
double asは、「本来の役割に加えて、別の役割も果たす」「〜としても使える」という意味です。人の兼任にも、家具や部屋などの兼用にも使えます。
たとえば、She doubles as our translator.なら「彼女は通訳も兼任しています」。The sofa doubles as a bed.なら「そのソファはベッドとしても使えます」です。この記事では、意味の成り立ち、語順、自然な例文、alsoやwear two hatsとの違いまで整理します。
Contents
double asの基本的な意味
double as+役割・用途で、主に次の2つを表します。
- 人が別の役割も兼任する
- 物や場所が別の用途にも使える
Our receptionist doubles as the office manager.
受付担当者はオフィスマネージャーも兼任しています。
This box doubles as a small table.
この箱は小さなテーブルとしても使えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「兼ねる・〜としても使える」になるの?
doubleには動詞で「二倍にする・二重にする」という意味があります。そこに、役割を示すas(〜として)が続きます。
A doubles as Bをイメージで分けると、「Aが役割を二重にする+Bとして」つまり「Aは本来の役割だけでなく、Bの役割も果たす」と理解できます。
大切なのは、Aが完全にBへ変わるわけではないことです。Aにはもともとの役割があり、そこへBという第二の役割が加わります。
語順は「A doubles as B」
基本形はとてもシンプルです。
A+double(s) as+B
- A:二役を果たす人・物・場所
- B:追加される役割・用途
Ken doubles as a photographer.
ケンは写真家も兼任しています。
The kitchen doubles as a workspace.
そのキッチンは仕事場としても使われます。
主語が三人称単数ならdoubles、過去ならdoubledです。
The guest room doubled as my office during the winter.
冬の間、客室を私の仕事部屋としても使っていました。
人にも物にも使える2つの用法

1.人が仕事や役割を兼任する
人を主語にすると、本来の仕事に加えて別の役割も担当することを表します。職場だけでなく、イベントや家庭内の役割にも使えます。
Our guide doubled as an interpreter.
私たちのガイドは通訳も兼ねていました。
Maya doubles as the team’s social media manager.
マヤはチームのSNS担当も兼任しています。
My brother doubled as our driver for the trip.
旅行中、兄は私たちの運転手役もしてくれました。
2.物や場所が別の用途にも使える
物を主語にすると、「本来の用途に加えて、別の用途にも使える」という便利さを表せます。家具、部屋、容器、道具の説明で特に自然です。
This ottoman doubles as storage.
このオットマンは収納としても使えます。
The dining room doubles as a study area.
ダイニングルームは勉強スペースとしても使っています。
My scarf doubled as a blanket on the flight.
機内ではスカーフを毛布代わりにも使いました。
よく使われる時制と形
現在形:普段から二役を果たす
This desk doubles as a vanity.
この机は化粧台としても使えます。
過去形:その場で代用品として使った
A stack of books doubled as a laptop stand.
本の束をノートパソコン台の代わりに使いました。
can double as:〜としても使える
This jacket can double as a travel pillow.
このジャケットは旅行用の枕としても使えます。
canを入れると、実際に兼用している事実よりも「その用途にも使える」という可能性を伝えやすくなります。
double asとalsoの違い
alsoは単に「〜もする」と情報を追加する語です。一方、double asには「一人・一つが二つの役割をこなす」というまとまりがあります。
She also translates documents.
彼女は書類の翻訳もします。
She doubles as our translator.
彼女は私たちの通訳も兼任しています。
前者は作業を追加しているだけです。後者は「通訳」という役割そのものを兼ねていることが伝わります。
double asとwear two hatsの違い
wear two hatsも「二つの役割を担う」という意味ですが、主に人について使う比喩的な表現です。役割を具体的に述べるときはasではなく、文脈やas A and Bなどで補います。
I wear two hats at this company: sales and training.
私はこの会社で営業と研修の二役を担っています。
I double as a trainer.
私は研修担当も兼任しています。
物の兼用には通常double asを使います。ベッドにもなるソファをThe sofa wears two hats.とするのは、意図的な擬人化でない限り不自然です。
「兼任する」の表現を広く比べたい場合は、wear two hats・hold two positionsなどの違いを解説した記事も参考にしてください。
日本人が間違えやすいポイント
asの後ろには役割・用途を置く
double asの後ろには、通常は名詞または名詞句を置きます。
○ The lobby doubles as an event space.
ロビーはイベント会場としても使えます。
△ The lobby doubles as hold events.
動作を言いたいなら、役割を名詞で表すか、簡単な文に言い換えましょう。
「副業をする」すべてがdouble asではない
別々の仕事を二つ持っているだけなら、have a second jobのほうが明確です。double asは、同じ組織・場面・物の中で二役を果たす感覚と相性がよい表現です。
doubleを名詞の前に置かない
「通訳を兼任する」をdouble translatorとは言いません。動詞としてdouble as a translatorとします。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
double asが思い出せなくても、基本語で十分伝えられます。
- She also works as our translator.
彼女は通訳としても働いています。 - We also use this room as an office.
この部屋はオフィスとしても使っています。 - You can use this sofa as a bed, too.
このソファはベッドとしても使えます。
会話では、also work asやalso use A as Bが作りやすく、意味も直接伝わります。
日常会話・仕事で使える例文
Does this bag double as a backpack?
このバッグはリュックとしても使えますか?
Our meeting room doubles as a lunch area.
会議室はランチスペースとしても使っています。
He was hired as an editor, but he now doubles as a writer.
彼は編集者として採用されましたが、今はライターも兼任しています。
The café doubles as an art gallery on weekends.
そのカフェは週末にはアートギャラリーにもなります。
Can this charger double as a power bank?
この充電器はモバイルバッテリーとしても使えますか?
まとめ
double asは、「人が別の役割も兼任する」「物や場所が別の用途にも使える」を表す便利な表現です。
- 基本語順はA doubles as B
- Aは人・物・場所、Bは追加の役割・用途
- can double asなら「〜としても使える」
- alsoより「一つで二役」の感覚が強い
- 簡単に言うならalso work as、also use A as B
まずは身近な物を使って、This table doubles as my desk.のような一文を作ってみましょう。英熟語をさらに学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。









