
会議で「ちょっといいですか」と会話に入るとき、車が急に前へ入ってきたとき。日本語ではどちらも「割り込む」ですが、英語では cut in がよく使われます。さらに、モーターなどが自動で「作動し始める」という意味もあります。
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cut inの意味を最初に確認
cut in の中心的な意味は、すでに続いている流れへ途中から入ることです。主に次のように使います。
- 会話や活動に割り込む
- 車が前や車線へ割り込む
- 列に割り込む(特に cut in line)
- 機械・モーターなどが自動で作動し始める
cutの活用は cut–cut–cut で、過去形でも形は変わりません。
cut+inで、なぜ「割り込む」になる?
cut は「切る」、in は「中へ」という感覚です。人の会話、車の流れ、列など、すでに続いているものに切れ目を作り、その中へ入るイメージから「割り込む」になります。

しゅみすけ(大山俊輔)
会話に「割り込む」の使い方
会話中に発言を差し込む場合、cut in は自動詞として使えます。
- Sorry to cut in, but can I add something?
割り込んですみませんが、一つ付け加えてもいいですか。 - She cut in before I could finish my explanation.
私が説明を終える前に、彼女が割り込んできました。 - “That’s not what happened,” Ken cut in.
「そんなことは起きていないよ」とケンが口を挟みました。
Sorry to cut in, but … は、会議や複数人の会話へ丁寧に入る定番の形です。ただし、相手の発言を途中で止めるため、言い方やタイミングによっては失礼に聞こえます。
cut in on+人・会話・活動
何に割り込むかを明示するときは、cut in on+人・会話・活動 の形にします。
- Don’t cut in on me while I’m speaking.
私が話している間に割り込まないでください。 - I’m sorry to cut in on your conversation.
お話し中に割り込んですみません。 - He cut in on our discussion with an important update.
彼は重要な最新情報を伝えるため、私たちの議論に入ってきました。
cut in me のように人を直接置くのは誤りです。on を忘れないようにしましょう。
車が「前へ割り込む」の使い方
運転中の割り込みには、cut in front of+人・車 が分かりやすく自然です。
- A car suddenly cut in front of me.
車が突然、私の前へ割り込んできました。 - Don’t cut in without signaling.
ウインカーを出さずに割り込まないでください。 - The truck cut in too close and I had to brake.
トラックがすぐ前へ割り込んできたので、ブレーキを踏まなければなりませんでした。
無理に狭い間へ入るニュアンスを伴いやすく、単なる安全な車線変更なら change lanes や move into the lane が適しています。
列に割り込むcut in line
アメリカ英語では cut in line で「列に割り込む」という定型表現になります。イギリス英語では jump the queue が一般的です。
- Someone cut in line in front of us.
誰かが私たちの前に割り込みました。 - Please wait your turn instead of cutting in line.
列に割り込まず、順番を待ってください。
「順番を待つ」の表現は、wait one’s turnの意味と使い方でも詳しく解説しています。
機械が「作動し始める」のcut in
機械やモーター、冷暖房などが必要に応じて自動的に動き始めることも cut in と表せます。この用法は特にイギリス英語で見られます。
- The air conditioner cuts in when the room gets too warm.
部屋が暑くなりすぎると、エアコンが作動します。 - The backup generator cut in immediately.
予備発電機がすぐに作動し始めました。 - I heard the motor cut in during the night.
夜中にモーターが動き始める音を聞きました。
この意味では、動作が止まる cut out と対になることがあります。
cut inと似た表現の違い
cut inとinterrupt
interrupt は「中断する・話を遮る」の標準的で幅広い単語です。cut in は、続いている会話へ横から発言を差し込む場面が目に浮かぶ、やや口語的な表現です。
cut inとcut someone off
cut in は「会話へ入る」ことに焦点があります。一方、cut someone off は、相手が話し終える前に発言を止めることに焦点があります。詳しくは「話を遮る」の英語表現をご覧ください。
cut inとjump in
jump in は、助けるため・勢いよく参加するために会話へ入るなど、中立的または前向きに聞こえることがあります。cut in は「流れを切って入る」ため、迷惑な割り込みの響きが強くなりやすい表現です。詳しい違いはjump inの意味と使い方でも確認できます。
butt inとの違い
butt in は、招かれていないのに口を出す失礼な割り込みを強く表します。相手を非難するときに使われやすいため、自分から丁寧に会話へ入るなら Sorry to cut in のほうが安全です。
日本人が間違えやすい語順
- 会話へ割り込む:cut in
- 人や会話へ割り込む:cut in on+人・会話
- 人や車の前へ割り込む:cut in front of+人・車
- 列に割り込む:cut in line
代名詞でも語順は同じです。Don’t cut in on us. や A taxi cut in front of me. のように、前置詞の後ろへ置きます。cut it in のような分離型にはしません。
しゅみすけ(大山俊輔)
この句動詞が出てこなかったら?簡単な英語ならこう言える
cut inを思い出せなくても、状況を中学英語で直接説明すれば十分伝わります。
- 会話へ入りたい:Sorry, can I say something?
すみません、少し話してもいいですか。 - 車が前へ割り込んだ:A car moved into my lane in front of me.
車が私の前で私の車線へ入ってきました。 - 機械が作動した:The machine started by itself.
機械が自動で動き始めました。 - 列に割り込んだ:He went ahead of us in the line.
彼は列で私たちより前へ入りました。
難しい一語に置き換えるのではなく、「誰が・どこへ・どう入ったか」を説明するのが、しゅみすけ式のポイントです。
まとめ
cut in は「続いている流れに切れ目を作り、中へ入る」という句動詞です。会話なら cut in (on …)、車なら cut in front of …、列なら cut in line が基本です。機械が自動で作動し始める意味も、止まっていた状態から動作の流れへ入ると考えれば理解できます。
句動詞をまとまりで学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧と、be:RIZEの英語の句動詞一覧と学び方もあわせてご覧ください。
cutを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、cutを使った句動詞一覧をご覧ください。









