「ふき取る」は英語で?wipe off・wipe away・blotの違いと使い分け

「ふき取る」の英語表現と使い分けを解説するアイキャッチ

「ふき取る」は、汚れを表面から取るならwipe off、涙や汗をぬぐうならwipe away、液体を押さえて吸い取るならblotが自然です。何を、どこから、どんな動きで取るかによって英語を選びます。

この記事では、「ふき取る」を直訳で一語に決めず、日常会話・仕事・人間関係などの場面に分けて、自然な英語、目的語の置き方、前置詞、よくある間違いまで整理します。最後に、難しい表現が出てこないときの簡単な言い換えも紹介します。

「ふき取る」の英語を先に一覧で確認

英語表現中心となる意味基本の型
wipe off表面についている物を布や紙でこすって取り除くwipe A off B / wipe off A
wipe away涙・汗・ほこりなどを、ぬぐって見えなくするwipe away A / wipe A away
blot液体をこすらず、布や紙で軽く押さえて吸い取るblot A with B / blot A dry

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「ふき取る」だけを見て英単語を一つ選ぶのではなく、「誰が・何を・どんな目的でそうするのか」を先に具体的にすると、英語を選びやすくなります。

wipe off:表面についている物を布や紙でこすって取り除く

wipe offの基本形はwipe A off B / wipe off Aです。日本語では目的語や相手を省略しやすい一方、英語では「何を」「誰に」「何と比べて」を文の中に置くと意味が明確になります。

  • Please wipe the water off the table.
    テーブルの水をふき取ってください。
  • She wiped the sauce off her shirt.
    彼女はシャツについたソースをふき取りました。
  • I wiped off the kitchen counter after dinner.
    夕食後、キッチンの台をふきました。

会話では前後の状況が明らかなら短く言えますが、仕事の連絡では対象を省かないほうが誤解を防げます。依頼にするときはPlease ...、少し柔らかくするならCould you ...?、自分が担当すると伝えるならI'll ...が便利です。

wipe away:涙・汗・ほこりなどを、ぬぐって見えなくする

wipe awayの基本形はwipe away A / wipe A awayです。日本語では目的語や相手を省略しやすい一方、英語では「何を」「誰に」「何と比べて」を文の中に置くと意味が明確になります。

  • He quietly wiped away his tears.
    彼は静かに涙をぬぐいました。
  • Wipe away the dust before you paint it.
    塗装する前にほこりをふき取ってください。
  • She wiped the sweat away with a towel.
    彼女はタオルで汗をぬぐいました。

会話では前後の状況が明らかなら短く言えますが、仕事の連絡では対象を省かないほうが誤解を防げます。依頼にするときはPlease ...、少し柔らかくするならCould you ...?、自分が担当すると伝えるならI'll ...が便利です。

blot:液体をこすらず、布や紙で軽く押さえて吸い取る

blotの基本形はblot A with B / blot A dryです。日本語では目的語や相手を省略しやすい一方、英語では「何を」「誰に」「何と比べて」を文の中に置くと意味が明確になります。

  • Blot the stain with a clean cloth.
    汚れを清潔な布で押さえて吸い取ってください。
  • Don’t rub it—just blot the wine.
    こすらず、ワインを押さえて吸い取ってください。
  • She blotted her face dry with a towel.
    彼女はタオルで顔の水気を押さえて取りました。

会話では前後の状況が明らかなら短く言えますが、仕事の連絡では対象を省かないほうが誤解を防げます。依頼にするときはPlease ...、少し柔らかくするならCould you ...?、自分が担当すると伝えるならI'll ...が便利です。

ふき取るを表すwipe off・wipe away・blotの違い

場面別:「ふき取る」を自然に言い分ける

日本語の場面自然な英語
机の水wipe the water off the desk
窓の結露wipe the condensation off the window
wipe away your tears
額の汗wipe the sweat from your forehead
ワインの染みblot the wine stain
洗った野菜の水気pat the vegetables dry

同じ日本語でも、日常生活では動作が見えているため短い基本語が好まれます。一方、仕事では、対象・判断基準・担当者・期限などを具体的に伝える必要があります。英語表現の難しさよりも、必要な情報が文に入っているかを優先してください。

自動詞・他動詞、目的語と前置詞

英語では動詞の後ろにそのまま目的語を置く形と、前置詞を介して相手・場所・比較対象を示す形を区別します。この記事で紹介した基本形を、単語ではなく短いかたまりで覚えるのが安全です。

