comeを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順と熟語の違いを例文解説

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comeは「来る」だけで覚えると、come across、come up with、come throughのような句動詞がばらばらに見えてしまいます。しかし、comeの「話し手・聞き手・話題の基準点へ近づく」という感覚と、back、in、up、throughなどの方向を組み合わせると、意味の広がりが見えやすくなります。

この記事では、comeを使った句動詞を、頻出度・パーティクル・使用場面から整理します。各表現の意味、使い方、語順、似た表現との違いは、リンク先の専門記事で詳しく確認できます。

まず覚えたいcome句動詞10選

一度に全部を暗記する必要はありません。まずは、会話と仕事の両方で出会いやすい次の10個から始めましょう。

句動詞 主な意味 代表例文
come back 戻ってくる・復活する Please come back before six.
6時までに戻ってきてください。
come in 入る・届く The results came in this morning.
結果は今朝届きました。
come over 遊びに来る Why don’t you come over tonight?
今夜うちに来ない?
come across 偶然見つける・出会う I came across an old photo.
古い写真を偶然見つけました。
come up with 思いつく She came up with a better plan.
彼女はもっとよい案を思いつきました。
come around 考えが変わる・意識が戻る He finally came around to our idea.
彼はついに私たちの案に賛成しました。
come through 切り抜ける・期待に応える She came through when we needed help.
彼女は必要なときに助けてくれました。
come from 出身・由来 Where does this expression come from?
この表現は何に由来しますか。
come along 一緒に来る・順調に進む The project is coming along nicely.
計画は順調に進んでいます。
come down with 病気になる I think I’m coming down with a cold.
風邪をひきかけていると思います。

しゅみすけ(大山俊輔)

comeを単に「来る」と訳すより、「いま話している基準点へ近づく」と考えてみてください。come backは元の基準点へ、come inは内側へ、come throughは困難を通り抜けてこちら側へ来るイメージです。

comeの最低限のコアイメージ

comeの中心は、人・物・出来事・状態が、話し手や聞き手、または会話の基準点へ近づくことです。物理的な移動だけでなく、情報が届く、意識が戻る、問題が表面化する、結論へ至る、といった抽象的な変化にも広がります。

  • come:基準点へ近づく・ある状態に至る
  • パーティクル:方向・位置・状態・結果を加える
  • come+パーティクル:どこへ、どの状態へ近づくかを表す

goが「基準点から離れて進む」視点になりやすいのに対し、comeは「こちら・そこ・話題の中心へ近づく」視点を置きます。日本語では同じ「行く」「来る」でも、英語では話し手と聞き手の位置が選択を左右します。

comeの基準点へ近づくコアイメージとback・in・out・up・over・through・along・aroundの意味

come+パーティクルで意味をつかむ

組み合わせ イメージ 代表的な意味
come+back 元の基準点へ戻る 戻る、復活する
come+in 内側へ入ってくる 入る、届く、入荷する
come+out 外へ出て見える状態になる 出る、公になる、発売される
come+up 上・手前・意識の表面へ近づく 近づく、話題になる、生じる
come+over 境界を越えてこちらへ来る 遊びに来る、感情が襲う
come+through 過程や困難を通り抜ける 切り抜ける、期待に応える
come+along 一緒に道を進む 一緒に来る、順調に進む
come+around 巡って元の状態・地点へ至る 意識が戻る、考えが変わる、立ち寄る
come+down 下・最終点へ至る 結局〜にかかる、病気になる
come+under 圧力・管理の範囲へ入る 批判、調査、支配を受ける

