
waltz throughは、試験・面接・仕事などを「楽々とこなす」「難なく切り抜ける」という意味で使われる表現です。ただ成功しただけでなく、まるでワルツを踊るように、余裕たっぷりに進んだ印象があります。
この記事では、waltz throughの意味とニュアンス、語順、自然な例文、sail through・breeze through・get throughとの違いまで分かりやすく解説します。
Contents
waltz throughの基本的な意味
waltz through + 試験・面接・仕事などで、「それを楽々とこなす」「簡単に通過する」という意味になります。
- waltz through an exam:試験に楽々合格する
- waltz through an interview:面接を余裕で切り抜ける
- waltz through a task:仕事を難なくこなす
She waltzed through the interview.
彼女はその面接を余裕で切り抜けました。
He waltzed through the final exam.
彼は期末試験に楽々合格しました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「楽々とこなす」になる?waltzとthroughの感覚
waltzは本来「ワルツを踊る」という動詞です。優雅に軽やかに進むイメージから、比喩的に「いとも簡単に進む」という感覚が生まれます。
throughには、ある範囲の入口から出口まで抜ける感覚があります。試験や面接を一つの通過すべき範囲として捉えると、waltz through=踊るような余裕で最後まで抜けると理解できます。
throughを使う句動詞の感覚を広げたい方は、walk throughの意味と使い方も参考になります。
waltz throughの語順とよく使う形
waltz through + 名詞
基本語順はwaltz through + 通過・達成する対象です。throughの直後に名詞を置きます。
She waltzed through the presentation without looking nervous.
彼女は緊張した様子もなく、プレゼンを楽々とこなしました。
We waltzed through airport security in ten minutes.
私たちは10分で空港の保安検査をすんなり通過しました。
waltz through something with ease
with ease(簡単に、楽々と)を加えると、余裕があったことをさらに強調できます。
Maya waltzed through the training course with ease.
マヤは研修コースを難なく修了しました。
時制は普通の動詞と同じ
三人称単数はwaltzes、過去形・過去分詞はwaltzed、進行形はwaltzingです。
He always waltzes through these assignments.
彼はいつもこうした課題を簡単にこなします。
場面別の自然な例文
仕事・面接
You’ll waltz through the interview if you prepare a few examples.
具体例をいくつか準備しておけば、面接は楽に乗り切れますよ。
Our team waltzed through the client presentation.
私たちのチームはクライアント向けプレゼンを難なくこなしました。
学校・試験
She studied all week and waltzed through the test.
彼女は一週間勉強し、テストを楽々とこなしました。
I thought the course would be hard, but I waltzed through it.
その講座は難しいと思っていましたが、難なく修了できました。
日常生活・旅行
With the new app, we waltzed through check-in.
新しいアプリのおかげで、チェックインはすんなり済みました。
She waltzed through her to-do list before lunch.
彼女は昼食前にやることリストをあっさり片づけました。
少し誇張や皮肉を含むこともある
waltz throughは軽やかで遊び心のある表現です。一方、文脈によっては「本人は苦労せず簡単に通った」という驚きや、少し批判的な響きが出ることもあります。
He barely prepared, yet he waltzed through the interview.
彼はほとんど準備しなかったのに、面接をあっさり通過しました。
この文では、話し手の「そんな簡単に通るなんて」という意外さが感じられます。改まった報告書ではcomplete successfullyやpass without difficultyのほうが無難です。
waltz through・sail through・breeze through・get throughの違い

waltz through:踊るような余裕
成功の簡単さに加えて、本人が自信たっぷりで優雅に進んだような印象があります。少し比喩的で生き生きした表現です。
She waltzed through the audition.
彼女はオーディションを余裕で通過しました。
sail through:順調にすいすい進む
sail throughは、船が滑らかに進むように「問題なく順調に通過する」というイメージです。waltz throughほど人の優雅さや自信を強く描きません。
He sailed through the exam.
彼は試験を難なく通過しました。
breeze through:軽々と素早く済ませる
breeze throughは、そよ風のように抵抗なく進み、「軽々と、さっと済ませる」という感じです。日常会話でも使いやすい表現です。
She breezed through the paperwork.
彼女は書類仕事をさっと片づけました。
get through:苦労の有無を問わず終える
get throughは「終える・切り抜ける・通過する」という事実が中心です。大変だった場合にも使えるため、「楽々」という意味は含みません。
We finally got through the busy week.
私たちはようやく忙しい一週間を乗り切りました。
速く通り抜ける表現との違いも知りたい方は、zip throughとbreeze throughの違いもご覧ください。
日本人が間違えやすいポイント
throughのあとにtoを入れない
× She waltzed through to the exam.
○ She waltzed through the exam.
「試験を楽々こなす」なら、throughの直後にthe examを置きます。
waltz intoとは意味が違う
waltz into + 場所は文字どおり「踊るように入る」、または比喩的に「何食わぬ顔で入ってくる」という意味になります。
He waltzed into the office twenty minutes late.
彼は20分遅れて、悪びれもせずオフィスに入ってきました。
これは「仕事を楽々こなす」というwaltz throughとは別の形です。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
waltz throughがすぐに出てこなくても、次の基本英語で十分伝わります。
- do it very easily:とても簡単にそれをする
- pass without difficulty:苦労せず合格する・通過する
- finish it with no trouble:問題なく終える
She passed the interview without difficulty.
彼女は苦労せず面接に通りました。
He finished the task with no trouble.
彼はその仕事を問題なく終えました。
まとめ
waltz throughは、試験・面接・仕事・手続きなどを「楽々とこなす」「難なく切り抜ける」と表す句動詞です。waltzの軽やかさと、throughの「最初から最後まで抜ける」感覚が組み合わさっています。
waltz through + 名詞の語順で使い、過去の出来事ならwaltzed throughとします。滑らかな進行を表すsail through、軽快さを表すbreeze through、苦労して終える場合にも使えるget throughとの違いを意識すると、場面に合った表現を選べます。
英熟語を意味だけでなく、成り立ちやニュアンスから学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧も活用してください。









