGo on. I’m listening.を声に出してみてください。「起こる」と「どうぞ」が、同じ継続する流れから生まれていることを感じやすくなります。
ほかの表現を意味・場面から探すなら、英語の句動詞一覧|日常会話でよく使う表現の意味・使い方へ。goとonそれぞれの感覚から理解するなら、be:RIZEのgoのコアイメージとonのコアイメージもあわせてご覧ください。










