「誤算する」は英語で?miscalculate・misjudge・underestimateの違いと簡単な言い換え

「誤算する」は英語で?miscalculate・misjudge・underestimateの違い

「誤算する」は英語で、数字や費用の計算を誤るなら miscalculate、人や状況を見誤るなら misjudge、必要な時間・量・難しさを少なく見積もるなら underestimate が代表的です。

日本語の「誤算」は、算数の間違いだけではありません。「彼の実力を見誤った」「予想より時間がかかった」「計画どおりに進まなかった」も含みます。そのため、英語では何について、どのように見込みを誤ったのかに分けて表します。

「誤算する」の主な英語表現を比較

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
miscalculate 計算・見積もりを誤る 費用、時間、距離、リスク We miscalculated the cost.
misjudge 人・状況・タイミングを判断し損なう 能力、性格、反応、時機 I misjudged his ability.
underestimate 実際より少ない・弱い・簡単だと見る 作業量、難しさ、相手の力 We underestimated the workload.
get … wrong 予想・判断などを間違える 日常会話全般 I got the timing wrong.

一番自然な表現は場面で変わる

予算や所要時間など、数字を含む誤算には miscalculate が合います。

We miscalculated how much the project would cost.
そのプロジェクトにいくらかかるか誤算しました。

人の実力や状況を見誤った場合は misjudge が自然です。

I misjudged how experienced she was.
彼女の経験の程度を見誤りました。

実際より少なく、弱く、簡単に見ていたなら underestimate を使います。

We underestimated how long the move would take.
引っ越しにかかる時間を少なく見積もっていました。

日常会話では、難しい動詞を使わず get … wrong と言うことも多くあります。

I got the numbers wrong.
数字を間違えました。

しゅみすけ(大山俊輔)

「誤算した」をすべてmiscalculatedにする必要はありません。数字を間違えたのか、人を見誤ったのか、必要な量を少なく見たのかを先に考えましょう。

日本語の「誤算する」と英語の意味のズレ

日本語では、結果が予想から外れたときに広く「誤算だった」と言えます。しかし英語の miscalculate は、計算や計画上の見積もりを誤った感覚が中心です。

  • 費用の計算を間違えた:miscalculate the cost
  • 相手の反応を見誤った:misjudge someone’s reaction
  • 必要な時間を少なく見積もった:underestimate the time needed
  • 予想外の出来事だった:It was unexpected.
  • 計画どおりにならなかった:Things didn’t go as planned.

数字・人や状況・必要量の誤算を英語で分けるイラスト

各表現の使い方と語順

miscalculate+名詞/疑問詞節

miscalculate は他動詞として、後ろに計算や見積もりの対象を置けます。また、how much・how long・how many などの疑問詞節も続きます。

  • We miscalculated the distance.(距離を計算し損ないました)
  • I miscalculated how much food we needed.(必要な食べ物の量を誤算しました)

単純に正しい数値を出す表現は、「算出する」の英語表現で比較しています。

misjudge+名詞/疑問詞節

misjudge+人・状況・タイミング で「〜を見誤る」です。程度を誤認した場合は、how+形容詞の節も使えます。

  • I misjudged the situation.(状況を見誤りました)
  • She misjudged how serious the problem was.(彼女は問題の深刻さを見誤りました)

underestimate+名詞/疑問詞節

underestimate+人・量・重要性 で「〜を過小評価する」です。underestimate how difficult … のような疑問詞節も自然です。

  • Don’t underestimate her.(彼女を甘く見ないでください)
  • We underestimated how difficult the task would be.(その作業の難しさを低く見積もっていました)

「重要性を軽く見る」と「能力や量を低く見積もる」の違いは、「軽視する」の英語表現も参考になります。

get+名詞+wrong

get+対象+wrong は「〜を間違える」という会話的な形です。目的語が代名詞なら get it wrong とします。

  • I got the date wrong.(日付を間違えました)
  • We got it completely wrong.(私たちは完全に見込みを誤りました)

場面別に使える例文

独り言・英語日記

  • I miscalculated how much money I would need.(必要なお金を誤算しました)
  • I thought it would be easy, but I was wrong.(簡単だと思いましたが、違いました)
  • I underestimated how tired I would be.(どれほど疲れるかを甘く見ていました)

