
zero chance は、「可能性がまったくない」「絶対にあり得ない」という意味の、強く断定的な英語表現です。単に可能性が低いのではなく、話し手が可能性をゼロだと判断していることをはっきり伝えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
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zero chanceの意味
There is zero chance that … で「〜する可能性はゼロです」、have zero chance of doing で「〜する見込みがまったくない」という意味になります。
- There’s zero chance that + 文:〜する可能性はまったくない
- have zero chance of + 名詞・動名詞:〜の/〜する見込みがゼロである
- with zero chance of + 名詞・動名詞:〜の可能性がまったくない状態で
zero は「ゼロの」、chance はここでは「可能性・見込み」。直訳どおり「可能性がゼロ」で、意味を推測しやすい組み合わせです。
zero chanceのニュアンス
zero chance は客観的な確率計算だけでなく、話し手の強い確信や拒否を表すことがあります。たとえば There’s zero chance I’m doing that. は、未来予測というより「そんなことは絶対にしない」という意思表示です。
日常会話、スポーツ、計画の見通しなどでは自然ですが、人の能力や努力について使うと冷たく聞こえる場合があります。仕事の提案や相手の希望を丁寧に否定するときは、It’s very unlikely. や I don’t think that’s feasible. のほうが柔らかいでしょう。
zero chanceの自然な使い方と例文
1. There’s zero chance that …
There’s zero chance that we’ll finish this by noon.
これを正午までに終えられる可能性はまったくありません。
There’s zero chance that she forgot the appointment.
彼女がその約束を忘れた可能性はゼロです。
There’s zero chance I’m going out in this storm.
この嵐の中、外出するなんて絶対に嫌です。
会話では that がよく省略されます。特に主語が I の場合は、「私は絶対に〜しない」という強い意思を表しやすくなります。
2. have zero chance of doing
We have zero chance of catching the last train.
終電に間に合う見込みはまったくありません。
The team has zero chance of winning without its best player.
そのチームは主力選手なしでは勝てる見込みがまったくありません。
You have zero chance of getting a refund without the receipt.
レシートなしで返金してもらえる可能性はありません。
of の後ろには名詞、または動詞の -ing形 を置きます。zero chance to win よりも zero chance of winning が基本です。
3. 名詞を続ける
There is zero chance of rain today.
今日は雨が降る可能性はまったくありません。
The plan offers zero chance of success.
その計画に成功の見込みはまったくありません。

似た表現との違い
zero chanceとno chanceの違い
no chance も「可能性がない」という意味で、多くの場面で zero chance と置き換えられます。zero chance は「ゼロ」を明示するため、完全にあり得ないことを強調する響きがあります。no chance はより一般的で会話になじみます。
There’s no chance we’ll arrive on time.
時間どおりに着くのは無理そうです。
There’s zero chance we’ll arrive on time.
時間どおりに着ける可能性は完全にゼロです。
zero chanceとslim chanceの違い
slim chance は「可能性は低いが、ゼロではない」です。わずかな望みを残す点が大きく異なります。
There’s a slim chance we can still make it.
まだ間に合う可能性がわずかにあります。
zero chanceとnot a chanceの違い
Not a chance! は「絶対に嫌だ」「あり得ない」と強く拒否する会話表現です。zero chance は文中で可能性を説明できますが、not a chance は独立した返答としてよく使われます。
“Can I borrow your car?” “Not a chance!”
「車を借りてもいい?」「絶対ダメ!」
very unlikelyとの違い
very unlikely は「可能性が非常に低い」で、zero chance より慎重で柔らかい言い方です。断定を避けたい仕事の場面や、予測に不確実性がある場合に向いています。
よくある間違いと注意点
- ofの後ろを原形にする:zero chance of win ではなく zero chance of winning とします。
- a zero chanceとする:通常は zero chance と冠詞なしで使います。There is a zero chance は不自然です。
- zero possibilityを多用する:文法的には可能ですが、日常会話では zero chance のほうが自然です。
- 断定しすぎる:本当にゼロと言い切れない場合は almost no chance、little chance、very unlikely を使いましょう。
- 相手の努力を切り捨てる:You have zero chance. は非常に冷たく響きます。理由や代案を添えるほうが建設的です。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単に言い換えるなら
- It’s impossible.:不可能です
- It won’t happen.:それは起こりません
- There’s no way.:あり得ません
- It’s extremely unlikely.:可能性は極めて低いです
- I definitely won’t do it.:私は絶対にしません
たとえば There’s zero chance I’ll agree. は、より直接的に I definitely won’t agree.(私は絶対に同意しません)と言い換えられます。
関連表現
- almost no chance:可能性はほぼない
- little chance:可能性は低い
- a slim chance:わずかな可能性
- a good chance:十分な可能性
- a fifty-fifty chance:五分五分の可能性
まとめ
zero chance は「可能性がまったくない」と強く断定する表現です。基本形は There’s zero chance that … と have zero chance of doing。no chance より「完全なゼロ」を強調し、slim chance とは異なり望みを残しません。断定や拒否が強く響くため、丁寧に伝えたい場面では very unlikely などに弱めて使い分けましょう。









