
be worth doing は「〜する価値がある」「〜するだけの値打ちがある」という意味です。
This book is worth reading. なら「この本は読む価値がある」。おすすめの場所や映画、挑戦してほしいことを伝えるときに便利な表現です。
この記事では、be worth doing の意味とニュアンス、語順、なぜ worth to do にならないのか、It is worth doing や be worth 名詞 の使い方を例文とともに解説します。
Contents
be worth doingの基本的な意味
be worth doing は「〜する価値がある」です。時間・お金・労力を使っても、それに見合う良さや利益があると評価するときに使います。
The museum is worth visiting.
その美術館は訪れる価値があります。
This movie is worth watching.
この映画は観る価値があります。
The idea is worth considering.
その案は検討する価値があります。
単なる「良い」ではなく、「行動するだけの価値がある」という評価を含むのがポイントです。
worthが持つニュアンス
worth は「それに費やすものに見合う価値がある」という感覚を表します。
たとえば It was worth the wait. は「待っただけの価値があった」。待ち時間という負担はあったけれど、結果がそれに見合っていたということです。
- worth the time:時間をかける価値がある
- worth the effort:努力する価値がある
- worth the money:そのお金を払う価値がある
しゅみすけ(大山俊輔)
be worth doingの語順

基本の形は次のとおりです。
主語+be動詞+worth+動名詞(〜ing)
This restaurant is worth trying.
このレストランは試してみる価値があります。
Kyoto is worth visiting in autumn.
京都は秋に訪れる価値があります。
日本語では「この本は読む価値がある」のように、主語の「この本」は実際には「読まれるもの」です。しかし英語でも、自然に This book is worth reading. と言えます。
なぜworth to doではなくworth doingなの?
worth の後ろには、名詞または名詞として働く動名詞を置きます。そのため、動作を続ける場合は doing を使います。
○ This book is worth reading.
この本は読む価値があります。
× This book is worth to read.
to read ではなく、動名詞の reading にするのが正しい語順です。
It is worth doingの使い方
It is worth doing は「〜する価値がある」と、行動全体を評価する形です。
It is worth visiting the museum.
その美術館を訪れる価値があります。
It’s worth asking one more time.
もう一度尋ねてみる価値はあります。
It may be worth talking to your manager.
上司に相談してみる価値があるかもしれません。
may be worth doing は、断定せず「〜してみる価値はあるかもしれない」と控えめに提案するときに便利です。
be worth 名詞の使い方
worth の後ろには名詞も置けます。
It was worth the trip.
その旅行には行った価値がありました。
The view was worth the climb.
その景色は登った苦労に見合うものでした。
This bag is worth the price.
このバッグにはその価格だけの価値があります。
商品の価格に見合う満足度を表す表現は、value for moneyとworth the moneyの違いでも詳しく解説しています。
日常会話で使える例文
旅行
The temple is definitely worth seeing.
その寺院は間違いなく見る価値があります。
Is the island worth visiting in winter?
その島は冬に訪れる価値がありますか?
映画・本
The ending alone is worth watching.
結末だけでも観る価値があります。
It’s a long book, but it’s worth reading.
長い本ですが、読む価値があります。
仕事
This proposal is worth discussing.
この提案は話し合う価値があります。
It might be worth checking the numbers again.
数字をもう一度確認する価値があるかもしれません。
買い物
Do you think this coat is worth the price?
このコートには値段だけの価値があると思いますか?
It’s expensive, but it’s worth it.
高いですが、その価値はあります。
worth itの意味と使い方
worth it は「それだけの価値がある」「やるだけの価値がある」という会話で非常によく使う形です。it は、すでに話題になっている時間・お金・努力などをまとめて指します。
Was the tour worth it?
そのツアーは行くだけの価値がありましたか?
Yes, it was totally worth it.
はい、本当にその価値がありました。
It wasn’t worth it.
そこまでの価値はありませんでした。
worth doingとworthwhileの違い
worth doing は、特定の物事について「〜する価値がある」と表します。
worthwhile は形容詞で、「時間や努力をかける価値のある・有意義な」という意味です。
- The course is worth taking.
その講座は受ける価値があります。 - It was a worthwhile course.
それは有意義な講座でした。
worthwhile は名詞の前にも置けますが、worth は通常 a worth course のようには使いません。
日本人が間違えやすいポイント
very worthとは言わない
worth を強調したいとき、基本的に very worth とは言いません。
○ It is well worth visiting.
ぜひ訪れる価値があります。
× It is very worth visiting.
well worth doing をひとまとまりで覚えると便利です。
主語とdoingの関係に注意する
The movie is worth watching. は「映画が観る」のではなく、「その映画を観る価値がある」という意味です。
日本語から直訳すると迷いやすいため、物+be worth+〜ing を「その物は〜する価値がある」という型で覚えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語での言い換え
- I recommend this book.
この本をおすすめします。 - You should visit the museum.
その美術館を訪れたほうがいいですよ。 - It’s a good experience.
良い経験です。 - You won’t regret it.
後悔しませんよ。 - It’s worth it.
それだけの価値があります。
まとめ
be worth doing は「〜する価値がある」という意味で、時間・お金・努力をかけても見合うと評価するときに使います。
- be worth doing:〜する価値がある
- It is worth doing.:〜する価値がある
- be worth 名詞:〜の価値がある
- worth it:それだけの価値がある
- well worth doing:ぜひ〜する価値がある
worth to do ではなく、worth doing と覚えることが大切です。
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。