たとえば、The project is coming along nicely. では、計画が道筋に沿ってこちらへ進んでいる感覚から「順調に進んでいる」となります。She came through the crisis. なら、危機というトンネルを通り抜けたイメージです。

comeを使った句動詞一覧

次の一覧は、WordPress上で専門記事の公開URLを確認できた表現だけを掲載しています。似た形でも個別記事が未確認のものには、推測URLを付けていません。

句動詞 主な意味 場面
come about 起こる・実現する 変化・出来事
come across 偶然見つける・出会う/印象を与える 日常・人間関係
come after 後に来る・追いかける・追及する 順序・追跡
come along 一緒に来る・順調に進む 移動・進捗
come apart 外れる・ばらばらになる 物・関係
come around 意識が戻る・考えが変わる・立ち寄る 体調・意見・訪問
come at 向かってくる・ある角度から取り組む 対立・問題解決
come away 離れる・印象や教訓を得て帰る 移動・経験
come back 戻ってくる・復活する 日常・仕事
come before 審理される・優先される 法律・優先順位
come between 人間関係や集中を邪魔する 人間関係
come by 手に入れる・立ち寄る 入手・訪問
come down on 厳しく批判・処罰する 仕事・規則
come down to 結局〜にかかっている 判断・要点
come down with 病気になる・症状が出始める 体調
come forward 名乗り出る・情報を提供する 社会・仕事
come from 出身である・由来する・原因となる 出身・原因
come in 入る・届く・売られている・順位に入る 日常・仕事
come in for 批判・称賛などを受ける 評価
come into 財産・権利を相続して手に入れる お金・相続
come off 外れる・うまくいく・印象を与える 物・結果・印象
come out against 公に反対を表明する 社会・意見
come out in 発疹やぶつぶつが出る 体調・主に英
come out of 場所・困難から出る/結果を得る 移動・回復
come out with 突然言う・商品や作品を発売する 発言・発売
come over 遊びに来る・こちらへ来る・感情がこみ上げる 訪問・感情
come over as 〜という印象を与える 印象・主に英
come through 困難を切り抜ける・期待に応える 困難・支援
come to 意識が戻る・合計になる・結論に至る 体調・計算・判断
come under 批判・圧力・調査・支配を受ける 仕事・社会
come up against 問題・反対・強敵に直面する 仕事・競争
come up for 更新・見直し・審査の時期を迎える 契約・審査
come up to 人に近づく・高さや期待に達する 移動・水準
come up with アイデア・答えを思いつく 仕事・問題解決
come upon 偶然見つける・出会う 発見・やや文章語

意味・場面別に探すcome句動詞

移動・訪問・戻る

come backは元の場所へ戻る、come overは相手の家などへ遊びに来る、come byは短く立ち寄る、come alongは一緒に来る、という違いがあります。

Can you come over after work?
仕事のあと、うちに来られる?

発見・出会い・入手

come acrosscome uponはどちらも「偶然出会う・見つける」。come uponはやや文章語的です。come byは「苦労して手に入れる」の意味でも使えます。

仕事・アイデア・問題解決

come up withは案や答えを生み出す、come up againstは問題や反対に直面する、come throughは困難を切り抜ける、come down toは議論の要点・最終条件を示します。

It all comes down to time and budget.
結局は時間と予算にかかっています。

意見・評価・社会的な動き

come forwardは名乗り出る、come out againstは公に反対する、come in forは批判や称賛を受ける、come underは圧力・調査・支配の対象になる表現です。

体調・意識・感情

come down withは病気になり始める、come toは意識を取り戻す、come aroundも意識が戻る意味があります。come overは突然の感情や感覚が襲う場合にも使います。

似たcome句動詞・単語との違い

比較 違い 短い目安
come back / go back come backは基準点へ戻る。go backは基準点から別の場所へ戻る視点。 こちらへ戻る/そこへ戻る
come across / come upon どちらも偶然出会う。come uponはやや文章語的。 日常的/やや物語的
come around / come to どちらも意識回復に使える。come aroundは意見変更や訪問にも使う。 巡って戻る/意識へ至る
come through / get through come throughは切り抜ける・期待に応える。get throughは終える・連絡がつく・試験に通る。 結果を伴って現れる/通過を達成する
come up with / come out with come up withは考案する。come out withは突然口にする、または発売する。 思いつく/言う・出す
come over / come by come overは訪問全体、come byは短く立ち寄る感覚が出やすい。 遊びに来る/寄る
come from / be from come fromは由来・原因にも広がる。be fromは出身や産地という状態を簡潔に示す。 起点をたどる/所属事実
come under / be under come underはその状態に入る変化、be underはすでにその状態にあること。 対象になる/対象である

