
in realityは「実際には」「現実には」という意味です。見た目・評判・思い込み・理想などと、本当の状態が違うと伝えるときに使います。
日本語ではactuallyやin factも「実際は」と訳されるため混同しやすい表現です。この記事では、in realityが作る「想像と現実の対比」、自然な語順、会話で使える例文、類似表現との違いまで整理します。
Contents
in realityの基本的な意味
in realityの中心的な意味は「現実には」「実際のところ」です。特に、先に示された印象や予想をひっくり返して、現実を提示するときに向いています。
- 見た目と実態が違う
- 人から聞いた話と事実が違う
- 理想・想像と現実が違う
- 本人の言い方と本音・実情が違う
The job sounds glamorous, but in reality, it involves a lot of routine paperwork.
その仕事は華やかに聞こえますが、実際には日常的な書類仕事がたくさんあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「現実には」という意味になる?
realityは「現実・実際の状態」、inは「その範囲・状態の中で」という感覚です。直訳に近いイメージは「現実という枠の中では」。そこから、外からの印象ではなく、現実に目を向ける表現になります。
たとえば、写真では広く見えた部屋が、現地では狭かったとします。
The apartment looked spacious online. In reality, it was quite small.
その部屋はネットでは広く見えました。実際には、かなり狭かったです。
in realityの語順とよく使う形
1.文頭に置く
In reality, + 主語 + 動詞の形は、前の説明を受けて現実をはっきり示します。カンマを置くのが一般的です。
People think Mia is shy. In reality, she’s very talkative with close friends.
ミアは内気だと思われています。実際には、親しい友人とはとてもよく話します。
2.but in realityで対比する
A, but in reality, Bは「Aのように見えるが、実際はB」という最も使いやすい形です。
He said the repair would be easy, but in reality, it took all weekend.
彼は修理は簡単だと言いましたが、実際には週末を丸々使いました。
3.文末に置く
文末にも置けます。文頭ほど強く話題を切り替えず、最後に「現実には」と添える響きです。
The two plans aren’t very different in reality.
実際のところ、その2つの計画に大きな違いはありません。
日常会話・仕事で使える例文
日常・暮らし
The recipe looks complicated, but in reality, it only takes fifteen minutes.
そのレシピは複雑そうですが、実際には15分しかかかりません。
I thought living alone would feel lonely. In reality, I enjoy the quiet.
一人暮らしは寂しいと思っていました。実際には、その静けさを楽しんでいます。
仕事
The deadline seems flexible, but in reality, we need to finish by Friday.
締め切りには余裕がありそうですが、実際には金曜日までに終える必要があります。
They call it a small update, but in reality, we’re redesigning the whole system.
彼らは小さな更新と呼んでいますが、実際にはシステム全体を設計し直しています。
旅行・買い物
The hotel is described as “near the station,” but in reality, it’s a twenty-minute walk.
そのホテルは「駅の近く」と書かれていますが、実際には徒歩20分です。
The jacket looks heavy, but it’s quite light in reality.
そのジャケットは重そうに見えますが、実際にはかなり軽いです。
恋愛・人間関係
They look like a perfect couple, but in reality, they argue a lot.
二人は完璧なカップルに見えますが、実際にはよく言い争っています。
I assumed he was angry. In reality, he was just nervous.
彼は怒っているのだと思いました。実際には、ただ緊張していただけでした。
in reality・actually・in fact・in practiceの違い

- in reality:見た目・思い込み・想像と現実を対比する
- actually:会話で相手の認識をやわらかく訂正したり、意外な情報を出したりする
- in fact:直前の内容を事実で補強・強調する
- in practice:理論・規則・計画と、実際の運用を対比する
She seems serious, but in reality, she loves silly jokes.
彼女は真面目そうですが、実際にはくだらない冗談が大好きです。
Actually, I’ve already booked the tickets.
実は、もうチケットを予約しました。
The café is popular. In fact, there’s usually a line outside.
そのカフェは人気です。実際、たいてい外に列ができています。
The rule is simple, but in practice, it’s hard to enforce.
その規則は単純ですが、実際の運用では徹底するのが困難です。
詳しい使い分けは、in factの意味と使い方、in practiceの意味とin theoryとの違いも参考にしてください。
日本人が間違えやすいポイント
「現実に存在する」ならin realityとは限らない
in realityは副詞句で、文全体に「実際には」とコメントします。「現実の問題」「現実世界」のように名詞を修飾するなら、real problems、the real worldなどを使います。
We need to solve real problems.
私たちは現実の問題を解決する必要があります。
対比がない場面ではactuallyの方が自然なこともある
注文の変更や、会話中のちょっとした訂正ならactuallyが自然です。
Actually, I’ll have tea instead.
やっぱり、代わりに紅茶にします。
ここでin realityを使うと、「見かけや認識とは異なる現実」を大げさに持ち出す感じになります。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
in realityが出てこなくても、基本的な英語で十分伝えられます。
- but it’s really …(でも本当は〜です)
- but the truth is …(でも本当のところは〜です)
- but it’s not like that(でも実際はそうではありません)
It looks expensive, but it’s really quite affordable.
高そうに見えますが、本当はかなり手頃です。
まとめ
in realityは「現実には」「実際には」を表し、見た目・評判・思い込み・理想と本当の状態を対比する表現です。特にbut in realityの形を覚えると、日常会話でも仕事でも使いやすくなります。
会話での訂正ならactually、事実の補強ならin fact、理論と運用の対比ならin practiceと使い分けましょう。関連する表現をさらに学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もご覧ください。









