
「昨日の言い方を反省する」「失敗を反省して次に生かす」「本人は反省している」。日本語の反省するには、振り返る・悪かったと思う・後悔する・態度を改めるなど、いくつもの意味が含まれています。
英語には、これらを全部まとめた日常的な動詞はありません。大切なのは、考え直すのか、失敗から学ぶのか、後悔するのか、相手に謝るのかを具体的にすることです。
Contents
まず結論:「反省する」の英語
- reflect on:自分の行動や出来事を振り返って考える
- learn from a mistake:失敗を反省して次に生かす
- think about what you did:自分のしたことを考える
- regret:したことを後悔する
- be sorry / apologize:悪かったと思い、相手に謝る
前向きな「反省して次に生かす」なら、learn from a mistakeが最も分かりやすい表現です。静かに振り返るならreflect onを使います。

reflect on:振り返って考える
reflect onは、過去の行動・経験・判断などを落ち着いて振り返り、その意味をよく考える表現です。必ずしも「悪いことをした」という意味ではなく、よかった点と改善点の両方を考える場合にも使えます。
I reflected on what I had said.
自分が言ったことを反省しました。
She took some time to reflect on her decision.
彼女は自分の決断について反省し、振り返る時間を取りました。
形はreflect on + 名詞・疑問詞節です。少し落ち着いた響きがあり、仕事の振り返りや自己評価にも向いています。
learn from a mistake:反省して次に生かす
日本語の「失敗を反省する」に最も近いのがlearn from a mistakeです。単に落ち込むのではなく、失敗から何かを学び、次の行動を変えることに焦点があります。
I learned from my mistake.
私は失敗を反省し、そこから学びました。
We need to learn from what happened and do better next time.
起きたことを反省して、次はもっとよくする必要があります。
「反省したなら繰り返さないで」という場合も、英語ではLearn from your mistake and don’t do it again.のように、期待する行動をはっきり伝えるほうが自然です。
think about what you did:自分のしたことを考える
think about what you didは、難しい単語を使わない会話的な表現です。親が子どもに言う「自分がしたことを反省しなさい」にも使えますが、大人同士では言い方によって強く響きます。
You need to think about what you did.
自分がしたことを反省する必要があります。
I thought carefully about what went wrong.
何がうまくいかなかったのか、よく反省しました。
自分について言うなら自然ですが、相手にThink about what you did.と言うと叱る響きになります。
regret:したことを後悔する
regretは「反省する」よりも後悔するに近い言葉です。「あんなことを言わなければよかった」というつらい気持ちを表しますが、そこから学んだかどうかまでは含みません。
I regret what I said.
自分が言ったことを反省しています/後悔しています。
He regrets hurting her feelings.
彼は彼女の気持ちを傷つけたことを反省しています。
regret・wish I had・should haveの違いは、「後悔する」の英語表現で詳しく紹介しています。
be sorry・apologize:悪かったと思って謝る
日本語の「反省しています」は、謝罪の場面で使われることがあります。しかし英語で相手に迷惑をかけたなら、振り返っていると説明するだけでなく、I’m sorry.やI apologize.で直接謝るのが基本です。
I’m sorry. I shouldn’t have said that.
反省しています。あんなことを言うべきではありませんでした。
I sincerely apologize for my behavior.
自分の行動を深く反省し、心からお詫びします。
I reflect.だけでは謝罪になりません。相手への謝罪と、今後どうするかを伝えると誠意が伝わります。
「深く反省する」は英語で?
「深く反省する」も、何を伝えたいかによって英語が変わります。
- 深く振り返る:reflect deeply on ~
- 強く後悔する:deeply regret ~
- 心から謝る:sincerely apologize for ~
- 失敗から本気で学ぶ:take the lesson seriously
I deeply regret my actions and will make sure it doesn’t happen again.
自分の行動を深く反省し、二度と起こらないようにします。
英語では「深く反省しています」だけで終わらず、will make sure it doesn’t happen againのように再発防止まで伝えると自然です。
「反省会」は英語で?
日本語の「反省会」を直訳したreflection meetingは、教育や研修など特定の文脈を除けば一般的ではありません。目的に合わせて言い換えます。
- 仕事の振り返り:review meeting
- プロジェクト終了後の検証:retrospective / post-project review
- 試合後の振り返り:post-game review
- 何が悪かったか話す:talk about what went wrong
Let’s have a review meeting and discuss what we can improve.
反省会をして、改善できることを話し合いましょう。
紹介した英語が出てこないときは?初心者向けの簡単な言い換え
reflectやregretが出てこなくても、基本的な単語だけで反省の内容を伝えられます。
- I thought about it.(そのことについて考えました)
- I know I was wrong.(自分が間違っていたと分かっています)
- I’m sorry.(ごめんなさい)
- I learned from it.(そこから学びました)
- I’ll do better next time.(次はもっとよくします)
- I won’t do it again.(もう繰り返しません)
特にI’m sorry. I learned from it. I’ll do better next time.と三つ並べれば、「謝る・反省する・次に生かす」を簡単な英語で伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
初心者なら、これでOK!
「反省する」にぴったりの難しい一語が出てこなくても大丈夫です。まずは I thought about it. や I know I was wrong. のように、知っている単語へ分解して伝えましょう。短くても、最後まで言い切れば会話はきちんと前へ進みます。
よくある間違い
- × I reflectioned.:reflectionは名詞。動詞はreflect
- △ I reflect.:何について振り返るのかがなく、通常は不自然
- △ I regret.:目的語がなく、何を後悔しているのか分かりにくい
- ○ I reflected on my behavior.:自分の行動を振り返りました
- ○ I regret what I did.:自分のしたことを後悔しています
会話で使ってみよう
A: How do you feel about yesterday’s presentation?
B: I reflected on it and found several things I can improve.
A:昨日のプレゼンについてどう思う?
B:反省して、改善できる点をいくつか見つけました。
A: Do you understand why she was upset?
B: Yes. I know I was wrong, and I’m sorry.
A:彼女がなぜ怒ったか分かってる?
B:うん。自分が悪かったと分かってるし、反省しています。
まとめ
- 行動や経験を振り返る:reflect on
- 失敗を次に生かす:learn from a mistake
- 簡単に「自分のしたことを考える」:think about what you did
- したことを後悔する:regret
- 相手に謝る:be sorry / apologize
「反省する」を一語で訳そうとせず、振り返るのか、失敗から学ぶのか、後悔するのか、謝るのかを考えましょう。会話ではI know I was wrong. I learned from it. I’ll do better next time.のような簡単な英語でも、反省の気持ちは十分伝わります。