語順と文法:come句動詞は分離できない形が多い

take句動詞では take it off のように目的語を間へ置く形が目立ちますが、come句動詞は自動詞、または後ろの前置詞と結びつく分離不可の形が中心です。

1.目的語を取らない自動詞

  • Come in.(入ってください)
  • She came back yesterday.(彼女は昨日戻りました)
  • The old chair came apart.(古い椅子はばらばらになりました)

2.前置詞の後ろに目的語を置く分離不可

  • I came across an old photo.
  • We came up with a new idea.
  • He came down with the flu.
  • Nothing should come between you and your family.

代名詞にしても、come across itcome up with itcome down on himcome between them のように後ろへ置きますcome it acrosscome it up with にはしません。

3.comeの活用

原形 come、三人称単数 comes、過去形 came、過去分詞 come、現在分詞 coming です。

  • She came up with the idea yesterday.
  • Several witnesses have come forward.
  • The deadline is coming up for review.

しゅみすけ(大山俊輔)

come句動詞では、代名詞を無理に間へ入れないのが大切です。「come+前置詞+目的語」をひとかたまりで覚えると、come across itやcome up with itの語順で迷いにくくなります。

しゅみすけ式:come句動詞が出てこなかったら?

句動詞を忘れても、知っている中学英語で状況を直接説明すれば会話は続けられます。難しい一語へ置き換える必要はありません。

言いたい句動詞 簡単な言い換え 日本語
come back Please return here. ここへ戻ってください。
come across I found it by chance. 偶然それを見つけました。
come up with I thought of a new idea. 新しい案を思いつきました。
come through She helped us when we needed her. 必要なときに彼女が助けてくれました。
come around He changed his mind. 彼は考えを変えました。
come down with I think I am getting sick. 体調を崩しかけていると思います。
come over Please visit me at home. 家へ遊びに来てください。
come up against We met a serious problem. 深刻な問題に直面しました。

comeを含む関連表現

次はcomeを含む重要表現ですが、狭い意味での句動詞だけでなく、定型表現・動詞句として扱うほうが分かりやすいものです。

効率よく覚える4つの手順

  1. 最初の10個に絞る:come back、come in、come overなど、使う場面が浮かぶものから始める。
  2. パーティクルを絵で考える:back=元へ、in=内へ、through=通り抜ける、という方向を先に思い出す。
  3. 自分の一文を作る:訪問、仕事、体調など、自分が実際に話す場面へ置き換える。
  4. 出てこなければ分解する:簡単な英語で目的を達成し、その後で句動詞を確認する。

まとめ

comeを使った句動詞は、「基準点へ近づく・ある状態に至る」というcomeの感覚に、back、in、up、over、throughなどの方向や結果が加わった表現です。

  • まずはcome back、come in、come over、come across、come up withから覚える
  • comeとgoは、話し手・聞き手・話題の基準点から視点を決める
  • come句動詞は自動詞・分離不可が多く、代名詞も前置詞の後ろに置く
  • 意味が出てこないときは、短い説明文へ分解すればよい

個別表現の細かなニュアンス、自然な例文、日本人が間違えやすい語順は、一覧の各専門記事で確認してください。英熟語・定型表現全体を整理したい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。

comeそのものの感覚を確認:comeのコアイメージと基本的な使い方では、「会話の中心・相手・ゴールへ近づく」という共通感覚から解説しています。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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