
figure out は、「考えて理解する」「答えや方法を見つけ出す」という意味の句動詞です。単に情報を知るのではなく、手がかりを組み合わせたり、試行錯誤したりして、分からなかったものを明らかにする過程を含みます。
日本語では文脈によって「分かる」「理解する」「解決する」「突き止める」「方法を考え出す」と訳せます。大切なのは訳語ではなく、頭を使って、混乱した状態から答えを外へ出す感覚です。
この記事では、figure out のコアイメージ、使い方と語順、find out・understand・solve との違い、会話で頻出する I can’t figure out… の形を例文で解説します。
Contents
Figure outの意味は「考えて答えを外へ出す」
figure には名詞の「数字・図・人物」のほか、動詞で「考える・計算する」という使い方があります。out は、内側にあって見えなかったものが外へ出て、はっきりする方向を表します。
この2語が組み合わさった figure out は、問題や状況を頭の中で検討し、答えが見える状態まで持っていく表現です。
I finally figured out the answer.
ようやく答えが分かりました。
We need to figure out what went wrong.
何がうまくいかなかったのか突き止める必要があります。
Can you figure out how this works?
これがどう動くのか分かりますか?
答えを誰かから教えてもらったというより、自分で考えたり調べたりして到達した感じがあります。パズルだけでなく、人の気持ち、機械の使い方、仕事の問題、予定の組み方など幅広く使えます。
Figure out・find out・understandの違い

| 表現 | 中心の感覚 | 焦点 | 例 |
|---|---|---|---|
| figure out | 考えて答えを出す | 思考・試行錯誤の過程 | I figured out the problem. |
| find out | 情報を得て事実を知る | 知らなかったことの発見 | I found out the truth. |
| understand | 意味や仕組みが分かっている | 理解している状態 | I understand the problem. |
figure outは「考えた結果、分かる」
手がかりを組み合わせる、何度か試す、頭の中で整理するなど、答えへ至る過程を感じさせます。
I can’t figure out why she’s upset.
彼女がなぜ怒っているのか、考えても分かりません。
find outは「情報を得て知る」
人から聞く、メールを見る、調べるなどを通して、知らなかった事実が判明することに焦点があります。
I found out why she was upset.
彼女がなぜ怒っていたのか分かりました。
この文では、本人に聞いた、誰かから事情を聞いた、メッセージを見たなど、何らかの情報を得た可能性があります。find 自体の感覚は、be:RIZEのfindのコアイメージは「見つける」だけではないで詳しく解説しています。
understandは「理解している状態」
understand は、そこへ至った方法よりも、意味・理由・仕組みが頭に入っている状態を表します。
I understand why she’s upset.
彼女がなぜ怒っているのか理解できます。
3文を並べると違いが明確です。
- I’m trying to figure out why.:理由を考えている途中
- I found out why.:情報を得て理由が判明した
- I understand why.:理由を理解している
figure outとsolveの違い
solve は、問題・謎・方程式などに解答を与えて解決することです。figure out はより会話的で、「どうすればいいか分かる」「仕組みを理解する」まで広く使えます。
We solved the math problem.
私たちはその数学の問題を解きました。
We figured out how to use the new system.
新しいシステムの使い方が分かりました。
明確な正解がある問題には両方を使える場合があります。ただし、人の考えや機械の使い方など、「理解にたどり着く」場面では figure out が自然です。
Figure outの基本的な使い方
figure out+名詞
問題・答え・方法・予定など、考えて明らかにする対象を後ろに置きます。
Let’s figure out a solution.
解決策を考えましょう。
I’m trying to figure out the schedule.
スケジュールをどう組むか考えています。
figure out+疑問詞の節
what・why・how・where・who などを続け、「何を〜すべきか」「なぜ〜なのか」「どうやって〜するか」を考え出します。会話では非常によく使う形です。
I can’t figure out what to wear.
何を着ればいいのか決められません。
We need to figure out how to get there.
そこへどうやって行くか考える必要があります。
Have you figured out where to stay?
どこに泊まるか決まりましたか?
I’m trying to figure out who sent this.
誰がこれを送ったのか突き止めようとしています。
figure+代名詞+out
it・this・that・them などの代名詞を使うときは、通常、figure と out の間に置きます。
Don’t worry. We’ll figure it out.
