play devil’s advocateの意味は?「あえて反対意見を言う」の使い方・ニュアンスと例文

play devil's advocateの意味と使い方を示すアイキャッチ画像

play devil’s advocate は、議論を深めたり考えの弱点を確かめたりするために、あえて反対側の立場から意見を述べるという英語イディオムです。

本当に反対しているとは限りません。「別の角度から検討してみよう」という役割を一時的に引き受けるのがポイントです。会議やディスカッションでよく使われますが、言い方によっては相手を否定しているように聞こえるため、前置きの使い方も押さえておきましょう。

play devil’s advocateの意味

基本の意味は次のとおりです。

  • あえて反対意見を述べる
  • 議論のために反対側の立場を取る
  • 別の角度から考えの弱点を試す

日本語では「反対意見を言う」だけで訳されることがあります。ただし、単なる反対ではなく、議論を強くするための役割として異論を出すという含みがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

この表現を使う人が、本心から反対しているとは限りません。「いったん反対側から考えてみます」という合図です。

直訳の「悪魔の代弁者」と実際のニュアンス

play devil's advocateの直訳と実際のニュアンスを比較する解説イラスト

devil’s advocate の直訳は「悪魔の代弁者」です。ここでの advocate は「ある立場を支持して論じる人」。そこに play が付くことで、「その役を演じる」という構造になります。

つまり、悪魔そのものになるわけでも、意地悪に反対するわけでもありません。自分の本心とは別に、あえて反対側の論理を組み立ててみる感覚です。

よく使う形と語順

Let me play devil’s advocate.

Let me play devil’s advocate for a moment.
ちょっとだけ、あえて反対側から考えさせてください。

意見を出す前のクッションとして、とても使いやすい形です。for a momentfor a second を加えると、「一時的にその役をする」という意図がさらに伝わります。

Just to play devil’s advocate, …

Just to play devil’s advocate, what if demand drops next year?
あえて反対側から言うと、来年需要が落ちたらどうしますか?

Just to … は目的を先に示す形です。「否定したいのではなく、検討のためです」と予告できます。

I’m playing devil’s advocate.

I don’t necessarily disagree. I’m just playing devil’s advocate.
必ずしも反対しているわけではありません。あえて反対側を論じているだけです。

場面別の自然な例文

仕事・会議

Let me play devil’s advocate. Do we have enough staff to launch in May?
あえて反対側から考えますが、5月に開始できるだけの人員はいますか?

To play devil’s advocate, a lower price might hurt the brand.
あえて異論を出すと、値下げはブランドを傷つけるかもしれません。

友人との相談

I like your plan, but let me play devil’s advocate. What will you do if the rent goes up?
その計画はいいと思うけど、反対側からも考えさせて。家賃が上がったらどうする?

学校・ディスカッション

Our teacher asked me to play devil’s advocate during the debate.
先生は討論で、私にあえて反対側の役をするよう求めました。

失礼に聞こえないための注意点

この表現は建設的な議論に便利ですが、相手が悩みを打ち明けているときや、共感を求めているときには向かない場合があります。感情的な場面でいきなり反論すると、「わざと逆らっている」と受け取られかねません。

先に I see your point.(言いたいことは分かります)や I like the idea.(その案はいいと思います)と伝えてから使うと、対立ではなく検討のためだと分かりやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

相手の気持ちに寄り添う場面では、議論より共感を先にしましょう。この表現は「考えを試す場面」で力を発揮します。

I beg to differとの違い

play devil’s advocate は、議論のために反対側を演じる表現です。一方、I beg to differ. は、話し手自身が「私はそうは思いません」と実際の不同意を示します。

  • play devil’s advocate:本心は反対とは限らない
  • I beg to differ.:自分自身の反対意見を丁寧に示す

詳しい使い分けは、I beg to differ.の意味・使い方も参考にしてください。

出てこないときの簡単な言い換え(しゅみすけ式)

play devil’s advocate がすぐ出てこなくても、基本的な英語で十分伝えられます。

  • Let’s look at the other side.
    反対側からも見てみましょう。
  • Here’s another way to look at it.
    別の見方もあります。
  • What if this doesn’t work?
    もしこれがうまくいかなかったらどうしますか?
  • I’m not against it, but I have a question.
    反対ではありませんが、質問があります。

大切なのはイディオムを思い出すことではなく、「別の角度から検討したい」という目的を伝えることです。

まとめ

play devil’s advocate は、「議論を深めるために、あえて反対側の立場から意見を述べる」という表現です。本心の反対とは限らず、案の弱点や見落としを確かめる役割を表します。

まずは Let me play devil’s advocate for a moment. をひとかたまりで覚えると、会議や意見交換で自然に使えます。ほかの表現もまとめて確認したい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

恋と仕事に効く英語:News Letterの一覧