
figure outは、「考えて理解する」「原因や答えを突き止める」「方法を考え出す」という意味の句動詞です。
知らなかった情報を外から得るというより、手元の情報を組み合わせたり、頭を使ったりして、分からなかったものを分かる状態にする感覚があります。
I can’t figure it out.(どうしても分からない)は、日常会話で非常によく使われる一文です。この記事では、figureとoutから意味をつかむ考え方、語順、よく使う文型、find out・work outとの違い、自然な例文まで詳しく解説します。
Contents
figure outの基本的な意味
figure outには、主に次の3つの意味があります。
- 考えて理解する
- 問題や原因を解明する
- 方法や答えを考え出す
- I finally figured out the answer.
ようやく答えが分かりました。 - We need to figure out what went wrong.
何が悪かったのか突き止める必要があります。 - I’ll figure out how to fix it.
直し方を考えます。 - Can you figure this out?
これ、分かる?/解決できる?
日本語訳は文脈によって変わりますが、共通するのは、考える過程を通して答えに到達することです。
しゅみすけ(大山俊輔)
figureとoutから意味を理解する
figureには名詞の「数字・図・人物像」だけでなく、動詞で「考える・判断する」という使い方があります。
outの基本イメージは「内側から外へ」です。句動詞では、隠れていた答えや結果が外へ出て、はっきりする感覚を加えることがあります。
そのため、
figure(考える)+out(答えが表に出る)
という組み合わせから、「考えて答えを明らかにする」「理解する」という意味になります。
絡まった糸を少しずつほどくように、手がかりをつなぎ、最後に全体像が見える感覚です。
figure outの語順
figure out+名詞
目的語が普通の名詞なら、句動詞の後ろに置けます。
- figure out the problem:問題を理解する/解決する
- figure out the answer:答えを考え出す
- figure out the system:仕組みを理解する
figure outは目的語を間に挟むこともできます。
- figure the problem out
- figure out the problem
どちらも可能ですが、長い目的語は後ろに置くほうが読みやすくなります。
代名詞はfigure it out
目的語がit・this・that・themなどの短い代名詞の場合、通常はfigureとoutの間に置きます。
- figure it out:それを理解する/解決する
- figure this out:これを理解する/解決する
- figure them out:それらを理解する
figure out itとは言わないようにしましょう。
疑問詞を使う形がとても便利
figure outの後ろには、what・why・how・whereなどで始まる疑問詞節をよく置きます。
figure out what…
- I can’t figure out what he wants.
彼が何を望んでいるのか分かりません。 - Let’s figure out what we need first.
まず何が必要か考えましょう。
figure out why…
- I’m trying to figure out why the app keeps crashing.
なぜアプリが何度も落ちるのか調べています。 - She couldn’t figure out why he was upset.
彼女には、なぜ彼が怒っているのか分かりませんでした。
figure out how to…
- We need to figure out how to reduce costs.
費用をどう減らすか考える必要があります。 - He figured out how to open the door.
彼はドアの開け方を突き止めました。
なお、間接疑問文なので語順は平叙文になります。
- 正:figure out why it happened
- 誤:figure out why did it happen
I can’t figure it out.の意味と使い方
I can’t figure it out.は、「考えているけれど分からない」「どうしてもうまく理解できない」という意味です。
難しい問題だけでなく、機械の操作、人の気持ち、不可解な出来事にも使えます。
- This printer isn’t working, and I can’t figure it out.
このプリンターが動かないんだけど、原因が分からない。 - I’ve read the instructions twice, but I still can’t figure it out.
説明書を2回読んだけど、まだ分からない。 - I can’t figure him out.
彼の考えていることが分からない。
figure someone outは、その人の性格、意図、行動パターンなどを理解するという意味です。
figure outとfind outの違い

figure outとfind outは、どちらも「分かる」と訳されますが、分かるまでの経路が違います。
- figure out:自分で考えて理解・解決する
- find out:調査、確認、連絡などによって情報を知る
figure out:頭を使って答えを出す
- I figured out why the machine stopped.
機械が止まった原因を考えて突き止めました。 - Can you figure out this puzzle?
