「取りまとめる」は英語で?compile・coordinate・put togetherの違い

「取りまとめる」の英語表現と使い分けを解説するアイキャッチ

「取りまとめる」は、情報や回答を一つに集めるならcompile、人や日程を調整して全体を動かすならcoordinate、資料や提案を形にするならput togetherが自然です。「取りまとめ役」はcoordinatorやperson in chargeで表せます。

この記事では、「取りまとめる」を直訳で一語に決めず、日常会話・仕事・人間関係などの場面に分けて、自然な英語、目的語の置き方、前置詞、よくある間違いまで整理します。最後に、難しい表現が出てこないときの簡単な言い換えも紹介します。

「取りまとめる」の英語を先に一覧で確認

英語表現中心となる意味基本の型
compile複数の情報・回答・データを集めて一覧や資料にするcompile A from B
coordinate人・部署・予定・作業の間を調整し、全体を進めるcoordinate A / coordinate with B
put together資料・計画・チームなどの要素を集め、一つの形にするput together A / put A together

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「取りまとめる」だけを見て英単語を一つ選ぶのではなく、「誰が・何を・どんな目的でそうするのか」を先に具体的にすると、英語を選びやすくなります。

compile:複数の情報・回答・データを集めて一覧や資料にする

compileの基本形はcompile A from Bです。日本語では目的語や相手を省略しやすい一方、英語では「何を」「誰に」「何と比べて」を文の中に置くと意味が明確になります。

  • I’ll compile the survey responses.
    アンケートの回答を取りまとめます。
  • She compiled the data into one report.
    彼女はデータを一つの報告書にまとめました。
  • We are compiling a list of participants.
    参加者一覧を取りまとめています。

会話では前後の状況が明らかなら短く言えますが、仕事の連絡では対象を省かないほうが誤解を防げます。依頼にするときはPlease ...、少し柔らかくするならCould you ...?、自分が担当すると伝えるならI'll ...が便利です。

coordinate:人・部署・予定・作業の間を調整し、全体を進める

coordinateの基本形はcoordinate A / coordinate with Bです。日本語では目的語や相手を省略しやすい一方、英語では「何を」「誰に」「何と比べて」を文の中に置くと意味が明確になります。

  • Ken will coordinate the project.
    ケンがプロジェクトを取りまとめます。
  • I’ll coordinate with the regional offices.
    各地域の事業所と調整します。
  • She coordinated everyone’s schedules.
    彼女は全員の日程を取りまとめました。

会話では前後の状況が明らかなら短く言えますが、仕事の連絡では対象を省かないほうが誤解を防げます。依頼にするときはPlease ...、少し柔らかくするならCould you ...?、自分が担当すると伝えるならI'll ...が便利です。

put together:資料・計画・チームなどの要素を集め、一つの形にする

put togetherの基本形はput together A / put A togetherです。日本語では目的語や相手を省略しやすい一方、英語では「何を」「誰に」「何と比べて」を文の中に置くと意味が明確になります。

  • I put together a proposal for Friday.
    金曜日に向けて提案書をまとめました。
  • Could you put the comments together?
    コメントを取りまとめてもらえますか。
  • They put together a small project team.
    彼らは小規模なプロジェクトチームを編成しました。

会話では前後の状況が明らかなら短く言えますが、仕事の連絡では対象を省かないほうが誤解を防げます。依頼にするときはPlease ...、少し柔らかくするならCould you ...?、自分が担当すると伝えるならI'll ...が便利です。

取りまとめるを表すcompile・coordinate・put togetherの違い

場面別:「取りまとめる」を自然に言い分ける

日本語の場面自然な英語
回答の集約compile the responses
データを報告書にするcompile the data into a report
部署間の調整coordinate the departments
日程の取りまとめcoordinate everyone's schedules
提案書を作るput together a proposal
意見を一つにするbring the different views together

同じ日本語でも、日常生活では動作が見えているため短い基本語が好まれます。一方、仕事では、対象・判断基準・担当者・期限などを具体的に伝える必要があります。英語表現の難しさよりも、必要な情報が文に入っているかを優先してください。

自動詞・他動詞、目的語と前置詞

英語では動詞の後ろにそのまま目的語を置く形と、前置詞を介して相手・場所・比較対象を示す形を区別します。この記事で紹介した基本形を、単語ではなく短いかたまりで覚えるのが安全です。

