entrust A with Bの意味は?語順・受動態とentrust B to A・trustとの違い

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entrust A with Bは、「AにBを任せる・託す」という意味です。単に仕事を割り振るのではなく、相手を信頼して、重要な仕事・責任・大切な物を預けるニュアンスがあります。

AとBの順番が日本語と逆に感じられるうえ、entrust B to Aという別の語順もあります。この記事では、二つの形の見分け方、よく使われる受動態、trust・leave・assignとの違いを自然な例文で解説します。

entrust A with Bの意味と基本の語順

基本の形は次のとおりです。

entrust+A(任される人)+with+B(仕事・責任・大切な物)

  • They entrusted Maya with the project.
    彼らはマヤにそのプロジェクトを任せました。
  • I entrusted him with the key.
    私は彼にその鍵を預けました。
  • We can’t entrust a beginner with this responsibility.
    この責任を初心者に任せることはできません。
  • She entrusted me with her secret.
    彼女は私に秘密を打ち明け、守るよう託しました。

Aには人・組織、Bにはproject、task、responsibility、money、key、secretなど、任せる対象を置きます。

しゅみすけ(大山俊輔)

entrustは「仕事を渡す」だけではなく、「あなたなら大切に扱ってくれると信じている」という信頼まで含む動詞です。

なぜwithを使う?

entrustにはtrust(信頼する)とつながる感覚があります。そこへ「何かを持たせる・備えさせる」感覚のwithが加わり、Aという人にBという責任や大切な物を持たせる形になります。

同じ語順は次のように考えると覚えやすいでしょう。

A is with B=AがBを持つ状態にする

つまりentrust A with Bは、「Aを信頼し、Bを持たせる・担当させる」という流れです。

entrust A with Bとentrust B to Aの違い

entrust A with Bとentrust B to AのA・Bの語順を比較する解説イラスト

二つの形は、基本的に同じ委任・預け入れを、異なる出発点から表します。

語順 最初に注目するもの 意味
entrust A with B A=任される人 AにBを任せる
entrust B to A B=任せる仕事・物 BをAに託す
  • They entrusted Ms. Sato with the project.
    彼らは佐藤さんにそのプロジェクトを任せました。
  • They entrusted the project to Ms. Sato.
    彼らはそのプロジェクトを佐藤さんに託しました。

最初の文は「誰に任せたか」を早く示し、二つ目は「何を託したか」を先に示しています。意味はほぼ同じです。

受動態be entrusted with Bがよく使われる

実際の仕事やニュースでは、「誰かが任された」という受動態をよく見かけます。

A+be entrusted with+B

  • She was entrusted with the project.
    彼女はそのプロジェクトを任されました。
  • I’ve been entrusted with training the new staff.
    私は新人研修を任されています。
  • He was entrusted with confidential information.
    彼は機密情報を託されました。
  • The committee was entrusted with making the final decision.
    その委員会は最終決定を下す役割を任されました。

仕事・行動を置く場合は、with+動名詞にできます。

  • with organizing the event:イベント運営を
  • with managing the budget:予算管理を
  • with caring for the child:子どもの世話を

entrust B to Aの受動態

Bを主語にしたい場合は、次の形になります。

B+be entrusted to+A

  • The task was entrusted to our design team.
    その仕事は私たちのデザインチームに任されました。
  • The documents were entrusted to a lawyer.
    その書類は弁護士に託されました。
  • The child was entrusted to her grandparents.
    その子どもは祖父母に預けられました。

be entrusted withでは人・組織が主語、be entrusted toでは仕事・物・人など、託される対象が主語になります。

entrustとtrustの違い

trust A with Bも「AにBを任せられる・預けられる」という意味ですが、entrustより日常的です。

表現 ニュアンス 自然な場面
entrust A with B 正式に重要な責任・大切な物を託す 仕事、法的管理、資産、機密
trust A with B AならBを任せても大丈夫だと信じる 日常の仕事、秘密、持ち物
  • The director entrusted her with the negotiations.
    取締役は彼女に交渉を正式に任せました。
  • I trust you with my laptop.
    あなたなら私のノートパソコンを預けても大丈夫だと思っています。

