
get atは、文脈によって「何を言おうとしているのか」「手が届く・近づける」「人を繰り返し責める」などを表す句動詞です。
意味がばらばらに見えますが、共通するのは対象に向かって進み、そこへ届こうとする感覚です。日常会話で特によく耳にするのは、What are you getting at?(何を言おうとしているの?)という形です。
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get atの基本的な意味
get atの代表的な使い方は、次の3つです。
- 意図する・ほのめかす:言葉の奥にある要点へ届こうとする
- 手が届く・近づく・取り出せる:物理的に対象へ到達する
- 人を責める・しつこく批判する:言葉で相手を繰り返し攻める

なぜget atがこの意味になるの?
getには「ある状態・場所へ到達する」、atには「一点を狙う」という感覚があります。そのためget atは、直訳に近いところでは「狙った一点へ到達する」です。
箱へ手を伸ばして届くのも、相手の言葉の奥にある意図へたどり着くのも、同じ方向性で理解できます。
対象 → その一点へ向かう → そこに届く
この流れを持っておくと、複数の意味を別々に丸暗記せずに済みます。
しゅみすけ(大山俊輔)
意味1:What are you getting at?「何を言おうとしているの?」
会話で最も覚えておきたいのが、What are you getting at?です。相手の説明が遠回しだったり、裏に別の意図がありそうだったりするときに使います。
What do you mean?よりも、「結局何が言いたいの?」「何をほのめかしているの?」という踏み込んだ響きが出やすい表現です。声の調子によっては、少しいら立ちや警戒心も伝わります。
自然な例文
I’m not sure what you’re getting at.
あなたが何を言おうとしているのか、よく分かりません。
Are you getting at the fact that we need more staff?
人員をもっと増やす必要があると言いたいのですか?
What exactly are you getting at?
いったい何が言いたいのですか?
I see what you’re getting at, but I don’t agree.
言いたいことは分かりますが、同意はしません。
get at+名詞で「〜を言おうとする」
疑問文だけでなく、次のようにも使えます。
What I’m getting at is that we should wait.
私が言いたいのは、待つべきだということです。
That’s the point I was trying to get at.
それが私の伝えようとしていた要点です。
意味2:「手が届く・近づける・取り出せる」
get atの物理的な意味は「対象へ近づける」「手を届かせる」です。物が奥にある、高い場所にある、何かに遮られている場面で自然に使えます。
I can’t get at the box on the top shelf.
一番上の棚にある箱に手が届きません。
Move the chair so I can get at the drawer.
引き出しを開けられるように、椅子を動かしてください。
The documents are stored where no one can easily get at them.
その書類は誰も簡単には取り出せない場所に保管されています。
「手の届く範囲に」という状態を表したい場合は、within reachとout of reachの違いも関連します。
意味3:「人を責める・しつこく批判する」
主にイギリス英語では、get at someoneが「人をしつこく責める・からむ」という意味でも使われます。一度の冷静な指摘というより、繰り返し相手を攻撃する感じです。
Why are you always getting at me?
どうしていつも私ばかり責めるの?
Stop getting at him. He’s doing his best.
彼を責め続けるのはやめて。精いっぱいやっています。
My manager keeps getting at me about small mistakes.
上司は細かいミスについて、何度も私を責めてきます。
この用法は地域差があるため、単に「批判する」と言うならcriticize、「文句を言う」ならcomplain aboutのほうが広く通じます。
get atと似た表現の違い
What are you getting at?とWhat do you mean?
- What do you mean?:意味を率直に確認する中立的な表現
- What are you getting at?:言葉の裏にある意図や結論を尋ねる表現
聞き取れなかった、単語の意味が分からないという場面では、まずWhat do you mean?が自然です。遠回しな話の核心を尋ねるならWhat are you getting at?が合います。
get atとimply
implyは「直接言わずに示唆する」という動詞です。一方、get atは話し手が到達しようとしている意図や要点に焦点があります。
Are you implying that I lied?
私がうそをついたとほのめかしているのですか?
Is that what you’re getting at?
それがあなたの言いたいことですか?
get atとread between the lines
get atは話し手が「言おうとしている内容」に注目します。read between the linesは、聞き手・読み手が「行間を読んで、明言されていない意味を察する」表現です。
日本人が間違えやすいポイント
atの後ろには対象を置く
get atのatは省略せず、到達したい対象を後ろに置きます。
- get at the truth:真相に迫る
- get at the files:ファイルへアクセスする
- get at someone:人をしつこく責める
What are you getting at?は言い方に注意
この表現は便利ですが、強い口調では「回りくどい。結局何が言いたいの?」という対立的な印象になることがあります。丁寧に確認したい場合は、次のように和らげられます。
I’m not sure I understand what you’re getting at.
おっしゃりたいことを理解できているか自信がありません。
Could you clarify what you mean?
どういう意味か、もう少し説明していただけますか?
get atが出てこないときの簡単な言い換え
get atを思い出せなくても、伝えたい内容を短い基本英語に分ければ会話は続けられます。
- What do you want to say?
何を言いたいのですか? - I don’t understand your point.
あなたの要点が分かりません。 - I can’t reach the box.
その箱に手が届きません。 - Please stop blaming me.
私を責めるのはやめてください。
しゅみすけ(大山俊輔)
会話で使ってみよう
A: We may need to rethink the whole schedule.
スケジュール全体を考え直す必要があるかもしれません。
B: What are you getting at?
何を言おうとしているのですか?
A: I think we should postpone the launch.
公開を延期すべきだと思います。
B: I see what you’re getting at. Let’s discuss it with the team.
言いたいことは分かりました。チームと話し合いましょう。
まとめ:get atは「狙った対象へ届こうとする」
get atは、対象となる一点へ近づき、そこへ届こうとする感覚を持つ句動詞です。
- What are you getting at?:何を言おうとしているの?
- get at the box:箱に手を届かせる・取り出す
- get at someone:人をしつこく責める
まずは会話で使いやすいI see what you’re getting at.(言いたいことは分かります)から声に出して覚えてみましょう。
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。
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getを使った句動詞をまとめて比較したい方は、getを使った句動詞一覧もご覧ください。









