
go at は、仕事や問題に「勢いよく取り組む」、食事に「勢いよく手をつける」、相手を「攻撃する・激しく争う」という意味の句動詞です。
たとえば She went at the task with energy. は、「彼女はその仕事に意欲的に取り組んだ」。単に始めるのではなく、対象へ力を集中して向かっていく響きがあります。
この記事では、go at のコアイメージ、語順、仕事・食事・口論での自然な例文、tackle・attack・have a go at・get at との違いまで解説します。
Contents
go atの基本的な意味
go at の中心イメージは、「ある一点・対象に向かって勢いよく進む」です。文脈によって、主に次の意味になります。
- 仕事・課題・問題に勢いよく取り組む
- 食べ物に勢いよく手をつける
- 人を攻撃する・人同士が激しく争う
- She went at the task with energy.
彼女はその仕事に意欲的に取り組みました。 - He went at his dinner.
彼は夕食に勢いよく手をつけました。 - They went at each other.
彼らは激しく争いました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜgo atで「勢いよく取り組む」になる?
go は「進む・向かう」、at は対象を一点として指し示します。つまり go at は、対象を定め、そこへ向かっていく動きです。

対象が仕事なら「勢いよく取り組む」、食事なら「勢いよく食べ始める」、人なら「攻撃する・激しく争う」となります。
at が対象を一点として捉える感覚は、be-rize.comのatのコアイメージは「一点」で詳しく解説しています。
意味1:仕事・問題に「勢いよく取り組む」
仕事、宿題、修理、掃除などへ、力や集中力を込めて取り組む場面で使います。
- She went at the report as soon as she arrived.
彼女は到着するとすぐ、その報告書に取りかかりました。 - Let’s go at this problem from a different angle.
この問題に別の角度から取り組みましょう。 - He went at the kitchen with a mop and a bucket.
彼はモップとバケツを手に、キッチンの掃除に勢いよく取りかかりました。 - We went at the project with fresh energy on Monday.
月曜日、私たちは新たな意欲を持ってプロジェクトに取り組みました。
go at+対象+with+道具・姿勢 の形もよく使われます。
- go at it with a knife:ナイフでそれに切りかかる
- go at the task with confidence:自信を持って課題に取り組む
意味2:食事に「勢いよく手をつける」
空腹な人が料理へ勢いよく向かい、夢中で食べる様子を表せます。
- The kids went at the pizza as soon as it arrived.
ピザが届くと、子どもたちは勢いよく食べ始めました。 - He went at his lunch like he hadn’t eaten all day.
彼は一日中何も食べていなかったかのように、昼食を勢いよく食べました。 - Everyone went at the snacks after the long meeting.
長い会議のあと、みんなはお菓子に勢いよく手を伸ばしました。
単に「食べる」なら eat で十分です。go at は、食べる勢いや空腹ぶりを描写したいときに使います。
意味3:人を「攻撃する・激しく争う」
人へ勢いよく向かっていくことから、物理的に攻撃する、激しく口論するという意味になります。
- The two dogs went at each other.
2匹の犬は互いに襲いかかりました。 - They were going at each other during the meeting.
彼らは会議中、激しく言い争っていました。 - He went at the thief with a broom.
彼はほうきを持って泥棒に立ち向かいました。 - The candidates went at each other in the debate.
候補者たちは討論で激しく攻撃し合いました。
go at each other は、殴り合いにも言い争いにも使われます。具体的な状況から判断します。
go at itの意味
対象が会話の中ですでに分かっている場合は、go at it と言えます。
「それに取り組む」
- We have a lot of work, so let’s go at it.
仕事がたくさんあるので、さあ取りかかりましょう。 - He took a short break and then went at it again.
彼は少し休み、その後また取り組み始めました。
「激しくやり合う」
- The brothers were going at it again.
兄弟はまた激しくやり合っていました。
この形だけでは、作業なのか口論なのかは決まりません。前後の文脈で意味が変わります。
go atの語順と文法
go at+名詞
- go at the problem:その問題に取り組む
- go at the food:食べ物に勢いよく手をつける
- go at someone:人に向かっていく・攻撃する
代名詞もatの後ろ
- Go at it carefully.
慎重にそれに取り組んでください。 - They went at each other.
彼らは激しく争いました。
go it at のように分離はしません。
過去形はwent at
- She went at the stain with a brush.
彼女はブラシでその汚れを一生懸命こすりました。
go atと似た表現の違い
go atとtackle
tackle は、難しい仕事や問題に「本腰を入れて取り組む」ことを直接表します。go at は、取り組み方の勢い・エネルギーを描写します。
- We need to tackle this problem.
この問題に取り組む必要があります。 - She went at the problem with confidence.
彼女は自信を持って、その問題に勢いよく取り組みました。
go atとattack
attack は「攻撃する」を直接表す強い動詞です。go at は、実際の攻撃だけでなく、口論・仕事・食事にも使える会話的な表現です。
go atとhave a go at
have a go at は、主に「試しにやってみる」という意味です。イギリス英語では「人を厳しく叱る・批判する」という意味にもなります。
- I’ll have a go at fixing it.
それを試しに修理してみます。 - I went at the repair with all the tools I had.
手持ちの道具を全部使い、その修理に勢いよく取り組みました。
have a go at と go at は形が似ていますが、同じ表現ではありません。
go atとget at
get at は「手が届く」「何を言おうとしているか」「遠回しに批判する」などを表します。go at の「対象へ勢いよく向かう」とは異なります。
詳しい使い分けは、get atの意味・使い方で確認できます。
日本人が間違えやすいポイント
- 単なる「始める」ではなく、勢い・集中・攻撃性を含む
- 人を目的語にすると、攻撃的に聞こえることがある
- 代名詞は go at it の語順にする
- have a go at と混同しない
- go at each other は口論と物理的な争いの両方に使われる
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら?
go at が出てこなくても、次の基本表現で意味を伝えられます。
- She worked hard on the task.
彼女はその仕事に一生懸命取り組みました。 - Let’s start working on the problem.
その問題に取り組み始めましょう。 - He ate very quickly.
彼はとても速く食べました。 - They had a big argument.
彼らは激しい口論をしました。 - The dog attacked the other dog.
その犬は別の犬に襲いかかりました。
まとめ
go at のコアイメージは、「ある一点・対象に向かって勢いよく進む」です。
- 仕事・課題・問題に勢いよく取り組む
- 食事に勢いよく手をつける
- 人を攻撃する・激しく争う
- go at it で「それに取り組む」「激しくやり合う」
まずは Let’s go at it.(さあ、取りかかろう)と、They went at each other.(彼らは激しくやり合った)の違いを文脈と一緒に覚えてみてください。
ほかの実用的な句動詞は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。









