
count onは、「人や物を頼る」「〜を当てにする」という意味の句動詞です。
単に信じるだけではなく、その人が助けてくれることや、予定どおりの結果になることを見込んで、自分の行動や計画に入れる感覚があります。
You can count on me.なら「私を頼っていいよ」、I’m counting on you.なら「頼りにしているよ」、Don’t count on it.なら「それは当てにしないほうがいいよ」です。
Contents
count onの基本的な意味
count onの中心的な意味は、次の2つです。
- 人を頼る・人に期待する
- 物事が起こることを当てにする・見込む
I can always count on Maya.
私はいつでもマヤを頼りにできます。
We’re counting on you to finish the report today.
今日中にその報告書を仕上げてくれると期待しています。
You can count on the trains being crowded during rush hour.
ラッシュ時には電車が混むと思っておいてよいでしょう。
日本語では「頼る」「期待する」「当てにする」と訳が分かれますが、英語ではいずれも「その人・物事を頼れる要素として計算に入れる」という共通感覚でつながっています。
なぜcount onで「頼る」になるの?
countの基本は「数える」、onは「接触・支え」を表します。count onは、直訳的には「〜を計算に入れる」。そこから、その人の助けや結果を、確かな要素として予定に組み込むという意味になりました。
たとえば、同僚が必ず手伝ってくれると考えて仕事の予定を立てるなら、その同僚の助けを「計算に入れている」状態です。これがcount onの感覚です。
しゅみすけ(大山俊輔)

count onのよく使う形と語順
count on+人・物
もっとも基本的な形です。「誰を、何を頼るのか」をonの後ろに置きます。
You can count on me.
私を頼っていいよ。
Can I count on your support?
あなたの協力を当てにしてもいいですか?
We can’t count on good weather.
天気がよいことは当てにできません。
count on+人+to do
「人が〜してくれると期待する」は、count on+人+to doで表せます。
I’m counting on Ken to lead the meeting.
ケンが会議を進行してくれると頼りにしています。
We’re counting on you to keep this confidential.
この件を秘密にしてくれると信頼しています。
日本語の語順につられて、count on to doと人を抜かないように注意しましょう。「誰がするのか」が必要です。
count on+名詞/動名詞
出来事や状況を当てにする場合、名詞や動名詞を置けます。
We’re counting on a quick response.
早い返事を期待しています。
You can count on traffic being heavy on Friday evening.
金曜の夕方は渋滞すると思っておいてよいでしょう。
会話で特によく使う3フレーズ
You can count on me.
「私を頼って」「任せて」という心強い返事です。友人同士でも仕事でも自然に使えます。
A: Can you pick me up at the airport?
空港まで迎えに来てもらえる?
B: Of course. You can count on me.
もちろん。任せて。
I’m counting on you.
「あなたを頼りにしている」「期待している」という意味です。励ましにもなりますが、場面や声の調子によってはプレッシャーも含みます。
This client is important. I’m counting on you.
この顧客は重要です。頼りにしていますよ。
目上の人に対しては、強く聞こえないようにWe really appreciate your help.などを使うほうが自然な場合もあります。
Don’t count on it.
「それを当てにしないで」「そうなるとは期待しないほうがいい」という定番表現です。実現の可能性が低いときに使います。
A: Do you think we’ll get an upgrade?
アップグレードしてもらえると思う?
B: Maybe, but don’t count on it.
もしかしたらね。でも当てにしないほうがいいよ。
count on・rely on・depend on・trustの違い
- count on:相手の助け・行動・結果を見込んでいる。会話的で、期待の感覚が強い
- rely on:必要な支えとして頼る。人・情報・仕組みに幅広く使える
- depend on:頼るほか、「〜次第である」という条件も表す
- trust:人の誠実さや判断を信頼する。必ずしも助けを予定に組み込むとは限らない
I trust her.は「彼女を信頼している」。I can count on her.は「必要なときに彼女が助けてくれると当てにできる」です。
詳しい使い分けは、rely onの意味と使い方、depend onの意味と使い方、trust・rely on・count onの違いも参考にしてください。
日本人が間違えやすいポイント
onを落とさない
「〜を頼る」の意味ではonが必要です。
× I count you.
○ I count on you.
count+目的語だけなら、基本的には「〜を数える」という別の意味になります。
必ずよい意味とは限らない
count onは、よい結果だけでなく、好ましくないことが確実に起こりそうな場合にも使えます。
You can count on him being late.
彼はきっと遅れてくるよ。
ここでは「彼を頼りにしている」のではなく、遅刻をほぼ確実なこととして見込んでいます。
count onが出てこないときの簡単な言い換え
count onを思い出せなくても、意味を直接伝えれば十分です。
- You can ask me for help.
助けが必要なら私に頼んでいいよ。 - I know you will help me.
あなたが助けてくれると思っています。 - I expect him to finish it today.
彼が今日それを終えると期待しています。 - It may not happen.
そうならないかもしれません。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
count onは、「頼る」「期待する」「当てにする」を表す句動詞です。核にあるのは、人の助けや出来事を、頼れる要素として自分の計画に入れるという感覚です。
- You can count on me.:私を頼っていいよ
- I’m counting on you.:あなたを頼りにしています
- Don’t count on it.:それは当てにしないで
まずはこの3つを、場面ごとのひとかたまりとして覚えると実際の会話で使いやすくなります。
ほかの表現も意味・語順・ニュアンスから学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。









