read between the linesの意味は?使い方・例文とread the roomとの違い

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read between the lines は、書かれている言葉だけでなく、その裏にある気持ちや意図まで読み取るときに使う英語表現です。日本語では「行間を読む」「言外の意味をくみ取る」「本音を察する」などが近いでしょう。

直訳すると「行と行の間を読む」。本当に空白部分に文字があるわけではありません。相手がはっきり言わなかったことを、言葉の選び方や文脈から推測するイメージです。

この記事では、read between the lines の意味とニュアンス、自然な語順、会話や仕事で使える例文、read the roomとの違いまで分かりやすく解説します。

read between the linesの意味

read between the lines=明言されていない意味・気持ち・意図を読み取る

ここでの read は、文字を音読するだけでなく「内容を読み解く」という意味です。between the lines は「文章の行と行の間に」。つまり、表面に書かれた情報の間から、隠れたメッセージを読み解くという比喩になっています。

  • メールの遠回しな断りから、本当の意図を察する
  • 恋人の短いメッセージから、不満や迷いを感じ取る
  • ニュースや発言から、明言されていない方針を推測する

このような場面で自然に使えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「深読みする」と訳せる場合もありますが、read between the lines 自体は必ずしも考えすぎを意味しません。文脈から隠れた意図を正しく察する、という肯定的な場面でもよく使われます。

なぜ「行間を読む」という意味になる?

文章には、実際に書かれた内容と、書き手があえて直接言わなかった内容があります。たとえば、採用面接後のメールに次の一文があったとします。

We’ll keep your résumé on file.
履歴書は保管しておきます。

表面上は履歴書を保管するという説明です。しかし状況によっては、「今回は採用しない」という遠回しなメッセージかもしれません。そんなとき、言葉の外側にある意味を考えるのが reading between the lines です。

between が作る「目に見える行の間」というイメージをつかむと、丸暗記せず意味を思い出しやすくなります。

基本の形と語順

1.read between the lines

主語の後ろにそのまま置けます。時制に合わせて read の形を変えます。ただし read は現在形も過去形もスペルが同じです。

You have to read between the lines.
行間を読まないといけません。

I read between the lines and realized she was worried.
言葉の裏を読み、彼女が心配していると気づきました。

現在形の read は「リード」/riːd/、過去形は「レッド」/red/ と発音します。

2.命令形 Read between the lines.

相手に「書いてあることだけで判断しないで」「真意を読み取って」と促す形です。

Read between the lines. He never actually said yes.
行間を読んで。彼は一度も「はい」とは言っていないよ。

言い方によっては「それくらい察して」という強めの響きになるため、相手との関係には少し注意しましょう。

3.If you read between the lines, …

「よく読み取れば〜と分かる」という説明に便利な形です。

If you read between the lines, the email is basically a polite refusal.
行間を読めば、そのメールは要するに丁寧な断りです。

4.reading between the lines

動名詞にして「行間を読むこと」、または進行形で「行間を読んでいる」と表せます。

Am I reading too much between the lines?
私、深読みしすぎているかな?

ただし日常会話では、考えすぎをはっきり言うなら Am I overthinking this?(これ、考えすぎかな?)のほうが簡単で自然です。

linesは複数形が基本

定型表現は read between the lines で、通常は lines と複数形にします。

複数の行があり、その間にある暗黙の意味を読むというイメージだからです。

  • ○ read between the lines
  • × read between the line

また、read the lines だけでは「書かれたセリフや行を読む」という文字どおりの意味になり、隠れた意図を察するニュアンスは出ません。

日常会話・仕事で使える例文

仕事・メール

If you read between the lines, they’re not ready to approve the budget.
行間を読めば、彼らはまだ予算を承認する気がないと分かります。

Her reply sounded positive, but reading between the lines, I think she has concerns.
彼女の返信は前向きに聞こえましたが、真意を読むと懸念があるのだと思います。

You need to read between the lines in these negotiations.
この交渉では、相手が明言しないことまで読み取る必要があります。

恋愛・人間関係

Read between the lines—he’s asking for some space.
言葉の裏を読んで。彼は少し距離を置きたいと言っているんだよ。

