
go off onを見て、「どこかへ出ていく」という意味を想像した人もいるかもしれません。実際の会話では、人が突然勢いよく話し始めたり、誰かを強く責めたりするときによく使われます。
この記事では、go off onの意味、go off on someoneとgo off about somethingの語順、go off on a rantの使い方、類似表現との違いまで、自然な例文で整理します。
Contents
go off onの意味を最初に確認
go off onの主な意味は、次の2つです。
- go off on someone:人に突然怒りをぶつける、激しく責める
- go off on a topic / go off about something:ある話題について突然、勢いよく長々と話し始める
代表例は次のとおりです。
My boss went off on me for being late.
遅刻したことで、上司が突然私を激しく責めました。
She went off on a long rant about customer service.
彼女は接客について突然、長々と不満を話し始めました。
しゅみすけ(大山俊輔)
go+off+onから意味を理解する
goは「ある状態へ進む」、offは「通常の状態や落ち着いた線から外れる」、onは「対象に向かう・接触する」という感覚を持っています。
この3つが合わさると、落ち着いた状態から外れ、言葉や怒りが人・話題へ勢いよく向かうイメージになります。そのため「突然まくしたてる」「人を激しく責める」という意味が生まれます。
go off onの語順とよく使う形

go off on+人
怒りや非難が向かう相手を置きます。
He went off on the waiter over a small mistake.
彼は小さなミスのことでウェイターを激しく責めました。
Don’t go off on her before you hear the whole story.
事情を全部聞く前に、彼女を怒鳴りつけないで。
go off about+話題
何について長々と話したのかを明確にするときは、aboutが自然です。
She went off about how unfair the new rule was.
彼女は新しい規則がどれほど不公平かについて、勢いよく話し続けました。
go off on a rant
rantは、怒りや強い不満を込めた長話です。go off on a rant about …で「〜について突然まくしたてる」という定番の形になります。
I went off on a rant about the train delays.
私は電車の遅延について、つい不満をまくしたててしまいました。
go off onは基本的に分離しません。go someone off onのような語順にはしません。また、代名詞もwent off on meのようにonの後ろに置きます。
時制と活用形
- 原形:go off on
- 三人称単数:goes off on
- 過去形:went off on
- 過去分詞:gone off on
- 進行形:going off on
Why is he going off on everyone today?
どうして彼は今日、みんなに当たり散らしているの?
She has gone off on me before, so I stayed calm.
彼女には以前も激しく責められたことがあるので、私は冷静でいました。
日常・仕事で使える自然な例文
My coworker went off on me in front of everyone.
同僚がみんなの前で突然、私を激しく責めました。
I almost went off on him, but I took a breath first.
彼に怒りをぶつけそうになりましたが、先にひと呼吸置きました。
She went off on a tangent and forgot the original question.
彼女は話が横道にそれて、元の質問を忘れてしまいました。
We were talking about dinner, and he suddenly went off on politics.
夕食の話をしていたのに、彼は突然政治について熱く語り始めました。
My friend went off on a rant about her ex.
友人は元恋人について不満を延々とまくしたてました。
go off onと似た表現の違い
go off on someoneとyell at someone
yell atは「大声で怒鳴る」という声の大きさに焦点があります。go off on someoneは、突然感情が爆発し、強い非難を浴びせる流れ全体を表します。必ずしも一言だけの大声とは限りません。
go off on a rantとcomplain
complainは広く「不満を言う」。go off on a rantは、感情的で長く、聞き手が圧倒されるような話し方を示します。
go off onとgo at
go atは、人を攻撃する意味のほか、仕事や食事に勢いよく取りかかる意味があります。go off onは、特に言葉・怒り・長話が突然始まる点が中心です。
日本人が間違えやすい点
- go offだけでは文脈により「アラームが鳴る」「爆発する」「腐る」「立ち去る」など別の意味になる
- 相手を責めるならgo off on+人とする
- 話題を示すならgo off about+話題、またはgo off on a rant about+話題が分かりやすい
- かなり感情的な響きがあるため、単に「説明した」「話した」と言いたい場面では使わない
この句動詞が出てこなかったら?
go off onを思い出せなくても、その場で起きたことを簡単な英語に分解すれば伝えられます。
- 人を激しく責めた:He suddenly got very angry with me.
- 怒鳴った:She started yelling at him.
- 不満を長く話した:He talked for a long time about how unhappy he was.
- 話題について急に熱く語った:She suddenly started talking a lot about politics.
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
go off onは、落ち着いた状態から外れ、言葉や怒りが対象へ一気に向かう句動詞です。
- go off on someone:人を突然、激しく責める
- go off about something:話題について勢いよく長々と話す
- go off on a rant about something:不満や怒りを込めて長くまくしたてる
- 分離不可で、代名詞もonの後ろに置く
まずはMy boss went off on me.とShe went off on a rant about work.の2つから、自分の場面に置き換えて使ってみましょう。
英熟語・定型表現を体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。
goを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、goを使った句動詞一覧をご覧ください。









