
wait onには、主に「客に応対する・給仕する」と「返事や判断などを待つ」という使い方があります。
ただし、「人や電車が来るのを待つ」という一般的な場面では、通常はwait forを使います。wait onとwait forは日本語にするとどちらも「待つ」になることがありますが、英語では見ている場面が違います。
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wait onの基本的な意味
wait onの代表的な意味は次の2つです。
- 客に応対する・給仕する
- 返事・判断・結果などを待っている
最初の意味は、レストランや店でスタッフが客の注文を聞いたり、料理を運んだりする場面で使われます。
The server waited on our table all evening.
その店員は一晩中、私たちのテーブルを担当してくれました。
Who’s waiting on the customers outside?
外のお客様には誰が応対していますか。
2つ目は、何かが決まらないと次へ進めない場面で使われます。
We’re waiting on the client’s final approval.
私たちはクライアントの最終承認を待っています。
I’m still waiting on a reply from the hotel.
ホテルからの返事をまだ待っています。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜonで「応対する」になるの?
onには、単に物の「上」を表すだけでなく、対象に接して働きかける感覚があります。wait onでは、客のそばについて必要なことを行うイメージから「応対する・給仕する」という意味につながります。
また、wait on a replyやwait on a decisionでは、その返事や決定に次の行動がかかっている感覚があります。「それが来るまで先へ進めない」という含みを持たせやすい表現です。

wait onとwait forの違い
wait for:人・物・出来事が来るのを待つ
wait forは、最も一般的な「〜を待つ」です。人、電車、機会、返事など、幅広い目的語に使えます。
I’m waiting for the next train.
次の電車を待っています。
Can you wait for me?
私を待ってくれますか。
電車を待つ場面は「「電車を待つ」は英語で?wait for the trainの使い方」でも詳しく解説しています。
wait on:客に応対する/判断待ちで止まっている
wait onは、店員が客にサービスする場合、または仕事などで返事・承認・情報が届くのを待っている場合に使われます。
She waited on three tables at once.
彼女は一度に3卓を担当しました。
We can’t publish it yet. We’re waiting on legal.
まだ公開できません。法務の確認待ちです。
このwaiting on legalでは、legalは「法務部・法務担当」を指します。単なる到着待ちというより、法務側の確認がないと作業が進まない状況です。
よく使われる形と語順
wait on+人・客
「人に応対する・給仕する」という形です。
- wait on customers:客に応対する
- wait on a table:テーブルを担当する
- wait on guests:客をもてなす・世話をする
I waited on a family of six during lunch.
ランチの時間に6人家族のテーブルを担当しました。
wait on+返事・判断・人
仕事の会話では、承認や返答が来るまで作業を止めている状況でよく使われます。
- wait on a reply:返事を待つ
- wait on approval:承認を待つ
- wait on a decision:判断を待つ
- wait on the client:クライアント側の対応を待つ
The project is on hold while we wait on the budget decision.
予算の決定を待っているため、プロジェクトは保留中です。
wait onはアメリカ英語?
「客に応対する」というwait onは、特にアメリカ英語でよく使われます。イギリス英語でも意味は通じますが、serve customersやserve at a tableのように表すことも一般的です。
また、一部の地域やくだけた話し方では、wait onを一般的な「〜を待つ」の意味で使うことがあります。ただし、学習者が自分で使うなら、単純な「〜を待つ」はwait forにしておくと誤解がありません。
日常会話・仕事で使える例文
We waited on several large groups tonight.
今夜は何組かの大人数のお客様に対応しました。
Could someone wait on the couple by the window?
誰か窓際のカップルに応対してもらえますか。
I’m waiting on my manager before I confirm the date.
日程を確定する前に、上司の返事を待っています。
We’re waiting on more information from the airline.
航空会社からの追加情報を待っています。
She’s waiting on the test results before making a decision.
彼女は決断する前に検査結果を待っています。
日本人が間違えやすいポイント
電車や友達を待つときにwait onを使わない
標準的な英語では、次のようにwait forを使います。
自然:I’m waiting for my friend.
友達を待っています。
注意:I’m waiting on my friend.
後者は文脈によって「友達の返事・作業を待っている」または地域的な「友達を待っている」に聞こえます。待ち合わせならwait forが明確です。
「客を待たせる」と混同しない
wait on customersは「客を待たせる」ではなく「客に応対する」です。「客を待たせる」はkeep customers waitingと表します。
Don’t keep the customers waiting.
お客様を待たせないでください。
wait onが出てこないときの簡単な言い換え
「応対する」のwait onが出てこなければ、基本動詞のserveやhelpで十分伝えられます。
- She serves customers at a café.
彼女はカフェでお客様に対応しています。 - Can you help that customer?
あのお客様に対応してもらえますか。
「承認や返事を待つ」なら、より一般的なwait forに置き換えられます。
- We’re waiting for the client to reply.
クライアントが返事をするのを待っています。 - We need approval before we can start.
始めるには承認が必要です。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
- wait for:〜を待つ
- serve:客に料理を出す・応対する
- attend to:人の用事や必要に対応する
- keep someone waiting:人を待たせる
- be on hold:保留中である
英熟語を意味だけでなく、語順・ニュアンス・言い換えまで学びたい方は「英熟語・定型表現一覧」もあわせてご覧ください。
まとめ
wait onは「客に応対する・給仕する」、または「返事・承認・判断などを待つ」という意味です。
- wait on customers:客に応対する
- wait on approval:承認を待つ
- wait for a train:電車を待つ
一般的に人や物を待つ場合はwait for、客にサービスする場合や、相手側の判断待ちで作業が止まっている場合はwait on、と整理すると使い分けやすくなります。









