「仲違いする」は英語で?have a falling-out・fall out withの違い

カフェで仲違いして互いに顔を背ける二人の女性
「仲違いする」は、意見の対立や喧嘩によって関係が悪くなることを表します。

「親友と仲違いしてしまった」「ちょっとしたことで口をきかなくなった」。人間関係の変化を英語で話すとき、単なる「疎遠」と「仲違い」は分けて表したいところです。

英語では、仲違いという出来事なら have a falling-out、誰と仲違いしたかを言うなら fall out with がよく使われます。

We had a falling-out.
私たちは仲違いしました。

まず覚えたい基本表現

難しければ We had an argument. と「言い争いをした」と説明しても十分伝わります。

仲違いするの基本は have a falling-out

a falling-out は、口論や意見の対立によって関係が悪くなることを表す名詞です。

We had a falling-out last year.
私たちは昨年、仲違いしました。

They had a falling-out over money.
二人はお金のことで仲違いしました。

原因を足すときは over+話題 が便利です。

  • over money:お金をめぐって
  • over a misunderstanding:誤解が原因で
  • over a small disagreement:小さな意見の食い違いで

have an argument は一度の口論だけでも使えますが、have a falling-out はその結果、関係まで悪くなったニュアンスがあります。

falling-out のハイフン

名詞では通常 falling-out とハイフンを付けます。動詞では fall out と二語に分けます。

We had a falling-out.
私たちは仲違いしました。

We fell out.
私たちは喧嘩して仲が悪くなりました。

fall out with someone は「人と仲違いする」

fall out with+人 は、誰と喧嘩して関係が悪くなったかを伝える形です。過去形は fell out です。

I fell out with my best friend.
私は親友と仲違いしました。

She fell out with her sister over a family issue.
彼女は家族の問題をめぐって姉妹と仲違いしました。

fall out は特にイギリス英語でよく使われます。アメリカ英語でも意味は通じますが、have a falling-outhave a fight も自然です。

fall out だけでも使える

Why did you two fall out?
どうして二人は仲違いしたの?

We fell out over something silly.
つまらないことで仲違いしたんです。

相手が文脈で分かる場合は、with+人 を省略できます。

仲違いするを表す英語表現の比較図解
出来事なら have a falling-out、人を示すなら fall out with、口をきかない状態なら stop speaking が自然です。

stop speaking to each other は「口をきかなくなる」

仲違いした結果、互いに話さなくなった状態は stop speaking to each other で表せます。

We had an argument and stopped speaking to each other.
私たちは言い争いをして、口をきかなくなりました。

They haven’t spoken to each other for months.
二人は何か月も口をきいていません。

stop talking も使えますが、stop speaking to someone には「怒って口をきかない」という響きが出やすくなります。

She’s not speaking to me right now.
彼女は今、私に口をきいてくれません。

初心者なら We had an argument. で伝わる

falling-out が出てこないときは、簡単な単語で何があったかを説明しましょう。

We had an argument.
私たちは言い争いをしました。

  • We had a fight.(私たちは喧嘩しました)
  • We disagreed about it.(そのことで意見が合いませんでした)
  • She got angry with me.(彼女は私に腹を立てました)
  • We don’t talk now.(私たちは今、話していません)

このうち have a fight は、殴り合いだけでなく口喧嘩にも使えます。文脈を明確にしたければ have an argument が無難です。

argument・fight・falling-outの違い

  • an argument:言葉による口論・言い争い
  • a fight:口喧嘩から身体的な喧嘩まで文脈次第
  • a falling-out:対立の結果、人間関係が悪くなること

口論してもすぐ仲直りしたなら We had an argument.。関係がこじれたところまで含めるなら We had a falling-out. が合います。

We argued, but we made up the next day.
私たちは言い争いましたが、翌日には仲直りしました。

「疎遠になる」と「仲違いする」の違い

drift apart は、時間や環境の変化によって自然に距離ができること。喧嘩があったとは限りません。

have a falling-out は、意見の対立や揉め事が原因で関係が悪くなったことを表します。

We didn’t have a falling-out. We just drifted apart.
仲違いしたのではなく、ただ自然に疎遠になっただけです。

この違いは、相手を悪く言いたくないときにも大切です。単に連絡を取らなくなっただけなら lose touch を使えます。

詳しくは、「疎遠になる」は英語で?も参考にしてください。

友人との仲違いで使える例文

I had a falling-out with a close friend.
親しい友人と仲違いしました。

We fell out because of a misunderstanding.
誤解が原因で仲違いしました。

It was a small disagreement, but things got awkward between us.
小さな意見の食い違いでしたが、私たちの間が気まずくなりました。

