
I ran into an old friend yesterday. は、「昨日、昔の友達に偶然会った」という意味です。runを「走る」、intoを「中へ」と覚えていると、なぜ「偶然会う」になるのか不思議に感じますよね。
run intoには「人にばったり会う」だけでなく、「物にぶつかる」「問題に直面する」という意味もあります。実はどれも、進んでいたら予期せず何かに接触したという一つのイメージでつながっています。
この記事では、run intoの意味と使い方、bump into・come across・encounterとの違い、過去形や会話での返し方まで例文で解説します。
Contents
Run intoのコアイメージは「進んで何かの中に入り込む」
run は勢いよく進む動き、into は外から境界の内側へ入る動きです。この2つが合わさると、「進んでいた流れの先で、何かの領域に入り込む」という感覚になります。
そこから、次の3つの意味が生まれます。
- 人のいる場面に入り込む → 偶然会う
- 物の領域に勢いよく入る → 衝突する
- 問題の領域に入ってしまう → 問題に直面する
runそのものの「線の上を途切れず進み続ける」感覚は、be-rizeのrunの意味とコアイメージで詳しく解説しています。また、intoの「外から内側へ」という動きはintoとout ofの違いを見ると、句動詞全体のつながりがさらにはっきりします。
Run intoの意味1:人に偶然会う
日常会話でもっともよく使われるのが、「人にばったり会う」「偶然出会う」という意味です。会う約束をしていたのではなく、予想していなかった場所で会ったときに使います。
I ran into Sarah at the station.
駅でサラにばったり会いました。
Guess who I ran into today!
今日、誰に偶然会ったと思う?
We ran into each other at a cafe.
私たちはカフェで偶然会いました。
I keep running into him lately.
最近、彼によくばったり会うんだよね。
「世間は狭いね」と言いたくなるような偶然の出会いにぴったりです。計画して会うmeetとは違い、run intoには偶然性が含まれます。

Run intoの意味2:物にぶつかる・衝突する
人や乗り物が物にぶつかる、という物理的な意味でも使います。
He ran into a glass door.
彼はガラスのドアにぶつかりました。
The car ran into a tree.
その車は木に衝突しました。
Be careful not to run into anyone.
誰かにぶつからないように気をつけて。
この意味が、「人に遭遇する」「問題にぶつかる」という比喩的な用法の土台になっています。
Run intoの意味3:問題・困難に直面する
進めていた仕事や計画の途中で、予想していなかった問題にぶつかるときにもrun intoを使います。
We ran into a problem.
問題が発生しました。
The project ran into some delays.
そのプロジェクトは遅延に見舞われました。
Let me know if you run into any trouble.
何か問題が起きたら知らせてください。
We ran into technical difficulties.
技術的な問題に直面しました。
よく一緒に使う名詞は、problem・trouble・difficulty・issue・delay などです。問題を探しに行ったのではなく、進行中に予期せずその領域へ入ってしまったニュアンスがあります。
Run intoの過去形・進行形
runの過去形はran、過去分詞はrunです。
- 現在形:run into
- 過去形:ran into
- 現在完了:have run into
- 進行形:be running into
I ran into my teacher yesterday.
昨日、先生にばったり会いました。
We’ve run into a few problems.
いくつか問題に直面しています。
They’re running into the same issue again.
彼らはまた同じ問題にぶつかっています。
偶然会った出来事を話すことが多いため、会話では特にran intoをよく耳にします。
Run intoとbump intoの違い
bump into も「人に偶然会う」という意味で、run intoとほぼ同じように使えます。
I bumped into Emma at the supermarket.
スーパーでエマにばったり会いました。
bumpには「軽くぶつかる」という感覚があり、bump intoは偶然の出会いを少し軽く、会話的に表します。run intoは人との偶然の出会いにも、物理的な衝突や問題との遭遇にも広く使えます。
- run into:偶然会う・衝突する・問題に直面する
- bump into:人にばったり会う、軽くぶつかる
Run intoとcome acrossの違い
come across は、探していなかった物・情報・人を偶然見つける表現です。run intoが「接触する出来事」に焦点を置くのに対し、come acrossは「ふと見つける」に焦点があります。
I came across an old photo.
古い写真を偶然見つけました。
I came across an interesting article online.
ネットで興味深い記事を偶然見つけました。
I ran into an old friend.
昔の友達にばったり会いました。
人にもcome acrossを使えますが、日常会話で「人にばったり会った」ならrun intoやbump intoがより直接的で自然です。
Run intoとencounterの違い
encounter も「出会う・遭遇する」という意味ですが、run intoよりフォーマルで、文章や報告でもよく使われます。
We encountered several problems during the test.
テスト中にいくつかの問題に遭遇しました。
We ran into a few problems during the test.
テスト中にちょっと問題が起きました。
会話ならrun into、少し客観的・改まった説明ならencounterが使いやすいでしょう。
「走って中へ入る」との見分け方
run into がいつも句動詞とは限りません。intoが場所を表し、文字どおり「走って中へ入る」場合もあります。
She ran into the room.
彼女は部屋へ駆け込みました。
She ran into her boss.
彼女は上司に偶然会いました。
後ろがroom・building・houseなどの場所なら「中へ駆け込む」、後ろが人・物・問題なら「偶然会う・ぶつかる・直面する」と文脈から判断できます。
Run intoを使った自然な会話
友達に偶然会った話
A: You’ll never guess who I ran into yesterday.
昨日誰にばったり会ったか、きっとわからないよ。
B: Who?
誰?
A: Lisa from college!
大学時代のリサ!
B: No way! How has she been?
まさか!彼女、元気だった?
久しぶりの相手の近況を聞く表現は、How have you been?の意味と返し方でも詳しく解説しています。
仕事で問題が起きた話
A: How’s the project going?
プロジェクトはどう?
B: We ran into a small problem, but we figured it out.
ちょっと問題が起きたけど、解決できたよ。
問題を考えて解決するfigure outは、Figure outの意味とfind outとの違いとセットで覚えると、仕事の会話が広がります。
発音ではrunとintoがつながる
自然な会話では、runとintoを一語ずつ切らず、run‿into のようにつなげて発音します。「ラン・イントゥー」より「ラニントゥ」のように聞こえることがあります。
I ran into her. も、ranとintoがつながって「ラニントゥ」のように聞こえます。まずはran intoをひとかたまりで声に出すと、聞き取りやすく、使いやすくなります。
まとめ
run into のコアイメージは、「進んでいたら予期せず何かの領域に入り込み、接触する」ことです。
- run into a person:人に偶然会う
- run into an object:物にぶつかる
- run into a problem:問題に直面する
- ran into:run intoの過去形
- bump into:人にばったり会う・軽くぶつかる
- come across:物や情報を偶然見つける
- encounter:ややフォーマルな「遭遇する」
まずは「昨日、駅で友達に偶然会った」を、I ran into a friend at the station yesterday. と言ってみましょう。runとintoのイメージがつながれば、複数の意味を別々に暗記する必要はありません。