心配しないで。何とか方法を見つけます。
figure it out が自然で、figure out it とは通常言いません。名詞なら figure out the problem と figure the problem out の両方が可能ですが、長い目的語は後ろに置くほうが読みやすくなります。
I can’t figure out…は「どうしても分からない」
I can’t figure out… は、考えているのに答えが出ないときの自然な表現です。単なる I don’t know. よりも、「考えたけれど分からない」という努力や戸惑いが伝わります。
I can’t figure out this app.
このアプリの使い方がどうしても分かりません。
I can’t figure out what he wants.
彼が何を望んでいるのか、どうしても分かりません。
I can’t figure out how to open this.
これをどう開ければいいのか分かりません。
「分からない」の表現全体を比較したい方は、I don’t know・I don’t understand・I’m not sureの違いも参考にしてください。
We’ll figure it out.は「何とかするよ」
We’ll figure it out. は直訳すると「私たちは答えを見つけ出します」ですが、会話では「何とか方法を見つけよう」「一緒に解決しよう」という心強い励ましになります。
A: We don’t have enough time.
A:時間が足りないよ。
B: Don’t worry. We’ll figure it out.
B:心配しないで。何とかしよう。
A: I don’t know how to fix this.
A:これをどう直せばいいか分からない。
B: Let’s figure it out together.
B:一緒に考えよう。
今すでに解決策を持っているのではなく、「これから考えて見つける」という前向きな響きがあります。
Figure outの発音と会話での聞こえ方
figure out の発音は、アメリカ英語ではおおよそ「フィギュラウト」のようにつながって聞こえます。figure の最後と out の母音が連結し、単語ごとに「フィギュア・アウト」と区切られないことがあります。
I’ll figure it out.
何とか方法を見つけます。
この文では figure it out 全体がまとまり、「フィギュリラウト」に近く聞こえる場合があります。カタカナを正解として覚えるのではなく、音声でまとまりを確認しましょう。
Figure outを使った自然な会話例
機械の使い方を考える
A: Do you know how this coffee machine works?
A:このコーヒーマシンの使い方、分かる?
B: Not yet, but I’ll figure it out.
B:まだ。でも何とか分かるようにするよ。
予定を調整する
A: When can we meet?
A:いつ会える?
B: Let me figure out my schedule and get back to you.
B:予定を確認して、また連絡するね。
原因を突き止める
A: Why isn’t the Wi-Fi working?
A:どうしてWi-Fiがつながらないの?
B: I’m trying to figure that out.
B:今、原因を調べているところ。
句動詞を「動詞+日本語訳」の丸暗記ではなく、後ろの語が加える方向から理解したい方は、be:RIZEの句動詞を基本動詞+前置詞・副詞のコアイメージで理解する方法も役立ちます。
Figure outについてよくある質問
figure outは「計算する」という意味ですか?
数字や費用を計算して答えを出す場面でも使えます。たとえば Can you figure out the total cost? は「合計費用を計算できますか?」です。ただし、使い方は計算に限らず、原因・方法・人の気持ちなどを考えて理解する場面にも広がります。
figure outは人にも使えますか?
使えます。I can’t figure him out. は「彼がどういう人なのか、何を考えているのか分からない」という意味です。人そのものを解決するのではなく、その人の性格や意図をつかめないことを表します。
figure outはフォーマルな文章で使えますか?
日常会話や一般的なビジネス会話で非常に自然です。契約書や学術論文など厳密な文章では、文脈に応じて determine・identify・calculate・solve など、対象を明確にする動詞が選ばれることもあります。
まとめ
- figure out は、考えたり試したりして答え・方法・原因を明らかにする
- find out は、情報を得て知らなかった事実を知る
- understand は、意味や仕組みが分かっている状態
- figure it out のように、代名詞は figure と out の間に置く
- I can’t figure out… は「考えてもどうしても分からない」
- We’ll figure it out. は「何とか方法を見つけよう」という励まし
まずは、自分が今考えている問題を I’m trying to figure out… の後ろに続けてみましょう。答えを知っている状態ではなく、答えへ向かって頭を動かしている場面を思い浮かべると、figure out が会話で使いやすくなります。
句動詞を、実際の音と場面で身につけてみませんか?
figure out のような句動詞は、単語を別々に訳すだけでなく、場面と音のまとまりで練習すると会話に出やすくなります。オンライン教材「beyondZ English」で、日常会話の表現を実際の音と一緒に身につけてみましょう。










