「筆算する」は英語で?work it out on paper・show your workの違いと簡単な言い換え

「筆算する」は英語で?work it out on paper・show your workの違い

「筆算する」は、日常的には work it out on paperdo the calculation on paper と表せます。学校で「途中式も書いて」と言うなら show your work が自然です。

ただし、日本語の「筆算」にぴったり対応する動詞が一つあるわけではありません。割り算なら do long division、掛け算なら do long multiplication のように、何をどの方法で計算するかに分けて言うのが英語らしい考え方です。

「筆算する」の主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
work it out on paper 紙に書いて答えを出す 日常会話 I worked it out on paper.
do the calculation on paper 紙の上で計算する 一般的な説明 Do the calculation on paper.
show your work 途中の計算過程を書く 学校・テスト・指導 Please show your work.
do long division 割り算を筆算する 割り算の方法を特定 We learned to do long division.

一番自然な表現は?

「暗算ではなく、紙に書いて計算した」と伝えるだけなら、I worked it out on paper. が自然です。少し説明的に言うなら I did the calculation on paper. も使えます。

先生が生徒に「答えだけでなく、筆算の途中も書いてください」と指示するなら Show your work. が定番です。ただし、これは筆算そのものの名前ではなく、「答えに至る過程を見せる」という意味です。

しゅみすけ(大山俊輔)

「筆算する」を無理に一語へ置き換えず、「紙に書いた」「途中式を見せた」「割り算をした」のどれを伝えたいか考えると、自然な英語を選べます。

日本語の「筆算する」と英語の意味のズレ

日本語の「筆算」は、数字を縦に並べ、途中の計算を書きながら答えを出す方法を広く指します。英語では、次のように焦点を分けます。

  • 紙を使うことを強調:work it out on paper
  • 計算という行為を説明:do the calculation on paper
  • 途中式を書くことを指示:show your work
  • 割り算の筆算法を特定:long division
  • 掛け算の筆算法を特定:long multiplication

written calculation や、イギリスの教育分野で使われる written methods という言い方もありますが、普段の会話では「紙に書いて計算する」と動作で説明するほうが分かりやすいでしょう。

各表現の使い方と語順

work + 目的語 + out + on paper

work out は「考えたり計算したりして答えを出す」です。目的語が代名詞なら、work it out の語順にします。

  • I worked the answer out on paper.
  • I worked it out on paper.

× work out it とは言いません。

do + the calculation + on paper

特定の計算なら the calculation、複数なら the calculations を使います。

  • She did the calculation on paper.(彼女はその計算を筆算しました)
  • Do these calculations on paper.(これらを紙に書いて計算してください)

show + 人 + 所有格 + work

work はここでは「計算の過程・途中式」を表す数えられない名詞です。

  • Please show your work.(途中式を書いてください)
  • He showed his work.(彼は途中式を示しました)

do + long division / long multiplication

計算法の名前には通常 do を使います。

  • Can you do long division?(割り算の筆算ができますか?)
  • We practiced long multiplication.(掛け算の筆算を練習しました)
筆算するを表すwork it out on paper・show your work・do long divisionの違い

場面別の例文

独り言

  • This is too hard to do in my head. I’ll work it out on paper.
    これは暗算では難しすぎます。紙に書いて計算しよう。
  • Let me write the numbers down first.
    まず数字を書き出してみよう。

英語日記

  • I worked out the total on paper before paying.
    支払う前に、合計を筆算で出しました。
  • I practiced long division with my daughter today.
    今日は娘と割り算の筆算を練習しました。

日常会話

  • A: Did you do that in your head?
    B: No, I worked it out on paper.
    A: それ、暗算したの?
    B: ううん、紙に書いて計算したよ。
  • I need a pen. I can’t work this out in my head.
    ペンが必要です。これは暗算ではできません。

学校・仕事

  • Please show your work, not just the answer.
    答えだけでなく、途中式も書いてください。
  • I did the calculation on paper and then checked it in Excel.
    紙で計算してから、Excelで確認しました。

類似表現との違い

  • do it in your head:紙を使わず暗算する。
  • work it out on paper:紙に書いて答えを出す。
  • show your work:計算過程や途中式を他人に見せる。
  • write it down:書き留めるだけで、計算するとは限らない。
  • use a calculator:電卓を使って計算する。

反対の方法である暗算については、「暗算する」は英語で?で詳しく解説しています。

計算後に正しさを確認する場合は、「検算する」は英語で?も参考になります。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

work it out on paperlong division が出てこなくても、「何を使ったか」「何を書いたか」「どう答えを出したか」に分解すれば伝えられます。

  • I wrote the numbers on paper.
    紙に数字を書きました。
  • I added the numbers one by one.
    数字を一つずつ足しました。
  • I wrote every step.
    すべての手順を書きました。
  • I used a pen and paper to find the answer.
    ペンと紙を使って答えを出しました。
  • I couldn’t do it in my head, so I wrote it down.
    暗算できなかったので、書いて計算しました。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい表現が出なければ、I wrote the numbers on paper. と I found the answer. の二文でも十分です。したことを小さく分けて言いましょう。

よくある間違い

  • × calculate by paper
    ○ calculate on paper
  • × work out it on paper
    ○ work it out on paper
  • show your work は「作品を見せる」という意味にもなるため、算数の文脈が必要。
  • write it down だけでは「筆算して答えを出す」まで含まれない。
  • long division は割り算の筆算だけを指し、筆算全般には使わない。

FAQ

「筆算で計算してください」は英語で?

Please work it out on paper. または Please do the calculation on paper. と言えます。

「途中式を書いてください」は英語で?

Please show your work. が自然です。より直接的には Please write down each step. とも言えます。

「割り算を筆算する」は英語で?

do long division と言います。例:Can you do long division?

「掛け算を筆算する」は英語で?

do long multiplication と言います。特にイギリス英語の教育場面でよく見られる表現です。

on paper と by hand の違いは?

on paper は紙に書くこと、by hand は機械やコンピューターを使わず手作業です。筆算では通常 on paper のほうが意味が明確です。

まとめ

「筆算する」は、会話なら work it out on paper、一般的な説明なら do the calculation on paper、途中式を求めるなら show your work が自然です。割り算なら do long division のように計算法を特定できます。

表現を知らなくても、I wrote the numbers on paper.I used a pen and paper to find the answer. と、実際にしたことへ分解すれば伝わります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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