
old chestnut は、何度も聞かされて新鮮味がなくなった話・冗談・言い訳を表す英語のイディオムです。日本語では「聞き飽きた話」「使い古されたネタ」「またその話?」などと訳せます。
chestnut は「栗」ですが、食べ物の古い栗を指しているわけではありません。この記事では that old chestnut の自然な使い方、ニュアンス、似た表現との違いを例文つきで解説します。
Contents
Old chestnutの意味
an old chestnut の意味は「何度も繰り返されて聞き飽きた話・冗談・考え」です。
He told that old chestnut again.
彼はまた、あの聞き飽きた話をしました。
昔から繰り返されている話題や、目新しさのない主張に対して使います。「古い」だけでなく、繰り返されすぎて新鮮味がないという含みがあります。
That old chestnut!のニュアンス
会話では That old chestnut! と単独で言うことがあります。「またその話?」「それはもう聞き飽きたよ」という、少しあきれた反応です。
A: My mother says I should get married soon.
母が、そろそろ結婚しなさいって言うの。B: Ah, that old chestnut!
ああ、またその話ね!
親しい相手との軽い会話ならユーモラスに響きますが、相手の話を退屈だと評価する表現でもあります。目上の人や改まった場面では、言い方に注意しましょう。
Old chestnutの使い方と例文
an old chestnut
初めて話題に出すときは、不定冠詞をつけて an old chestnut とします。
The article repeats an old chestnut about learning languages.
その記事は、語学学習についての使い古された説を繰り返しています。
the same old chestnut
the same old chestnut は「いつもの聞き飽きた話」。same old が、うんざりするほど変わらない様子を強調します。
He gave me the same old chestnut about being too busy.
彼は「忙しすぎる」という、いつもの聞き飽きた言い訳をしました。
that old chestnut about …
何についての古い話なのかを示すときは、that old chestnut about … の形が便利です。
Not that old chestnut about money again!
お金についてのあの話、またするの!
drag out an old chestnut
drag out an old chestnut は「古い話をまた持ち出す」という意味です。
Whenever we disagree, she drags out the same old chestnut.
意見が合わないたびに、彼女はいつもの古い話をまた持ち出します。
Old chestnutは主に何に使う?
old chestnut は、人そのものよりも、繰り返される話・冗談・議論・言い訳・主張などに使います。
- an old joke:古くて聞き飽きた冗談
- an old argument:繰り返される古い議論
- an old excuse:使い古された言い訳
- an old story:何度も聞かされた話
The “I forgot” excuse is becoming an old chestnut.
「忘れていた」という言い訳は、もう聞き飽きてきました。
Old chestnutの由来
old chestnut が「使い古された話」を意味するようになった由来には諸説ありますが、よく知られているのは19世紀の舞台作品に関係する説です。
同じ栗の木の話を繰り返す登場人物に対し、「前にも何度も聞いた」と指摘する場面があり、そこから chestnut が「繰り返される古い話」を表すようになったとされています。
現在は栗そのものを意識せず、一まとまりのイディオムとして使われます。
似た英語表現との違い
the same old story
the same old story は「いつもの話」「毎度おなじみの展開」。old chestnut より分かりやすく、日常会話で広く使えます。
It’s the same old story: he promises to change, but he never does.
いつもの話です。彼は変わると約束しますが、決して変わりません。
I’ve heard it all before.
I’ve heard it all before. は「その話は全部前に聞いた」「もう聞き飽きた」と相手へ直接伝える表現です。言い方によっては強く響きます。
Don’t make excuses. I’ve heard it all before.
言い訳しないで。その話はもう聞き飽きました。
a cliché
a cliché は「使い古された決まり文句・陳腐な考え」。old chestnut が繰り返される話やネタを指すのに対し、cliché は表現や発想のありきたりさに焦点があります。
“Time heals all wounds” may sound like a cliché.
「時がすべての傷を癒やす」は、陳腐な決まり文句に聞こえるかもしれません。
I’m tired of hearing about …
「〜について聞くのはうんざり」と率直に言うなら、I’m tired of hearing about … が使えます。
I’m tired of hearing about his problems.
彼の問題について聞くのは、もううんざりです。
Old chestnutはアメリカ英語でも通じる?
old chestnut はイギリス英語で特に見聞きしやすい表現ですが、アメリカ英語でも意味は通じます。ただし、日常会話では the same old story や I’ve heard that one before. のほうが自然に選ばれる場合もあります。
まず意味を理解できるようにし、自分で使う際は会話の雰囲気に合わせて言い換えるとよいでしょう。
会話で使ってみよう
A: Tom says the traffic made him late again.
トムは、また渋滞のせいで遅刻したと言ってるよ。B: That old chestnut! He needs a new excuse.
またその言い訳!新しい言い訳を考えないとね。
A: People keep saying adults are too old to learn English.
大人は英語を学ぶには年を取りすぎている、って何度も言われるよね。B: Yes, it’s an old chestnut—and it isn’t true.
うん、使い古された説だよ。しかも事実ではないよ。
まとめ
old chestnut は、何度も繰り返されて「聞き飽きた話」「使い古されたネタ」を表します。
- an old chestnut:聞き飽きた話・古いネタ
- That old chestnut!:またその話!
- the same old chestnut:いつもの聞き飽きた話
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