
こんにちは、b わたしの英会話です。今回は「気を遣う」を英語でどう表すか見ていきます。
日本語では、相手を思いやる良い意味にも、相手の顔色をうかがって疲れる意味にも「気を遣う」を使います。英語では、この二つを分けて表現するのがポイントです。
Contents
- 1 「気を遣う」の代表的な英語
- 2 1. be considerate:相手を思いやる
- 3 2. be thoughtful:細やかな心遣いをする
- 4 3. be careful around someone:相手の前で言動に注意する
- 5 4. walk on eggshells:びくびく気を遣う
- 6 初心者向け:簡単な英語で言うなら
- 7 「気を遣わないで」は英語で?
- 8 Don’t worry about itとの違い
- 9 「気を遣わせてごめん」を英語で
- 10 「気を遣って疲れる」は英語で
- 11 自然な会話例① 友人の気遣いを褒める
- 12 自然な会話例② 気を遣わなくていいと伝える
- 13 自然な会話例③ 人間関係の緊張を話す
- 14 considerateとpoliteの違い
- 15 considerateとcaringの違い
- 16 「気が利く」は同じ英語?
- 17 職場で「気を遣う」
- 18 よくある不自然な直訳
- 19 場面別の使い分け
- 20 ミニ練習
- 21 解答例
- 22 よくある質問
- 23 まとめ
- 24 人間関係の英語を続けて読む
「気を遣う」の代表的な英語
- be considerate:相手の気持ちや都合を思いやる
- be thoughtful:細やかな心遣いをする
- be careful around someone:その人の前で言動に注意する
- walk on eggshells:相手を怒らせないよう、びくびく気を遣う
ポジティブな気遣いには considerate / thoughtful。相手の反応が怖くて気を遣うなら be careful around や walk on eggshells が合います。

1. be considerate:相手を思いやる
considerate は、相手の気持ち・事情・迷惑にならないかを考えて行動する「思いやりのある」という形容詞です。
She’s always considerate of others.
彼女はいつも周りの人に気を遣っている。
Thank you for being so considerate.
そんなに気を遣ってくれてありがとう。
considerate of someone、または considerate toward someone の形で、誰への配慮かを示せます。
2. be thoughtful:細やかな心遣いをする
thoughtful は、相手のことをよく考えた親切や心遣いを表します。プレゼントや小さな配慮を褒める場面で自然です。
That was very thoughtful of you.
そこまで気を遣ってくれて、本当にありがとう。
It was thoughtful of her to bring some tea.
お茶を持ってきてくれるなんて、彼女は気が利いていた。
considerate は迷惑や負担を避ける配慮、thoughtful は相手を喜ばせる細やかな行動に焦点が寄りやすい表現です。
3. be careful around someone:相手の前で言動に注意する
be careful around someone は、その人を怒らせたり傷つけたりしないよう、言葉や行動に注意することです。
I have to be careful around him.
彼の前では気を遣わないといけない。
Everyone is careful around the new manager.
みんな新しい上司には気を遣っている。
思いやりというより、「何を言うか注意しよう」という緊張が含まれます。
4. walk on eggshells:びくびく気を遣う
walk on eggshells は直訳すると「卵の殻の上を歩く」。割らないよう一歩ずつ慎重に進むイメージから、相手を怒らせないよう極端に神経を使う意味になります。
I feel like I’m always walking on eggshells around her.
彼女の前では、いつもびくびく気を遣っている気がする。
We shouldn’t have to walk on eggshells at work.
職場でそこまで神経をすり減らす必要はないはずだ。
かなりしんどい人間関係を表すので、単なる礼儀や配慮には使いません。
初心者向け:簡単な英語で言うなら
- She’s always thinking about others.(彼女はいつも周りのことを考えている)
- I can’t relax around him.(彼の前ではリラックスできない)
- I have to watch what I say.(言うことに気をつけないといけない)
- I worry about upsetting her.(彼女を怒らせないか心配する)
形容詞やイディオムが出なくても、think about others / can’t relax / watch what I say なら、知っている単語だけで自然に説明できます。
「気を遣わないで」は英語で?
日本語ではよく言う一言ですが、場面ごとに英語を変えると自然です。
- You don’t have to worry about me.(私のことは気にしなくていいよ)
- Please don’t go to any trouble.(わざわざそこまでしないでください)
- Make yourself at home.(遠慮せず、くつろいで)
- Just be yourself.(気を遣わず、いつもどおりでいて)
You don’t have to worry about me. I’ll be fine.
私には気を遣わなくて大丈夫。平気だから。
Don’t worry about itとの違い
Don’t worry about it. は「そのことは気にしないで」「大丈夫」。謝罪への返事や、小さな問題を気にしなくてよいと伝える表現です。
A: Sorry I was late.
A:遅れてごめん。
B: Don’t worry about it.
B:気にしないで。
人に対して「私には気を遣わないで」なら You don’t have to worry about me. のほうが具体的です。
「気を遣わせてごめん」を英語で
- Sorry to make you worry.(心配させてごめん)
- Sorry you had to go to so much trouble.(そんなに手間をかけさせてごめん)
- I hope I didn’t make you uncomfortable.(気まずい思いをさせていなければいいけど)
- You really didn’t have to do all that.(そこまでしてくれなくてもよかったのに)
日本語の一文をそのまま訳すより、「心配」「手間」「居心地」の何を気遣わせたのかを言うと自然です。
「気を遣って疲れる」は英語で
- It’s exhausting to be so careful all the time.(いつも気をつけ続けるのは疲れる)
- I can’t be myself around them.(あの人たちの前では自分らしくいられない)
- I feel tense around her.(彼女の前では緊張する)
- I’m tired of walking on eggshells.(びくびく気を遣うのに疲れた)
I can’t be myself. は初級者にも使いやすく、過度な気遣いで自然に振る舞えない状態をよく表します。
自然な会話例① 友人の気遣いを褒める
A: I brought you some soup because you said you weren’t feeling well.