We said things we didn’t mean.
私たちは本心ではないことを言ってしまいました。

「気まずくなる」なら things got awkward between us が自然です。まだ完全に関係が壊れていない軽い段階にも使えます。

家族・親戚との仲違い

He had a falling-out with his brother.
彼は兄弟と仲違いしました。

They fell out over their parents’ house.
二人は両親の家をめぐって仲違いしました。

She hasn’t spoken to her mother since the argument.
彼女はその口論以来、母親と話していません。

家族間で長く深い断絶が続いている場合は、be estranged from も使われます。

He is estranged from his family.
彼は家族と絶縁状態です。

estranged は「仲違い」より強く、長期的な断絶を感じさせるため、軽い口論には使いません。

職場での対立を表す

仕事では fall out はやや感情的に聞こえることがあります。状況に応じて、意見の不一致を客観的に説明します。

We disagreed over how to handle the project.
プロジェクトの進め方をめぐって意見が対立しました。

They had a serious disagreement about the budget.
二人は予算について深刻な意見の不一致がありました。

The disagreement damaged their working relationship.
その意見の対立で、二人の仕事上の関係が悪化しました。

同僚との個人的な仲違いなら I fell out with a coworker. でも構いませんが、報告や会議では disagreement のほうが中立的です。

恋人・夫婦の喧嘩

We had a big fight last night.
昨夜、大喧嘩しました。

They fell out over money again.
二人はまたお金のことで喧嘩しました。

We’re not speaking at the moment.
私たちは今、口をきいていません。

恋人同士の一時的な喧嘩なら have a fight、友人関係を含めて関係がこじれたなら have a falling-out が使いやすいでしょう。

すでに別れたなら break up で、「仲違いした」だけでは破局したことにはなりません。

仲直りする英語

仲違いの反対は make up。「仲直りする」という日常的な句動詞です。

We made up after a long talk.
じっくり話し合った後、私たちは仲直りしました。

I hope you two can make up.
二人が仲直りできるといいですね。

関係を修復することを少しフォーマルに言うなら repair the relationshipreconcile も使えます。

They reconciled after years of not speaking.
何年も口をきかなかった後、二人は和解しました。

謝って仲直りしたいとき

  • I’m sorry about what I said.(言ったことを謝ります)
  • I didn’t mean to hurt you.(傷つけるつもりはありませんでした)
  • Can we talk?(話せる?)
  • I don’t want this to come between us.(このことで私たちの関係を壊したくありません)

難しい表現より、短く率直な言葉のほうが気持ちは伝わります。

よくある間違い

× We became bad friends.

意味を推測してもらえる可能性はありますが、英語では自然ではありません。

We had a falling-out. または We’re not on good terms anymore. と言いましょう。

× I fell out my friend.

相手を続けるときは with が必要です。

I fell out with my friend. が正しい形です。

△ We broke up.(友人について)

break up は通常、恋人が別れることを表します。友人との仲違いには fall out を使います。

ミニ会話で感覚をつかもう

A: Are you and Miki still friends?
ミキとは今も友達なの?

B: We had a falling-out a few months ago.
数か月前に仲違いしたんです。

A: What happened between you two?
二人の間に何があったの?

B: We fell out over a misunderstanding.
誤解が原因で仲違いしました。

A: Are you talking again?
また話すようになった?

B: Yes, we talked things through and made up.
はい、きちんと話し合って仲直りしました。

人間関係の変化を表す関連記事

まとめ

「仲違いする」の基本は have a falling-out。誰と仲違いしたかを言うなら fall out with+人 を使います。

仲違いした結果、口をきかなくなったなら stop speaking to each other。初心者なら We had an argument. と説明すれば十分です。

自然に疎遠になった drift apart とは、対立があったかどうかが大きな違いです。状況に合わせて使い分けましょう。

そして仲直りは make up。まずは We had a falling-out, but we made up. をセットで覚えておくと、関係の変化を一続きで話せます。

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