日常会話

  • I got the travel time wrong.(移動時間を読み違えました)
  • We misjudged the weather.(天候を見誤りました)
  • I didn’t expect so many people.(こんなに多くの人が来るとは思いませんでした)

仕事

  • We miscalculated the total cost.(総費用を誤算しました)
  • I misjudged the client’s reaction.(顧客の反応を見誤りました)
  • We underestimated the resources required.(必要なリソースを少なく見積もっていました)
  • The project took twice as long as expected.(プロジェクトには予想の2倍の時間がかかりました)

似た表現との違い

miscalculateとcalculate incorrectly

miscalculate は「計算・見込みを誤る」を一語で表します。calculate incorrectly は文字どおり「誤った方法や結果で計算する」という説明的な表現です。会話では I calculated it wrong. も使えます。

misjudgeとmisunderstand

misjudge は能力・性格・状況などへの判断を誤ることです。misunderstand は、発言や意味を正しく理解できないことです。相手の言葉を取り違えた場合は、「誤解する」の英語表現が合います。

underestimateとbe overconfident

underestimate は相手の力や作業の難しさを低く見ることです。be overconfident は自分の能力や成功を信じすぎることです。自信過剰が誤算の原因になった場合は、「過信する」の英語表現も確認してください。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

miscalculatemisjudge が出てこなくても、「最初はどう思ったか」「実際はどうだったか」「何が違ったか」に分ければ、基本語だけで伝えられます。

  • I thought it would cost less, but I was wrong.
    もっと安く済むと思いましたが、違いました。
  • I thought we had enough time. We didn’t.
    時間は十分あると思いましたが、ありませんでした。
  • I expected ten people, but twenty came.
    10人だと思っていましたが、20人来ました。
  • I thought he couldn’t do it, but he could.
    彼にはできないと思いましたが、できました。
  • It took much longer than I expected.
    思っていたよりずっと時間がかかりました。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい動詞が出てこないときは、I thought…, but… の形が便利です。予想と現実を二つの文で並べるだけで、「誤算だった」という結果まで伝えられます。

よくある間違い

× I mistook the cost.

mistake A for B は「AをBと取り違える」が基本です。費用を誤算したなら I miscalculated the cost. が自然です。

× I underestimated the cost. を「費用を計算し間違えた」の意味で使う

underestimate the cost は、費用を実際より低く見積もったという意味です。高く見積もりすぎた場合は overestimate the cost を使います。

× I misjudged about him.

misjudge は他動詞なので、前置詞 about は不要です。I misjudged him. とします。

× It was a miscalculate.

miscalculate は動詞です。名詞なら It was a miscalculation.(それは誤算でした)と言います。簡単には We got it wrong. でも十分です。

FAQ

Q1. 「それは大きな誤算だった」は英語で?

That was a major miscalculation. と言えます。会話なら We were very wrong about that. でも伝わります。

Q2. 「時間を誤算した」は英語で?

We miscalculated how long it would take. が自然です。単に時刻を間違えたなら We got the time wrong. と言えます。

Q3. 「相手の実力を誤算した」は英語で?

低く見ていたなら We underestimated our opponent.、判断自体を誤ったなら We misjudged our opponent’s ability. が自然です。

Q4. miscalculateの名詞形は?

miscalculation です。a costly miscalculation(高くついた誤算)、a serious miscalculation(重大な誤算)のように使えます。

Q5. 「うれしい誤算」は英語で?

直訳より、結果を具体的に言うのが自然です。たとえば It turned out better than expected.(予想以上によい結果になりました)、We got more orders than expected.(予想以上の注文が入りました)と言えます。

まとめ

「誤算する」は、何をどう見込み違いしたかによって英語が変わります。

  • 費用・時間・数量を計算し損なう:miscalculate
  • 人・状況・反応を見誤る:misjudge
  • 必要量・難しさ・相手の力を低く見る:underestimate
  • 会話で簡単に「間違える」と言う:get … wrong

単語が出てこなければ、I thought…, but I was wrong.It took longer than I expected. のように、予想と現実を基本語で並べれば伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

日本語のニュアンス表現を英語での一覧