A:体調がよくないと言っていたから、スープを持ってきたよ。
B: That’s so thoughtful of you. Thank you.
A: Of course. Get some rest.
B:そこまで気を遣ってくれるなんて。ありがとう。
A:もちろん。ゆっくり休んで。
自然な会話例② 気を遣わなくていいと伝える
A: Should I change the restaurant because of your schedule?
A:あなたの予定に合わせてレストランを変えようか?
B: You don’t have to worry about me. This place is fine.
A: Are you sure?
B: Absolutely.
B:私には気を遣わなくていいよ。ここで大丈夫。
A:本当に?
B:もちろん。
自然な会話例③ 人間関係の緊張を話す
A: You seem tense around your boss.
A:上司の前だと緊張しているように見える。
B: I am. I always have to watch what I say.
A: That sounds exhausting.
B:そうなの。いつも言うことに気をつけないといけない。
A:それは疲れそうだね。
considerateとpoliteの違い
polite は礼儀正しい、considerate は相手の気持ちや事情を考えている、という違いがあります。
- ドアを押さえる・丁寧な言葉を使う → polite
- 相手が疲れているので予定を短くする → considerate
もちろん一つの行動が、礼儀正しく思いやりもある場合はあります。
considerateとcaringの違い
caring は、人を大切にし世話をする性格や態度。considerate は、その場で相手への影響を考えて行動する点に焦点があります。
She’s a caring person and a considerate colleague.
彼女は人を大切にする人で、同僚としても気遣いがある。
「気が利く」は同じ英語?
「気が利く」は、必要なことに先回りして気づくニュアンスです。thoughtful のほか、状況によって attentive や She thinks of everything. が使えます。
You’re so thoughtful. You think of everything.
本当に気が利くね。何でも先回りして考えてくれる。
職場で「気を遣う」
- She’s considerate of everyone’s workload.(彼女は全員の仕事量に配慮する)
- I try to be mindful of other people’s time.(人の時間を意識して気を遣うようにしている)
- We have to be careful around that client.(あの顧客には言動に注意が必要)
- The team is walking on eggshells around him.(チームは彼の顔色をうかがっている)
be mindful of… は「~を意識して配慮する」。少し丁寧で、仕事でも使いやすい表現です。
よくある不自然な直訳
use my mind
「気」を mind、「遣う」を use としても意味は伝わりません。どんな気遣いかを説明しましょう。
care someone’s feeling
care の形が不自然です。「気持ちに配慮する」なら be considerate of someone’s feelings が自然です。
I care about him too much.
これは「私は彼のことを気にかけすぎている・大切に思いすぎている」。彼の前で神経を使うなら I’m too careful around him. などと言います。
I pay attention to her.
これは「彼女に注意を向ける・話を聞く」。相手に気を遣う意味とは少し違います。
場面別の使い分け
- 相手を思いやる → be considerate
- 細やかな心遣いをする → be thoughtful
- 相手の前で言動に注意する → be careful around someone
- 相手の顔色をうかがう → walk on eggshells
- 私には気を遣わないで → You don’t have to worry about me.
ミニ練習
- 彼女はいつも周りに気を遣っている。
- 彼の前では言うことに気をつけないといけない。
- 私には気を遣わなくていいよ。
- びくびく気を遣うのに疲れた。
解答例
- She’s always considerate of others.
- I have to watch what I say around him.
- You don’t have to worry about me.
- I’m tired of walking on eggshells.
よくある質問
Q. 気を遣うはcareで言えますか?
一語のcareだけでは表しにくい言葉です。思いやりなら considerate、緊張なら be careful around someone のように場面で選びます。
Q. walk on eggshellsは日常会話で使いますか?
はい。ただし強い表現で、相手の機嫌を損ねないよう常に緊張する関係に使います。普通の礼儀には使いません。
Q. 「お気遣いなく」は何と言いますか?
Please don’t go to any trouble. が丁寧です。日常会話なら You don’t have to worry about me. が簡単です。
Q. considerateは人以外にも使えますか?
主に人や行動を形容します。That was considerate of you. のように、相手の行動を褒める形もよく使います。
まとめ
- 良い意味の気遣い → considerate / thoughtful
- 緊張して気を遣う → be careful around someone
- びくびく顔色をうかがう → walk on eggshells
初級者なら、She’s always thinking about others. と I can’t relax around him. の二つを覚えれば十分です。難しい単語が出なくても、思いやりと緊張の違いを自然に伝えられます。
人間関係の英語を続けて読む
相手に配慮しすぎて断れない場面では、「遠慮する」は英語で?も役立ちます。
人との距離を調整する表現は「距離を置く」は英語で?、人間関係をまとめて学ぶなら人間関係の英語表現まとめへどうぞ。
日本語独特の表現をもっと知りたい方は、「日本語のニュアンス表現を英語で」カテゴリもご覧ください。