このパズルを解けますか。
find out:事実や情報を知る
- I found out that the meeting was canceled.
会議が中止になったと知りました。 - I’ll call the hotel and find out.
ホテルに電話して確認します。
たとえば、店に電話して営業時間を聞くならfind outです。公式サイトにある情報を読み解いて、自分で営業時間を判断するならfigure outも考えられます。
figure outとwork outの違い
この二つは、問題を考えて解決する場面で意味が重なります。
- figure out:理解できなかったものを理解する、答えを見つける
- work out:具体的な方法、計画、解決策を練り上げる
- I figured out what the problem was.
何が問題なのか分かりました。 - We worked out a solution.
私たちは解決策を考え出しました。
figure outは「頭の中で分かる」にも使え、work outは複数の条件を調整して実行可能な答えを作る場面に向きます。ただし、日常会話ではどちらも「なんとか方法を考える」の意味で重なることがあります。
work outの多様な意味は、work outの意味・運動、解決、うまくいくのつながりで詳しく解説しています。
figure outとunderstandの違い
understandは「理解している」という状態を広く表します。figure outは、考えた結果として理解に到達する過程を含みます。
- I understand the rule.
その規則を理解しています。 - I finally figured out the rule.
ようやくその規則が分かりました。
説明を聞いてすでに分かっているならunderstand、分からない状態から自分で考えて分かったならfigure outが自然です。
日常会話で使える例文
A: How do I connect this to Wi-Fi?
これ、どうやってWi-Fiにつなぐの?
B: I’m not sure. Let’s figure it out together.
分からないな。一緒に考えよう。
A: Why is the total different?
どうして合計が違うの?
B: I figured it out. We counted this item twice.
分かった。これを2回数えてたんだ。
A: Have you decided how to get there?
どうやって行くか決めた?
B: Not yet, but I’ll figure something out.
まだだけど、何か方法を考えるよ。
A: I can’t figure him out.
彼のこと、よく分からない。
B: Me neither. He says one thing and does another.
私も。言うこととやることが違うよね。
figure something outの使い方
figure something outは、「何か方法を考える」「なんとかする」という少し幅を持たせた言い方です。
- Don’t worry. We’ll figure something out.
心配しないで。何か方法を考えるから。 - I don’t have enough money yet, but I’ll figure something out.
まだお金が足りないけれど、何とかします。
具体的な方法はまだ分からなくても、「考えて手段を見つける」という前向きな姿勢を示せます。
よくある間違い
figure out itにしない
代名詞itは間に置きます。
- 正:figure it out
- 誤:figure out it
疑問詞の後ろを疑問文語順にしない
- 正:I can’t figure out where he went.
- 誤:I can’t figure out where did he go.
情報を聞いて知る場面ではfind outも検討する
誰かに尋ねる、ウェブサイトで確認する、発表を聞くなど、外部から事実を得る場合はfind outのほうが自然なことがあります。
figure outが出てこないときの簡単な言い換え
figure outを思い出せなくても、基本的な英語で十分に伝えられます。
- I don’t understand this.
これが分かりません。 - I need to think about it.
それについて考える必要があります。 - I need to find the answer.
答えを見つける必要があります。 - We need a way to fix this.
これを直す方法が必要です。 - Let’s think of a way.
方法を考えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
- find out:情報や事実を知る
- work out:方法や解決策を考える/うまくいく
- sort out:問題、物、気持ちを整理する
- solve:問題を解決する
- understand:理解する
- make sense of:意味を理解する
問題や物事を整理する表現は、sort outの意味と使い方も参考になります。また、英熟語・定型表現をまとめて学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事をご覧ください。
まとめ
figure outは、「考えて理解する・原因を突き止める・方法を考え出す」という意味です。
- figure out+名詞:問題や答えを理解・解決する
- figure it out:代名詞はfigureとoutの間
- figure out what/why…:何か・なぜかを突き止める
- figure out how to…:方法を考える
- find outは情報を知る、work outは方法や解決策を練る
まずは、分からないものを前にしたときのI can’t figure it out.と、前向きなWe’ll figure it out.(私たちで何とかしよう)から使ってみましょう。









