at loggerheadsの意味は?with・overの語順とat oddsとの違い

at loggerheadsの意味・使い方・ニュアンスを表すアイキャッチ画像

at loggerheads は、人・組織・国などが、ある問題をめぐって激しく対立し、簡単には譲らない状態にあることを表す英語イディオムです。

単に意見が少し違うのではなく、対立が深まり、しばらく続いているニュアンスがあります。この記事では、基本の意味、at loggerheads with + 人at loggerheads over + 問題 の語順、自然な例文、at oddsclashface offとの違いまで解説します。

at loggerheadsの意味

be at loggerheads の意味は、「激しく対立している」「深刻な意見の不一致にある」です。

The two departments are at loggerheads over the budget.
その2つの部署は予算をめぐって激しく対立しています。

She has been at loggerheads with her manager for weeks.
彼女は何週間も上司と対立しています。

一度口論しただけではなく、双方が自分の立場を譲らず、解決が難しくなっている状態によく使います。仕事・政治・家族関係・交渉など、比較的深刻な文脈に合う表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)

ちょっと意見が違う程度なら disagree で十分です。at loggerheads は、対立が深く、なかなか折り合えない場面で使います。

loggerheadsから意味を考える

現代英語では、loggerhead を日常会話で単独使用することはほとんどありません。at loggerheads という定型表現全体で覚えるのが実用的です。

イメージとしては、二者が互いに頭を突き合わせ、どちらも引かずに対立している状態です。大切なのは、物理的なけんかではなく、立場・方針・利益・意見が正面からぶつかり、行き詰まっているという感覚です。

at loggerheads with人とover問題の語順を解説する図

at loggerheads withとoverの語順

be at loggerheads with + 人・組織

「誰と対立しているのか」は with の後ろに置きます。

The union is at loggerheads with management.
労働組合は経営陣と激しく対立しています。

I don’t want to be at loggerheads with my neighbors.
近所の人たちと対立状態にはなりたくありません。

be at loggerheads over + 問題

「何をめぐって対立しているのか」は over の後ろに置きます。over には、ある問題を挟んで両側から争う感覚があります。

They are at loggerheads over how to use the land.
彼らは土地の利用方法をめぐって激しく対立しています。

The couple were at loggerheads over money.
その夫婦はお金のことで深刻に対立していました。

withとoverを一緒に使う

相手と争点の両方を示すこともできます。

The mayor is at loggerheads with the council over the new development plan.
市長は新しい開発計画をめぐって議会と対立しています。

語順は、基本的に be at loggerheads with A over B(BをめぐってAと対立している)です。

時制で変わるニュアンス

are at loggerheads:現在の対立状態

The partners are at loggerheads.
共同経営者たちは現在、激しく対立しています。

have been at loggerheads:対立が続いている

The two sides have been at loggerheads since last year.
両者は昨年から対立状態が続いています。

at loggerheads は継続的な状態と相性がよいため、have been at loggerheads for/since… もよく使われます。

found themselves at loggerheads:気づけば対立していた

The friends found themselves at loggerheads over the business.
その友人同士は、事業をめぐって気づけば対立するようになっていました。

場面別の自然な例文

仕事・会議

Marketing and finance are at loggerheads over next year’s spending.
マーケティング部と財務部は、来年度の支出をめぐって激しく対立しています。

The founders have been at loggerheads over the company’s direction.
創業者たちは会社の方向性をめぐって対立し続けています。

We can’t move forward while the two managers are at loggerheads.
二人の管理職が対立している間は、前へ進めません。

家庭・人間関係

My parents are at loggerheads over whether to sell the house.
両親は家を売るかどうかで激しく対立しています。

The brothers were at loggerheads for years but eventually made peace.
兄弟は何年も対立していましたが、最終的に仲直りしました。

We sometimes disagree, but we’re not at loggerheads.
私たちは時々意見が合いませんが、深刻な対立状態ではありません。

政治・交渉

The two countries remain at loggerheads over the border.
両国は国境をめぐり、依然として対立しています。

Negotiators are at loggerheads over the final clause.
交渉担当者たちは最終条項をめぐって対立しています。

at loggerheadsとat oddsの違い

at odds は、意見・方針・価値観などが一致していないことを広く表します。at loggerheads は、それより対立が強く、双方が譲らず行き詰まっている感じです。

  • at odds:意見・考え・立場が合わない
  • at loggerheads:深刻に対立し、なかなか解決しない

Their views are at odds.
彼らの考えは一致していません。

They are at loggerheads over who should lead the project.
誰がプロジェクトを率いるかをめぐり、彼らは激しく対立しています。

「対立する」に使える複数の表現は、「対立する」の英語表現とconflict・clash・at oddsの違いでも比較しています。

clash・face offとの違い

clash:意見や利害がぶつかる

clash は、意見・性格・利害などが衝突することを表す動詞です。一回の衝突にも、繰り返す衝突にも使えます。

They clashed over the hiring decision.
彼らは採用の決定をめぐって衝突しました。

face off:直接対決する

face off は、二者が向き合って勝負・討論・交渉などの直接対決に入ることを強調します。at loggerheads は対決の瞬間ではなく、対立している状態に焦点があります。

The two candidates will face off in a televised debate.
二人の候補者はテレビ討論で直接対決します。

詳しい語順は、face offの意味・使い方で確認できます。

日本人が間違えやすいポイント

loggerheadsは複数形

定型表現は at loggerheads です。at loggerhead と単数形にしないよう注意しましょう。

相手にはwith、争点にはover

at loggerheads to my boss ではなく、at loggerheads with my boss です。問題には over the budget のように over を使います。

軽い意見の違いには強すぎる

ランチの店について意見が違う程度なら、通常は We disagree about where to eat. で十分です。at loggerheads を使うと、関係がこじれるほど深刻に争っている印象になります。

しゅみすけ(大山俊輔)

語順は “with 人、over 問題” と整理しましょう。We’re at loggerheads with them over the plan. の形なら、相手と争点を一文で言えます。

簡単な英語で言い換えるなら

at loggerheads が出てこないときは、基本語で意味を直接伝えられます。

  • They strongly disagree.(彼らは激しく意見が対立しています)
  • Neither side will give in.(どちら側も譲ろうとしません)
  • They can’t agree on the plan.(彼らは計画について合意できません)
  • They have been arguing about it for weeks.(彼らは何週間もその件で争っています)

まとめ

at loggerheads は、人や組織が深刻に対立し、双方が譲らない状態を表します。

  • be at loggerheads with A:Aと激しく対立している
  • be at loggerheads over B:Bをめぐって激しく対立している
  • with A over Bで相手と争点を両方示せる
  • at oddsより強く、長引く・行き詰まった対立のニュアンスがある

ほかの表現も学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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