To be honestの意味は?「正直に言うと」の使い方と似た表現の違い

To be honest(正直に言うと)を使って会話する女性

英語で本音を伝えたいとき、便利なのが To be honest です。日本語では「正直に言うと」「本音を言えば」にあたり、好みや迷い、少し言いにくい意見を切り出すときに使えます。

先に結論

To be honest, +文 で「正直に言うと〜です」。会話でも文章でも使えます。ただし、否定的な意見の前に置くと「率直に言わせてもらうと」という予告にもなるため、内容によっては少しやわらげるのがコツです。

To be honestの意味は「正直に言うと」

To be honest は、話し手がこれから自分の率直な気持ちや判断を伝えることを示すフレーズです。辞書的な訳は「正直であるために」ではなく、文全体にかかる慣用的な表現として「正直に言うと」「本音を言えば」と捉えると自然です。

To be honest, I’m a little tired.
正直に言うと、少し疲れています。

To be honest, I don’t know.
正直に言うと、分かりません。

To be honest, I prefer the first one.
正直に言うと、私は最初のほうが好きです。

大げさな告白だけに使う表現ではありません。「どちらの服がいい?」「週末の予定はどう?」といった日常の質問に、自分の本当の好みや状態を答える場面でもごく普通に登場します。

To be honestの基本的な使い方

1.文頭に置くのが最も分かりやすい

初心者の方は、まず To be honest, +主語+動詞 の形を覚えましょう。文頭に置くと「ここから本音を言います」という合図になります。書くときは後ろにコンマを置くのが一般的です。

To be honest, I didn’t enjoy the movie.
正直に言うと、その映画は楽しめませんでした。

To be honest, I’m not sure this plan will work.
正直に言うと、この計画がうまくいくか分かりません。

2.文末に置くこともできる

先に意見を述べ、最後に「まあ、正直なところね」と付け足す言い方もできます。文頭より会話的で、後から本音であることを補足する響きです。

I don’t really want to go, to be honest.
あまり行きたくないんです、正直なところ。

It was disappointing, to be honest.
正直なところ、残念でした。

3.文の途中にも入る

主語の後などに挟むこともありますが、語順に迷うなら文頭か文末で十分です。

I, to be honest, expected a better result.
正直なところ、私はもっと良い結果を期待していました。

よく使う場面別の例文

好みや感想を言う

A: What do you think of this dress?
このワンピース、どう思う?

B: To be honest, I like the blue one better.
正直に言うと、青いほうが好きかな。

相手の選択を真っ向から否定せず、自分の好みとして伝えているのがポイントです。

誘いや依頼を断る

To be honest, I’m too tired to go out tonight.
正直に言うと、今夜出かけるには疲れすぎています。

To be honest, I don’t have time to take on another project.
正直に言うと、別の案件を引き受ける時間がありません。

理由を率直に説明できる一方、ぶっきらぼうにならないように Thanks for asking, but…I’m sorry, but… と組み合わせると丁寧です。

分からない・自信がないと伝える

To be honest, I have no idea what happened.
正直に言うと、何が起きたのかまったく分かりません。

To be honest, I’m not sure how to answer that.
正直に言うと、それにどう答えればいいか分かりません。

無理に知ったふりをせず、今の状態を誠実に伝える表現として使えます。

仕事で意見や懸念を伝える

To be honest, I think we need more time.
正直に申し上げると、もう少し時間が必要だと思います。

To be honest, I’m concerned about the deadline.
率直に言うと、締め切りが心配です。

仕事では、本題を断定だけで終わらせず、理由や代案も続けると建設的です。たとえば Could we move it to Friday?(金曜日に延ばせますか?)と提案すれば、単なる否定になりません。

To be honestは失礼?使うときの注意点

フレーズ自体は失礼ではありません。ただし、後ろに強い批判を続けると「はっきり言うけど」と身構えさせることがあります。また、文脈によっては「今までは正直ではなかったの?」と冗談交じりに受け取られる可能性もあります。何にでも付けるのではなく、本当に率直さを示したい場面で使いましょう。

To be honest, your idea won’t work.
正直に言うと、あなたの案はうまくいきません。

これはかなり直接的です。次のように、自分の見方や不確かさとして表すとやわらぎます。

To be honest, I’m not sure the idea will work as it is.
正直に言うと、その案が今のままでうまくいくかは分かりません。

To be honest, I think we may need to revise a few points.
率直に言うと、いくつか修正が必要かもしれません。

I thinkI’m not suremay などを足すと、相手を責めずに意見を伝えやすくなります。

To be honest with youとの違い

To be honest with you も意味はほぼ同じで、「あなたに正直に言うと」です。with you があるぶん、聞き手との間で本音を共有する感じが少し強くなります。