  • wipe A off B / wipe off A:表面についている物を布や紙でこすって取り除く
  • wipe away A / wipe A away:涙・汗・ほこりなどを、ぬぐって見えなくする
  • blot A with B / blot A dry:液体をこすらず、布や紙で軽く押さえて吸い取る

代名詞を使う場合も語順に注意します。また、目的語が長い仕事文では、誰が何をするかを先に置き、補足情報を後ろへ続けると読みやすくなります。受け身は、行為者より対象や結果を中心に述べたいときに使えます。

日常会話と仕事での違い

日常会話では短く、結果を伝える

家庭や友人との会話では、目の前の状況を共有しているので、基本動詞や短い説明で十分です。完璧な専門語を思い出そうとして会話を止めるより、目的や結果を一文足すほうが伝わります。

仕事では対象と基準を明示する

仕事の英語では、「ふき取る」という行為だけでなく、対象、相手、期限、理由、完了した結果まで示すと実務的です。依頼するときはCould you ... by Friday?、進捗を伝えるならI've ...、今後の担当を示すならI'll ...の型が役立ちます。

日本人が間違えやすいポイント

  • wipeは「ふく」という動作全体を表せますが、取れた物を明示するならoffやawayが役立ちます。
  • blotは強くこする動作ではありません。染みを広げたくないときに、上から押さえる動きです。
  • wipe off the tableは「テーブルをふく」、wipe the water off the tableは「テーブルから水をふき取る」です。

辞書の最初に載っている訳だけで決めると、文法的には正しくても場面に合わない英語になることがあります。表現を覚えるときは、代表的な目的語と一緒に声に出し、自分の生活や仕事の内容へ置き換えてみてください。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい動詞を忘れても大丈夫です。「最初はどうだったか」「何をしたか」「その結果どうなったか」を二文に分ければ、知っている英語で十分に説明できます。

しゅみすけ式:「ふき取る」が出てこないときの簡単な言い換え

専門的な単語が出てこないときは、①基本動詞を使う、②目的を説明する、③結果を説明する、④一文を二文に分ける、の順で考えます。次の表現なら中学英語を中心に組み立てられます。

  • I used a towel to remove the water.
    タオルを使って水を取りました。
  • Please clean this spot with a cloth.
    この部分を布できれいにしてください。
  • Don’t rub it. Press a paper towel on it.
    こすらないでください。ペーパータオルを上から当ててください。

たとえば「ふき取る」という日本語をそのまま訳せなくても、実際に行った動作や変化を説明すれば相手は理解できます。会話では、一語の正解よりも、短い文を止まらずに続けることが大切です。

ミニ会話で確認

A: What are you doing?
何をしているのですか。
B: I’m dealing with it now. I want to make sure everything is clear.
今対応しています。すべて明確になっているか確かめたいです。

A: Do you need any help?
何か手伝いましょうか。
B: Thanks. Could you check this part with me?
ありがとう。この部分を一緒に確認してもらえますか。

よくある質問

最も一般的な「ふき取る」の英語はどれですか?

最も一般的な表現は場面によって変わります。まずはこの記事の一覧で、自分がよく使う場面に近い表現を一つ選び、代表例文ごと覚えてください。

フォーマルな仕事でも使えますか?

はい。ただし日常的な表現でも、対象・期限・理由を明示すれば仕事で十分使えます。より事務的な語が必要な場面だけ、フォーマルな選択肢を使いましょう。

前置詞まで覚える必要がありますか?

必要です。動詞一語だけでなく、wipe A off B / wipe off Aのような基本形で覚えると、実際の会話やメールで語順に迷いにくくなります。

関連表現

似た場面の表現もあわせて確認すると使い分けが整理できます。こするの記事では、関連する意味・語順・例文を詳しく解説しています。

まとめ

  • wipe off:表面についている物を布や紙でこすって取り除く
  • wipe away:涙・汗・ほこりなどを、ぬぐって見えなくする
  • blot:液体をこすらず、布や紙で軽く押さえて吸い取る

「ふき取る」は、日本語に対応する英単語を一つ暗記するより、場面と目的語をセットにして覚えるほうが実践的です。迷ったときは、難しい表現にこだわらず、何をしたかと結果を簡単な英語で説明してみてください。

完了した「ふき取り」を時制で伝える

作業前の依頼ならPlease wipe the spill off the floor.、作業中ならI’m wiping it up now.、完了報告ならI’ve wiped the table clean.が自然です。cleanを目的格補語にすると「ふいた結果、きれいになった」まで一文で示せます。ホテルや清掃の連絡では、対象と完了結果を明示すると誤解が減ります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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