I hate to run, but …の意味は?「残念だけど、もう行かないと」の自然な使い方

I hate to run, but ... は「残念だけど、もう行かないと」の意味

I hate to run, but … は、楽しい会話や訪問を終えなければならないときに、「残念だけど、もう行かないと」「急いで失礼するのは心苦しいのですが」と切り出す英語表現です。

ここでの run は、運動として「走る」という意味ではありません。会話では「急いで立ち去る・次へ向かう」という感覚で使われます。帰る必要だけでなく、本当はもう少しいたい気持ちを先に伝えられるのが特徴です。

  • I hate to run, but I have another meeting.
    残念だけど、次の会議があるので行かないと。
  • I hate to run, but it’s getting late.
    残念だけど、遅くなってきたのでそろそろ行かないと。

しゅみすけ(大山俊輔)

I hate to run, but … は「早く帰りたい」ではなく、「できれば急いで帰りたくない」という気持ちを添える表現です。相手との時間を大切にしていたことが伝わります。

I hate to run, but …の意味と会話上の役割

hate to do は「〜するのが嫌だ・残念だ」、run はここでは「急いでその場を離れる」です。したがって全体では、直訳に近い「急いで立ち去るのは嫌なのですが」から、自然な日本語の「残念だけど、もう行かないと」になります。

このひと言には、次の二つの働きがあります。

  1. これから会話や訪問を終えると予告する
  2. 終了は相手への不満ではないと示す

単に I have to go. と言うより、相手への好意や名残惜しさが前に出ます。

butの後ろには何を続ける?

I hate to run, but … は、多くの場合 but の後ろに「なぜ行く必要があるのか」を続けます。

次の予定を伝える

  • I hate to run, but I have an appointment at three.
    残念だけど、3時に予定があるので行かないと。
  • I hate to run, but I need to get back to the office.
    残念だけど、オフィスへ戻らないといけません。

時間を理由にする

  • I hate to run, but I need to catch the last train.
    残念だけど、終電に乗らないと。
  • I hate to run, but I promised I’d be home by ten.
    残念だけど、10時までに帰ると約束したので。

but以下を省略する

状況から理由が明らかな場合は、I hate to run, but … と少し間を置くだけでも、相手が「行かないといけないんだな」と理解することがあります。ただし学習者は、最初は but I have to go や具体的な理由まで続けるほうが使いやすいでしょう。

runはなぜ「走る」ではない?

runには「走る」以外に、短時間で移動する、急いで出かけるという口語的な使い方があります。

  • I have to run.
    もう行かないと。
  • I’ve got to run.
    急いで行かないと。
  • Sorry to run off so soon.
    こんなに早く失礼してごめんなさい。

実際に駆け足で去るという意味ではなく、時間がなく、会話を切り上げて移動する場面を表します。

I hate to run, but …とI have to go.の違い

I hate to run, but ...とI have to go.のニュアンス比較

I hate to run, but …:名残惜しさを添える

帰る必要に加えて、「この場を離れるのは残念」という気持ちを示します。楽しい雑談、訪問、食事、親しい相手とのオンライン通話などに向いています。

I have to go.:必要を直接伝える

I have to go. は「行かないといけない」と事実を簡潔に伝えます。自然な表現ですが、声の調子や前後の文脈によっては、少し急に会話を切ったように聞こえることがあります。

  • I hate to run, but I have to go.
    残念だけど、もう行かないと。
  • Sorry, I have to go now.
    ごめんなさい、もう行かないと。

I’d better get going.との違い

  • I hate to run, but …:別れを惜しむ気持ちを先に示す
  • I’d better get going.:今出たほうがよいという状況判断を示す

It was wonderful seeing you. I hate to run, but I have an early start tomorrow.
会えて本当によかった。残念だけど、明日は朝が早いので行かないと。

It’s almost midnight. I’d better get going.
もうすぐ深夜0時だ。そろそろ行かないと。

状況判断を表す言い方は、I’d better get going.の意味と自然な使い方で詳しく解説しています。

I’ll be on my way.との違い

I’ll be on my way. は、名残惜しさや理由を強くにおわせず、「では、そろそろ失礼します」と落ち着いて退出を宣言します。

  • I hate to run, but I have another appointment.
    残念だけど、次の予定があるので行かないと。
  • Well, I’ll be on my way.
    では、そろそろ失礼します。

穏やかな退出表現との比較は、I’ll be on my way.の意味と使い方も参考にしてください。

仕事でも使える?

同僚や比較的親しい取引先との会話では使えます。ただし、厳格な式典や非常に改まった商談では I’m afraid I have another appointment.I’m sorry, but I need to leave now. のほうが無難です。

I hate to run, but I have a client call in five minutes.
残念ですが、5分後に顧客との電話があるので失礼します。

Thanks for walking me through this. I hate to run, but I need to join another meeting.
詳しく説明してくださり、ありがとうございます。残念ですが、別の会議に参加しなければなりません。

冷たく聞こえない締め方

この表現自体に配慮がありますが、感謝や次の約束を添えるとさらに自然です。

  • I hate to run, but I have to go. Thanks for having me.
    残念だけど、もう行かないと。招いてくれてありがとう。
  • I hate to run, but let’s finish this conversation soon.
    残念だけど、続きは近いうちに話そう。
  • I hate to run, but it was great catching up.
    残念だけど、久しぶりに話せてよかった。

しゅみすけ(大山俊輔)

理由だけで終えるより、Thanks for having me. や It was great talking to you. を足すと、別れた後に温かい印象が残ります。

I hate to say this, but …と混同しない

形は似ていますが、会話上の役割が異なります。

  • I hate to run, but …:残念ながら、その場を離れる
  • I hate to say this, but …:言いにくい意見・悪い知らせを切り出す

I hate to say this, but the plan isn’t realistic.
言いにくいのですが、その計画は現実的ではありません。

runをsayに替えると、会話を終える表現ではなく、発言内容をやわらげる前置きになります。

返事はどうする?

  • No problem. Thanks for coming.
    大丈夫です。来てくれてありがとう。
  • Of course. We’ll talk again soon.
    もちろん。また近いうちに話しましょう。
  • I understand. Have a safe trip home.
    分かりました。気をつけて帰ってください。
  • It was great seeing you.
    会えてよかったです。

出てこないときの簡単な言い換え

  • Sorry, but I have to go.
    ごめんなさい、もう行かないと。
  • I wish I could stay longer.
    もっと長くいられたらよいのですが。
  • I have to leave now, but I had a great time.
    もう行かないといけませんが、とても楽しかったです。

難しい表現を思い出せなくても、I wish I could stay longer, but I have to go. と基本語を組み合わせれば、名残惜しさまで十分伝えられます。

まとめ

  • I hate to run, but … は「残念だけど、もう行かないと」
  • runはここでは「急いで立ち去る」で、運動の「走る」ではない
  • 会話を終える予告と、相手への好意を同時に示す
  • butの後ろには次の予定や帰る理由を続ける
  • I have to go.より名残惜しさが伝わる
  • 改まった場面では I’m sorry, but I need to leave now.も使いやすい

まずは I hate to run, but I have another appointment. を、自分の実際の予定に置き換えて練習してみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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