
go to great lengthsは、「多大な努力をする」「目的のために手間を惜しまない」という意味です。
誰かを助けるために念入りに準備するような肯定的な場面にも、秘密を隠すために「そこまでするのか」と驚く場面にも使えます。
この記事では、go to great lengthsの意味・語順・ニュアンスを、自然な例文とwhatever it takes、go so far as toとの違いから解説します。
Contents
go to great lengthsの基本的な意味
go to great lengths = 大変な努力をする/あらゆる手を尽くす
She went to great lengths to make her guests feel welcome.
彼女はお客さんが歓迎されていると感じられるよう、細部まで心を尽くしました。
The company went to great lengths to protect customer data.
その会社は顧客データを守るため、多大な努力をしました。
great lengthsは直訳すると「長い距離」です。目的地へ着くために長い道のりを進むイメージから、目的のために多くの時間・手間・費用をかける意味になります。
ネイティブが感じるニュアンス
この表現は、単にtry hard(一生懸命やる)と言うよりも、「普通ならそこまでしないほど念入りに行動する」という含みがあります。
- 時間や手間を惜しまない
- 慎重に何段階もの対応をする
- 目的のためにかなり遠くまで踏み込む
- 周囲が驚くほど努力する
He went to great lengths to find the perfect birthday gift.
彼は完璧な誕生日プレゼントを探すため、かなりの手間をかけました。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順はgo to great lengths to do
最もよく使われる形は次のとおりです。
go to great lengths to + 動詞の原形
They went to great lengths to keep the project secret.
彼らはプロジェクトを秘密にしておくため、徹底した対策を取りました。
We go to great lengths to ensure the quality of our service.
私たちはサービス品質を確保するため、細心の努力をしています。
時制に合わせてgoを変える
- 現在形:go / goes to great lengths
- 過去形:went to great lengths
- 現在完了:have / has gone to great lengths
She has gone to great lengths to support the team.
彼女はチームを支えるため、これまで多大な努力をしてきました。
go to any lengthsもある
go to any lengthsは「どんな手段でも取る」「手段を選ばない」という、さらに強い表現です。文脈によっては危険・不誠実な行動も含みます。
He would go to any lengths to win.
彼は勝つためなら手段を選ばないでしょう。
肯定的に「努力を惜しまない」と言いたいだけなら、great lengthsのほうが安全です。
自然に使える例文
仕事
Our manager went to great lengths to avoid layoffs.
私たちの上司は解雇を避けるため、あらゆる努力をしました。
The hotel goes to great lengths to provide personalized service.
そのホテルは、一人ひとりに合わせたサービスを提供するため細部まで力を尽くしています。
They went to great lengths to verify every detail.
彼らは細部の一つひとつを確認するため、非常に念入りな作業をしました。
恋愛・人間関係
He went to great lengths to plan a surprise proposal.
彼はサプライズのプロポーズを計画するため、かなり手間をかけました。
She went to great lengths to help her friend through a difficult time.
彼女はつらい時期を過ごす友人を助けるため、力を尽くしました。
You don’t have to go to such great lengths for me.
私のために、そこまでしてくれなくても大丈夫ですよ。
日常生活・旅行
We went to great lengths to find a restaurant that everyone could enjoy.
全員が楽しめるレストランを探すため、私たちはかなり苦労しました。
She went to great lengths to travel with only one small bag.
彼女は小さなバッグ一つだけで旅行するため、さまざまな工夫をしました。
称賛にも批判にも使える
肯定的:献身や丁寧さを評価する
The staff went to great lengths to make our stay comfortable.
スタッフは私たちが快適に滞在できるよう、心を尽くしてくれました。
この場合は、丁寧なサービスや献身を称賛しています。
批判的:「そこまでして」と驚く
He went to great lengths to hide the truth.
彼は真実を隠すため、そこまでして徹底的に動きました。
目的が好ましくない場合、努力そのものよりも「普通ではないほど踏み込んだ」ことへの批判や驚きを表します。
似た表現との違い

go to great lengths:具体的に多くの努力を重ねる
目的のために時間・手間・工夫を惜しまず、実際に念入りな行動を取ることに焦点があります。
whatever it takes:何としてでもという決意
「必要なことは何でもする」という強い意志を表します。これから行動する決意としてもよく使います。
I’ll do whatever it takes to fix this.
これを直すためなら、できることは何でもします。
whatever it takesの意味と使い方では、at any costとの違いも解説しています。
go so far as to do:驚くほど極端な行動まで取る
努力の積み重ねよりも、「〜までする」という一つの意外・極端な行動を強調します。
He went so far as to call my boss.
彼は私の上司に電話することまでしました。
詳しくはgo so far as to doの専門記事をご覧ください。
日本人が間違えやすいポイント
lengthは通常複数形
この定型表現ではlengthsと複数形にします。
- ○ go to great lengths
- × go to a great length
目的はto doで続ける
「何のためにそこまで努力するのか」は、通常to+動詞の原形で表します。
She went to great lengths to explain the problem clearly.
彼女は問題を明確に説明するため、非常に丁寧に対応しました。
単なる長距離移動ではない
go to great lengthsは比喩的な定型表現です。「遠くへ行く」という物理的な移動だけを表すわけではありません。
この表現が出てこないときの簡単な言い換え
難しい表現を使わなくても、何をしたかを基本語で直接描写できます。
She did a lot to help us.
彼女は私たちを助けるために、いろいろしてくれました。
He worked very hard to make it happen.
彼はそれを実現するため、とても努力しました。
They tried everything they could.
彼らはできることをすべて試しました。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
まとめ
- go to great lengthsは「目的のために多大な努力をする」
- 普通ならそこまでしないほど手間・時間・工夫をかけるニュアンス
- 基本形はgo to great lengths to do
- 献身を称賛する場合にも、「そこまでする」と批判する場合にも使える
- whatever it takesは決意、go so far as toは極端な一行動を強調
- 難しければdid a lotやworked very hardで言い換えられる









