
whittle downは、「候補・人数・費用・選択肢などを少しずつ減らす」「段階的に絞り込む」という意味の句動詞です。
一度に大幅に減らすのではなく、一つずつ検討したり、小さな削減を重ねたりして、最終的に扱いやすい数まで減らすニュアンスがあります。
- We whittled the list down to five candidates.
私たちはリストを5人の候補者まで絞り込みました。 - She is trying to whittle down her monthly expenses.
彼女は毎月の支出を少しずつ減らそうとしています。
Contents
whittle downの意味とコアイメージ
whittleは、本来、ナイフなどで木を少しずつ削ることを表します。そこにdownが加わり、「量・数・規模が小さくなる」という方向が示されます。
句動詞のwhittle downでは、その物理的な動作が比喩的に広がり、次の流れを表します。
大きなまとまりから、不要な部分を少しずつ削り、最終的に小さくする
そのため、次のような目的語と相性が良い表現です。
- a list(リスト)
- the number of candidates(候補者の数)
- the options(選択肢)
- expenses / costs(支出・費用)
- debt(借金)
- the field(候補者・参加者全体)
しゅみすけ(大山俊輔)

whittle downの語順
whittle down+目的語
whittle down+減らすものという語順が使えます。
- We need to whittle down the options.
選択肢を絞り込む必要があります。 - The team managed to whittle down its expenses.
チームはなんとか支出を少しずつ減らしました。
whittle+目的語+down
whittle+目的語+downという語順も自然です。
- They whittled the guest list down.
彼らは招待客のリストを絞りました。
目的語が代名詞の場合は、whittle it down、whittle them downのように間へ置きます。
- There are ten choices now. Can we whittle them down?
今は10個の選択肢があります。もう少し絞れますか。
whittle down themとは通常言いません。
whittle A down to B
「AをBまで減らす」と到達点まで示すなら、whittle A down to Bを使います。
- We whittled 30 applications down to six.
30件の応募を6件まで絞り込みました。 - She whittled her choices down to two.
彼女は選択肢を2つまで絞りました。
toの後ろには、最終的に残った数・量・状態を置きます。
候補や選択肢を絞る例文
- We’ve whittled the shortlist down to three people.
最終候補者を3人まで絞りました。 - It took us hours to whittle down the restaurant choices.
レストランの候補を絞るのに何時間もかかりました。 - The judges will whittle the field down to ten finalists.
審査員は参加者を10人の決勝進出者まで絞ります。 - I started with 50 photos and whittled them down to eight.
50枚の写真から始めて、8枚まで絞りました。
採用、コンテスト、買い物、旅行計画など、候補を比較して段階的に減らす場面にぴったりです。
費用・借金・作業量を減らす例文
- We’re looking for ways to whittle down the budget.
予算を少しずつ削減する方法を探しています。 - He has been whittling down his credit card debt.
彼はクレジットカードの借金を少しずつ減らしています。 - Automation helped us whittle down the workload.
自動化のおかげで、作業量を徐々に減らせました。 - Small changes can whittle down your monthly costs.
小さな変更を重ねれば、毎月の費用を減らせます。
この用法でも、1回の大幅削減より、複数回の小さな削減を積み重ねる感じがあります。
whittle downとnarrow downの違い
narrow downも「候補や範囲を絞り込む」という意味です。
- We narrowed down the cause of the problem.
問題の原因を絞り込みました。
違いは焦点にあります。
- narrow down:範囲を狭め、焦点を合わせる
- whittle down:不要なものを少しずつ取り除き、数や量を減らす
原因・場所・検索範囲などを絞る場合はnarrow downが自然です。候補者、リスト、予算などを段階的に減らす場合はwhittle downのイメージが生きます。
詳しくはnarrow downの意味・使い方もご覧ください。
whittle downと似た表現の違い
cut down:量や使用を減らす
cut downは、消費量・支出・使用量などを減らす一般的な句動詞です。
- I’m trying to cut down on sugar.
砂糖を控えようとしています。
cutには一度に切る感覚もあります。whittle downは、小さな削減を重ねる過程をより強く感じさせます。
reduce:量・数・程度を減らす
reduceは、幅広いものを「減らす」と表せる中立的で、やや改まった語です。
- The company reduced its operating costs.
会社は運営費を削減しました。
どのように減らしたかは表しません。段階的に削ったことを強調したいときはwhittle downが適しています。
eliminate:完全に取り除く
eliminateは、不要な候補・問題・危険などを完全に除外することに焦点があります。
- We eliminated three candidates.
3人の候補者を除外しました。
一つずつeliminateした結果、リスト全体をwhittle downできる、と考えられます。
pare down:余分なものを削って簡素にする
pare downは、計画・文章・組織・持ち物などから余分な部分を削り、簡潔・効率的にする表現です。
- We pared the report down to ten pages.
報告書を10ページまで短くしました。
whittle downは段階的な減少、pare downは余分な部分を削ってすっきりさせることに焦点があります。
日本人が注意したいポイント
whittleだけでは「木を削る」が基本
whittleを単独で使うと、木をナイフで削る物理的な意味が中心です。数や候補を減らす比喩では、通常downを伴います。
一気にゼロにする表現ではない
whittle downは、ある程度まで徐々に減らす表現です。「完全になくす」を表したい場合は、eliminate、get rid of、reduce to zeroなどを検討します。
人を疲れさせて屈服させる意味と混同しない
wear someone downは、「人を徐々に疲れさせる・抵抗する力を失わせる」という別の句動詞です。
- The long negotiations wore us down.
長い交渉で私たちは疲れ果てました。
whittle downは、主に数・量・リストなどを減らします。
whittle downが出てこないときの簡単な言い換え
- We reduced the list little by little.
私たちはリストを少しずつ減らしました。 - We chose five from the original 30.
最初の30件から5件を選びました。 - We removed the options we didn’t need.
必要のない選択肢を除きました。 - Now we only have three choices.
今では選択肢が3つだけになりました。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
whittle downは、「候補・人数・費用などを少しずつ減らす、段階的に絞り込む」という句動詞です。
- コアイメージは「木を薄く削るように少しずつ減らす」
- whittle A down to B:AをBまで減らす
- 代名詞はwhittle it downの語順
- narrow downは範囲を狭めることに焦点
- reduceより減らしていく過程が見えやすい
まずは、We whittled the list down to five.の形から覚えてみましょう。
ほかの英熟語・句動詞も意味の仕組みから学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。