I read between the lines of her message and knew something was wrong.
彼女のメッセージの行間を読んで、何かがおかしいと分かりました。

Don’t make me read between the lines. Just tell me how you feel.
察してもらおうとしないで。どう思っているか、はっきり言って。

ニュース・発言

Analysts are reading between the lines of the CEO’s statement.
アナリストたちはCEOの声明から、明言されていない意図を読み取ろうとしています。

If you read between the lines, the policy may change soon.
発言の裏を読めば、その方針は近いうちに変わる可能性があります。

学校・学習

This question tests whether you can read between the lines.
この問題では、文章に明記されていないことを読み取れるかが試されています。

The author never says he is lonely, but you can read it between the lines.
作者は彼が孤独だとは一度も書いていませんが、行間から読み取れます。

read between the linesとread the roomの違い

read between the linesと言葉の裏の意図、read the roomと場の空気の違いを比較した図

どちらも日本語では「察する」と訳せますが、何を手がかりにするかが違います。

表現 読み取るもの 主な手がかり
read between the lines 言葉の裏の意味・意図 文章、メール、発言、言葉の選び方
read the room その場の雰囲気や感情 表情、沈黙、反応、場の空気

Read between the lines. She’s politely saying no.
言葉の裏を読んで。彼女は遠回しに断っているよ。

Read the room. This isn’t the time for jokes.
空気を読んで。冗談を言うタイミングじゃないよ。

メールや発言の隠れた意味なら read between the lines、その場にいる人たちの反応なら read the room と考えると使い分けやすいでしょう。

infer・take a hintとの違い

infer:情報から論理的に推論する

infer は、証拠や情報をもとに結論を導く少し硬めの語です。隠れた意図に限らず、幅広い推論に使えます。

From the data, we can infer that demand is falling.
データから、需要が落ちていると推測できます。

take a hint:遠回しな合図に気づく

take a hint は、相手が示したヒントや合図から「察する」という口語表現です。特に、帰ってほしい、やめてほしいなどの意図に気づく場面でよく使われます。

He finally took the hint and left.
彼はようやく察して帰りました。

Can’t you take a hint?(それくらい察せないの?)はかなりきつく聞こえることがあるため、使う相手に注意が必要です。

日本人が間違えやすいポイント

何でも「空気を読む」と訳さない

read between the lines の中心は、言葉や文章に隠れた意味です。その場の雰囲気全体を察するなら read the room が合います。

根拠のない想像とは限らない

この表現は、相手の言葉や文脈という手がかりがあるときに使います。まったく根拠のない想像なら guess、悪い方向へ考えすぎるなら overthink のほうが伝わりやすい場合があります。

人の心を直接目的語にしない

「彼の心を読む」を read between his lines とするのは不自然です。普通は次のように言います。

I could tell how he felt from what he said.
彼の言ったことから、どう感じているか分かりました。

しゅみすけ(大山俊輔)

between the lines は基本的にひとかたまりで覚えましょう。「誰の文章か」を足すなら、read between the lines of her email のように of を使えます。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

read between the lines が思い出せなくても、基本的な英語で十分伝えられます。

  • Try to understand what she really means.
    彼女が本当に言いたいことを理解してみて。
  • He didn’t say it directly.
    彼はそれを直接は言いませんでした。
  • I think there is a hidden message.
    隠れたメッセージがあると思います。
  • Look at what she is not saying.
    彼女が言っていないことに注目して。

会話では、難しいイディオムを無理に使うより、what she really means のように意味を直接説明するほうが誤解なく伝わることもあります。

まとめ

read between the lines は「行間を読む」「言葉の裏にある意図を読み取る」という意味です。

  • 文章・メール・発言で、明言されていない意味を察するときに使う
  • 定型表現では lines と複数形にする
  • 過去形もスペルは read だが、発音は /red/
  • read the room は言葉の裏ではなく、その場の空気を読む
  • 難しければ understand what someone really means と言い換えられる

まずは Read between the lines. She didn’t actually say yes. のように、「直接は言っていないこと」を指摘する一文から使ってみてください。

ほかの定型表現も意味だけでなく、使い方やニュアンスから学びたい方は、英熟語・定型表現の専門記事一覧もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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