To be honest with you, I’ve been thinking about changing jobs.
あなたに正直に言うと、転職を考えているんです。

とはいえ、毎回 with you を付ける必要はありません。誰に向かって話しているか明らかな日常会話では、短い To be honest のほうが軽く自然なことも多いです。

Honestlyとの違い

To be honest・To tell you the truth・Franklyのニュアンス比較
To be honestは本音を伝えるやわらかな入口。似た表現は、明かす内容や率直さの強さが少しずつ異なります。

Honestly も「正直に言うと」と訳せます。Honestly, I don’t know.To be honest, I don’t know. は、多くの場面でほぼ同じです。

ただし honestly は副詞なので使い方が広く、驚き・いら立ち・強調を表すこともあります。

Honestly, what were you thinking?
もう、本当に何を考えていたの?

この Honestly! に近い用法は、必ずしも「本音を打ち明ける」意味ではなく、話し手の感情が前に出ています。穏やかに本音へ入る合図として覚えるなら、To be honest のほうが区別しやすいでしょう。

To tell you the truthとの違い

To tell you the truth は「実を言うと」。これまで言っていなかった事実や、少し意外な真相を明かすニュアンスが出やすく、To be honest よりやや重く聞こえることがあります。

To tell you the truth, I’ve never been abroad.
実を言うと、一度も海外へ行ったことがありません。

To be honest, I’m not in the mood for pizza.
正直に言うと、今日はピザの気分ではありません。

隠していた情報や意外な事実なら To tell you the truth、その場の好みや率直な意見なら To be honest がなじみやすい、という目安です。ただし実際の会話では重なる部分も多く、厳密に使い分けなければ通じないわけではありません。

Frankly・Actuallyとの違い

Franklyは「率直に言えば」で強め

FranklyFrankly speaking は「率直に言えば」「はっきり言って」。遠慮せず意見を述べる響きがあり、批判の前では強く聞こえやすい表現です。

Frankly, the service was unacceptable.
はっきり言って、そのサービスは受け入れられませんでした。

友人との軽い好みの話なら To be honest のほうがやわらかく、仕事で明確な問題点を指摘するときには frankly が合うことがあります。

Actuallyは「実は・実際には」

Actually は、誤解を訂正したり、予想と違う事実を付け加えたりする語です。本音であることより、「あなたの想定とは違って」「実際のところ」に焦点があります。

Actually, I’ve already finished it.
実は、もう終わらせました。

To be honest, I didn’t want to finish it.
正直に言うと、それを終わらせたくありませんでした。

日本語ではどちらも「実は」と訳される場合がありますが、英語での役割は異なります。

If I’m honest・If I’m being honestも覚えておこう

If I’m honest は直訳すると「もし正直に言うなら」。自分を振り返りながら率直な答えを出す響きがあります。If I’m being honest は「今ここで本音を言うなら」という進行形の感触が少しありますが、会話ではどちらも To be honest に近い意味で使われます。

If I’m honest, I was a little jealous.
正直に言うと、少し嫉妬していました。

If I’m being honest, I need a break.
本音を言うと、休みが必要です。

TBHはTo be honestの略

チャットやSNSで見かける TBHto be honest の略で、「正直言うと」「ぶっちゃけ」に近いカジュアルな表記です。

TBH, I liked the old design better.
正直、前のデザインのほうが好きだった。

友人同士のメッセージでは便利ですが、正式なメールや顧客への文面では省略しないほうが安全です。また通常の会話では、文字を一字ずつ読むより to be honest とそのまま言うのが自然です。

文法と発音のポイント

honest は形容詞なので、be動詞の後ろは to be honest です。to be honestly とは言いません。一方、文を修飾する副詞として単独で使うなら honestly です。

発音では honesth を発音せず、「オネスト」に近くなります。そのため名詞の前では an honest person(正直な人)のように an を使います。フレーズ全体は、会話では to が弱くなり「タビ・オネスト」に近い流れで聞こえることがあります。

To be honestの使い方まとめ

  • To be honest は「正直に言うと」「本音を言えば」
  • 基本は To be honest, +文。文末にも置ける
  • Honestly は感情的な強調にも使える
  • To tell you the truth は隠していた事実を明かす響きが出やすい
  • Frankly はより直接的で強め、Actually は訂正や意外な事実
  • 批判するときは I think / I’m not sure / may などでやわらげる

まずは答えに迷ったときの To be honest, I don’t know.、好みを言う To be honest, I prefer this one. の2つから使ってみましょう。短いひと言ですが、「自分の言葉で会話している」感覚をぐっと作りやすい表現です。

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