entrustは「託す」という行為そのもの、trustは「信頼している」という判断に焦点が出やすい違いがあります。

entrust・leave・assign・delegateの違い

leave B to A:Aに任せておく

leave B to Aは日常会話でも使いやすく、「BはAに任せる・委ねる」という意味です。

  • Leave the cooking to me.
    料理は私に任せてください。
  • We left the details to our lawyer.
    詳細は弁護士に任せました。

entrustほど「大切な責任を正式に託す」という重さはありません。詳しくはleave A to BとLeave it to me.の使い方をご覧ください。

assign B to A:仕事を割り当てる

assignは、上司・教師などが業務や課題を割り当てる事務的な表現です。

  • The manager assigned the task to Ken.
    マネージャーはその仕事をケンに割り当てました。
  • I was assigned to the Osaka office.
    私は大阪オフィスに配属されました。

信頼よりも、役割分担・配置に焦点があります。

delegate B to A:権限や仕事を委譲する

delegateは、自分が持つ仕事や意思決定権を別の人へ移す表現です。

  • Good leaders delegate tasks to their team.
    よいリーダーはチームに仕事を任せます。

entrustは信頼、delegateは権限・業務の移管が中心です。

場面別の自然な例文

仕事

  • We entrusted the launch to an experienced team.
    私たちは製品発表を経験豊富なチームに任せました。
  • She was entrusted with handling the client’s complaint.
    彼女は顧客からの苦情対応を任されました。
  • Would you entrust him with the company’s finances?
    彼に会社の財務を任せられますか。

家庭・暮らし

  • We entrusted our dog to a close friend while we traveled.
    旅行中、飼い犬を親しい友人に預けました。
  • My sister entrusted me with her spare key.
    姉は私に合鍵を預けました。
  • I wouldn’t entrust a child with that expensive camera.
    その高価なカメラを子どもには預けません。

秘密・人間関係

  • She entrusted me with a very personal secret.
    彼女はとても個人的な秘密を私に打ち明けました。
  • Thank you for entrusting me with this.
    このことを私に託してくれて、ありがとうございます。
  • He rarely entrusts anyone with his true feelings.
    彼はめったに本当の気持ちを人に打ち明けません。

旅行・貴重品

  • I entrusted my passport to the hotel safe.
    私はパスポートをホテルの金庫に預けました。
  • Don’t entrust your luggage to a stranger.
    荷物を知らない人に預けないでください。

しゅみすけ(大山俊輔)

「任された」と言いたいときは、まずI was entrusted with …を一つの型として覚えると便利です。withの後ろへ仕事や責任を置くだけで使えます。

日本人が間違えやすいポイント

AとBを逆にしない

entrust A with Bでは、Aが人、Bが任せる内容です。

  • 誤:They entrusted the project with Maya.
  • 正:They entrusted Maya with the project.
  • 正:They entrusted the project to Maya.

entrust A to Bとentrust A with Bを混ぜない

withの形では人が先、toの形では託す物・仕事が先です。

  • entrust the child to her grandparents:子どもを祖父母に預ける
  • entrust her grandparents with the child:祖父母に子どもを預ける

軽いお願いには大げさになることがある

コピーを1枚頼む程度なら、entrustは重すぎます。

Could you make a copy of this?
これをコピーしてもらえますか。

重要な仕事や大切な物を「信頼して託す」ときにentrustを選びましょう。

簡単な英語で言い換えるなら

entrustがすぐに出てこなくても、次の基本表現で十分伝えられます。

  • ask A to take care of B:AにBを任せる
  • give A responsibility for B:AにBの責任を与える
  • leave B with A:BをAに預ける
  • put A in charge of B:AをBの担当にする
  • I asked Maya to take care of the project.
    マヤにそのプロジェクトを任せました。
  • She is in charge of the budget.
    彼女が予算を担当しています。
  • I left the key with Ken.
    鍵をケンに預けました。

まとめ

entrust A with Bは、「Aを信頼して、AにBを任せる・託す」という意味です。

  • Aには任される人・組織、Bには仕事・責任・大切な物を置く
  • entrust B to Aでも同じ委任を表せる
  • A be entrusted with Bは「AがBを任される」
  • B be entrusted to Aは「BがAに託される」
  • trustは日常的な信頼、leaveは気軽な「任せる」、assignは割り当て、delegateは権限・業務の委譲

まずは仕事で使いやすいI was entrusted with the project.から練習してみましょう。関連する表現は英熟語・定型表現の一覧でも確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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