  • compile A from B:複数の情報・回答・データを集めて一覧や資料にする
  • coordinate A / coordinate with B:人・部署・予定・作業の間を調整し、全体を進める
  • put together A / put A together:資料・計画・チームなどの要素を集め、一つの形にする

代名詞を使う場合も語順に注意します。また、目的語が長い仕事文では、誰が何をするかを先に置き、補足情報を後ろへ続けると読みやすくなります。受け身は、行為者より対象や結果を中心に述べたいときに使えます。

日常会話と仕事での違い

日常会話では短く、結果を伝える

家庭や友人との会話では、目の前の状況を共有しているので、基本動詞や短い説明で十分です。完璧な専門語を思い出そうとして会話を止めるより、目的や結果を一文足すほうが伝わります。

仕事では対象と基準を明示する

仕事の英語では、「取りまとめる」という行為だけでなく、対象、相手、期限、理由、完了した結果まで示すと実務的です。依頼するときはCould you ... by Friday?、進捗を伝えるならI've ...、今後の担当を示すならI'll ...の型が役立ちます。

日本人が間違えやすいポイント

  • summarizeは内容を短く要約する語です。集めて一覧化するcompileとは作業が違います。
  • coordinateは自分で全部作るより、関係者の動きを調整するニュアンスです。
  • collectは「集める」段階まで。整理して成果物にするならcompileやput togetherが適します。

辞書の最初に載っている訳だけで決めると、文法的には正しくても場面に合わない英語になることがあります。表現を覚えるときは、代表的な目的語と一緒に声に出し、自分の生活や仕事の内容へ置き換えてみてください。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい動詞を忘れても大丈夫です。「最初はどうだったか」「何をしたか」「その結果どうなったか」を二文に分ければ、知っている英語で十分に説明できます。

しゅみすけ式:「取りまとめる」が出てこないときの簡単な言い換え

専門的な単語が出てこないときは、①基本動詞を使う、②目的を説明する、③結果を説明する、④一文を二文に分ける、の順で考えます。次の表現なら中学英語を中心に組み立てられます。

  • I’ll collect everyone’s answers and make one list.
    全員の回答を集めて一つの一覧にします。
  • I’ll talk to each team and arrange the schedule.
    各チームと話して日程を調整します。
  • I’ll make one report from these documents.
    これらの資料から一つの報告書を作ります。

たとえば「取りまとめる」という日本語をそのまま訳せなくても、実際に行った動作や変化を説明すれば相手は理解できます。会話では、一語の正解よりも、短い文を止まらずに続けることが大切です。

ミニ会話で確認

A: What are you doing?
何をしているのですか。
B: I’m dealing with it now. I want to make sure everything is clear.
今対応しています。すべて明確になっているか確かめたいです。

A: Do you need any help?
何か手伝いましょうか。
B: Thanks. Could you check this part with me?
ありがとう。この部分を一緒に確認してもらえますか。

よくある質問

最も一般的な「取りまとめる」の英語はどれですか?

最も一般的な表現は場面によって変わります。まずはこの記事の一覧で、自分がよく使う場面に近い表現を一つ選び、代表例文ごと覚えてください。

フォーマルな仕事でも使えますか?

はい。ただし日常的な表現でも、対象・期限・理由を明示すれば仕事で十分使えます。より事務的な語が必要な場面だけ、フォーマルな選択肢を使いましょう。

前置詞まで覚える必要がありますか?

必要です。動詞一語だけでなく、compile A from Bのような基本形で覚えると、実際の会話やメールで語順に迷いにくくなります。

関連表現

似た場面の表現もあわせて確認すると使い分けが整理できます。put togetherの意味の記事では、関連する意味・語順・例文を詳しく解説しています。

まとめ

  • compile:複数の情報・回答・データを集めて一覧や資料にする
  • coordinate:人・部署・予定・作業の間を調整し、全体を進める
  • put together:資料・計画・チームなどの要素を集め、一つの形にする

「取りまとめる」は、日本語に対応する英単語を一つ暗記するより、場面と目的語をセットにして覚えるほうが実践的です。迷ったときは、難しい表現にこだわらず、何をしたかと結果を簡単な英語で説明してみてください。

取りまとめの進捗を伝える

回答待ちならI’m still collecting responses from the teams.、集約中ならI’m compiling them into one document.、完了ならI’ve put together the final report.と言えます。「集める」「整理する」「成果物にする」を分けて伝えると、取りまとめ作業の現在地が明確になります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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