
psych up は、試験・面接・試合・プレゼンなどの本番に向けて「気合を入れる」「自分を奮い立たせる」という意味の句動詞です。
psych myself up のように動作を表す形だけでなく、I’m psyched up.(気合が入っている)のように状態を表す形もよく使われます。この記事では、psych up の意味とニュアンス、語順、自然な例文、get excited・motivate・pump up との違いを解説します。
Contents
psych upの意味は「精神的に準備させる」
psych up は、人の気持ちを高めて、これから行うことに向けた心の準備をさせる表現です。日本語では文脈に応じて、次のように訳せます。
- 気合を入れる
- 自分を奮い立たせる
- やる気を高める
- 精神的に準備する
I psyched myself up for the interview.
面接に向けて気合を入れました。
The coach psyched the team up before the game.
コーチは試合前にチームの士気を高めました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜpsych upで「気合を入れる」になる?
psych は口語の動詞として、人の心理状態に働きかけることを表します。up には、程度やエネルギーを上げる感覚があります。
そのため psych up は、「心理的なエネルギーを上げて準備させる」と考えると意味をつかみやすくなります。
句動詞の仕組みや up の働きをまとめて学びたい方は、be:RIZEの英語の句動詞一覧と覚え方も参考になります。
psych upの語順と文法
psych up は、目的語を psych と up の間に置ける分離可能な句動詞です。
- psych myself up:自分に気合を入れる
- psych her up:彼女の気持ちを高める
- psych the team up:チームの士気を高める
名詞なら psych up the team も可能ですが、代名詞は必ず間に置きます。
○ I tried to psych myself up.
× I tried to psych up myself.
活用は psych – psyched – psyched、進行形は psyching です。動詞のスペルを psyche としないようにしましょう。
psych yourself upとbe psyched upの違い

psych yourself up:気持ちを高める動作
psych yourself up は、自分で自分を励ましたり、音楽を聴いたりして、これから行うことへの気持ちを高める動作です。
I listened to my favorite song to psych myself up.
気合を入れるために、お気に入りの曲を聴きました。
She took a deep breath and psyched herself up to speak.
彼女は深呼吸をして、話すために自分を奮い立たせました。
be psyched up:気合が入った状態
be psyched up は、すでに気持ちが高まり、本番へ向けた準備ができている状態を表します。
We’re psyched up for tomorrow’s match.
私たちは明日の試合に向けて気合十分です。
Everyone was psyched up and ready to go.
みんな気合が入り、すぐ始められる状態でした。
会話では I’m psyched! だけでも「すごく楽しみ」「テンションが上がっている」という意味になります。up を付けると、特定の本番へ向けて気持ちを作ったニュアンスがより出やすくなります。
for・about・to不定詞の使い方
| 形 | 使い方 | 例 |
|---|---|---|
| psych 人 up for 名詞 | 行事・本番に向けて気合を入れる | psych myself up for the exam |
| psych 人 up to 動詞 | 何かをするために奮い立たせる | psych myself up to call her |
| be psyched about 名詞 | 〜をとても楽しみにしている | be psyched about the trip |
I’m trying to psych myself up to ask for a raise.
昇給をお願いするために、気持ちを奮い立たせようとしています。
She’s really psyched about her new job.
彼女は新しい仕事をとても楽しみにしています。
しゅみすけ(大山俊輔)
日常会話・仕事で使える例文
仕事・学校
I need a few minutes to psych myself up before the presentation.
プレゼン前に気合を入れる時間が数分必要です。
Our manager gave us a short speech to psych us up.
マネージャーは私たちの士気を高めるために短いスピーチをしました。
He psyched himself up to take the entrance exam again.
彼はもう一度入試を受けるために自分を奮い立たせました。
恋愛・人間関係
I had to psych myself up before telling him how I felt.
彼に気持ちを伝える前に、勇気を奮い起こす必要がありました。
My friend psyched me up to go to the party.
友達がパーティーへ行く気にさせてくれました。
スポーツ・旅行・暮らし
The players were psyched up by the cheering crowd.
選手たちは観客の声援で気合が入りました。
I psyched myself up for my first solo trip abroad.
初めての海外一人旅に向けて気合を入れました。
Let’s play some music and get psyched up.
音楽をかけて気分を盛り上げよう。
get excited・motivate・pump upとの違い
| 表現 | 中心の意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| psych up | 本番へ向けて精神的に準備する | 意識的に気持ちや自信を高める |
| get excited | わくわくする・興奮する | 楽しみな気持ちが自然に高まることも多い |
| motivate | やる気を起こさせる | 行動する理由や意欲を与える、やや広く硬め |
| pump up | テンションや士気を上げる | 音楽・声援などで勢いよく盛り上げる口語表現 |
I’m excited about the concert. は「コンサートが楽しみ」です。I’m psyching myself up for the concert. なら、出演する・人前に立つなど、何らかの挑戦に向けて気持ちを作っている響きになります。
psych outとの違い
psych up と psych out は、方向がほぼ反対です。
- psych up:自信・意欲を高める
- psych out:心理的に揺さぶり、自信・集中を失わせる
The coach psyched us up, but the other team’s confidence psyched us out.
コーチは私たちに気合を入れてくれましたが、相手チームの自信に満ちた様子を見て怖気づいてしまいました。
反対方向のニュアンスは、psych outの意味と使い方で詳しく解説しています。
日本人が間違えやすいポイント
- 代名詞は psych me up / psych yourself up のように間へ置く
- 過去形は psyched up とする
- be psyched は「精神的におかしい」ではなく、口語では「とても楽しみ・興奮している」
- 単なる楽しさより、本番や挑戦へ向けた心の準備に psych up が合う
簡単な英語で言い換えるなら
psych up が出てこないときは、次の基本表現で十分伝わります。
- I tried to get ready mentally.
気持ちの準備をしようとしました。 - I told myself I could do it.
自分ならできると言い聞かせました。 - The coach made us feel confident.
コーチが私たちに自信を持たせてくれました。 - I’m ready and excited.
準備ができて、気持ちも高まっています。
まとめ
psych up は、試験・面接・試合などへ向けて「気合を入れる」「自分を奮い立たせる」という句動詞です。
psych yourself up は気持ちを高める動作、be psyched up は気合が入った状態を表します。単にわくわくする get excited よりも、これからの挑戦へ向けて意識的に心を整えるニュアンスがポイントです。
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もご覧ください。









