
come down with は、「病気になる」「病気の症状が出始める」という意味の句動詞です。特に、体がだるい、喉が痛い、寒気がするなど、元気な状態から病気の状態へ移り始めた場面でよく使われます。
たとえば I think I’m coming down with a cold. は、単に「風邪です」と断定するよりも、「どうも風邪をひきかけているみたい」という感覚です。本記事では、come down with の意味・語順・活用を、catch a cold や have a cold との違いも含めて分かりやすく解説します。
Contents
come down withの基本的な意味
come down with + 病気 で、「〜にかかる」「〜の症状が出始める」という意味になります。
- come down with a cold:風邪をひく・風邪の症状が出始める
- come down with the flu:インフルエンザにかかる
- come down with a stomach bug:胃腸の感染症にかかる
- come down with something:何かの病気になりかける
病名がまだ分からないときは、something がとても便利です。
I think I’m coming down with something.
何かの病気になりかけている気がします。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「病気になる」という意味になる?
come は「ある状態に至る」、down はここでは「元気な状態から弱った状態へ下がる」という感覚を加えます。そこに with + 病気 が続き、「その病気を伴って、体調の悪い状態へ入っていく」と捉えると覚えやすくなります。
ただし、会話中に毎回単語を分解する必要はありません。実際には come down with + 病気 をひとかたまりで覚えるのが自然です。
よく使う形と語順
be coming down with:症状が出始めている
症状の始まりを今感じているときは、進行形がよく使われます。
I’m coming down with a cold.
風邪をひきかけています。
She may be coming down with the flu.
彼女はインフルエンザにかかり始めているのかもしれません。
came down with:病気になった
過去の出来事を話すときは、come の過去形 came を使います。
He came down with a fever during the trip.
彼は旅行中に熱を出しました。
has come down with:病気になって今も影響がある
Our manager has come down with the flu.
私たちの上司がインフルエンザにかかりました。
この形は、病気になった結果、欠勤しているなど、現在とのつながりを伝えやすい表現です。
自然な例文で使い方を確認
仕事
I may work from home today. I think I’m coming down with a cold.
今日は在宅勤務にするかもしれません。風邪をひきかけているみたいです。
Two people on our team came down with the flu this week.
今週、チームの2人がインフルエンザにかかりました。
家庭・日常会話
Leo went to bed early because he was coming down with something.
レオは何かの病気になりかけていたので、早く寝ました。
You sound tired. Are you coming down with a cold?
疲れた声だね。風邪をひきかけているの?
旅行
I came down with a stomach bug on the last day of our vacation.
休暇の最終日に胃腸の病気にかかりました。
人間関係
Let’s postpone dinner. Maya has come down with a bad cold.
夕食は延期しよう。マヤがひどい風邪をひいてしまったんだ。
come down with・catch・haveの違い

3つとも風邪について話せますが、注目するところが少し違います。
| 表現 | 中心となる感覚 | 例 |
|---|---|---|
| catch a cold | 風邪をひく出来事・感染 | I caught a cold. |
| come down with a cold | 症状が出始める変化 | I’m coming down with a cold. |
| have a cold | すでに風邪の状態にある | I have a cold. |
catch は「風邪をもらう・ひく」という出来事、have は今すでに風邪である状態、come down with は症状が現れて病気の状態へ入る変化に焦点があります。
ただし、現実の会話では意味が重なることもあります。厳密な医学上の段階分けではなく、話し手がどこに焦点を置くかの違いと考えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
withの後ろには病気を表す名詞を置く
基本の語順は 主語 + come down with + 病気 です。with の後ろに動詞を直接置く形ではありません。
○ She came down with a cold.
× She came down with catch a cold.
comeとdownの間に目的語を入れない
come down with は分離させず、まとまりのまま使います。たとえば come a cold down with のようには言いません。
けがには通常使わない
come down with は、風邪やインフルエンザなどの病気・体調不良に使います。骨折や捻挫のようなけがには、通常 break one’s leg や sprain one’s ankle などを使います。
come down toと混同しない
come down with は「病気になる」ですが、come down to は「結局〜に帰着する」という別の表現です。最後の前置詞までセットで覚えましょう。
簡単な英語で言い換えるなら?
come down with がすぐに出てこないときは、get sick を使えば十分に通じます。
I think I’m getting sick.
体調を崩しかけている気がします。
He got sick during the trip.
彼は旅行中に具合が悪くなりました。
病気の状態を伝えるだけなら、さらに簡単に I’m sick. や I have a cold. と言えます。
関連して覚えたい表現
- feel under the weather:体調がすぐれない
- get over a cold:風邪から回復する
- call in sick:病欠の連絡をする
- be sick in bed:病気で寝込んでいる
come down with が「症状の始まり」なら、get over は「回復へ向かう」ときに使える表現です。
まとめ
come down with + 病気 は、「病気になる」「症状が出始める」という意味です。特に I think I’m coming down with something. は、病名は分からないものの体調の変化を感じたときに自然に使えます。
- catch a cold:風邪をひく出来事に注目
- come down with a cold:症状が出始める変化に注目
- have a cold:すでに風邪である状態に注目
まずは「風邪をひきかけているみたい」を I think I’m coming down with a cold. と声に出して覚えてみましょう。ほかの表現もまとめて学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事も参考にしてください。
comeを使った句動詞をまとめて整理したい方は、comeを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順もあわせてご覧ください。









