I know what you mean.の意味は?直訳と「その気持ち分かる」の使い方

カフェで友人の話に共感しながら耳を傾ける女性

I know what you mean. は、相手の話に「分かる」「言いたいこと、分かるよ」と返す定番表現です。

単語をそのまま追えば「私はあなたが何を意味しているか知っています」。けれど実際の会話では、単なる内容理解にとどまらず、「その感じ、分かる」「私にも似た経験がある」という共感まで伝えることがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「分かるわ」「それ、あるよね」に近いひと言です。相手の話を奪わず、気持ちに寄り添える便利な相づちですよ。

I know what you mean. の意味

見方 意味
直訳 あなたが何を意味しているか知っています
実際の会話 言いたいことは分かるよ/その気持ち、分かる

ポイントは、know が「知識として知っている」だけではなく、「経験や感覚として分かる」という働きをすることです。

I know what you mean. の直訳と会話での意味を比較した図

会話では「理解」と「共感」の2段階がある

1. 相手の言いたいことを理解した

A: The instructions are technically correct, but they’re hard to follow.
B: I know what you mean. The order is confusing.

A:説明自体は technically 正しいけど、分かりにくいんだ。
B:言いたいこと分かるよ。順番がややこしいよね。

ここでは、相手の指摘や考えを理解したという返答です。

2. 自分にも同じような経験がある

A: I feel exhausted after video meetings, even if I barely talk.
B: I know what you mean. They can be surprisingly tiring.

A:ほとんど話していなくても、オンライン会議の後って疲れるんだよね。
B:分かる、その感じ。意外と疲れるよね。

こちらは内容の理解に加えて、「自分もそう感じる」という共感がにじみます。

I know what you mean. が自然な場面

  • 相手が小さな不満や悩みを話したとき
  • 説明を聞いて「その感覚なら分かる」と伝えたいとき
  • 同じ経験をしたことがあると示したいとき
  • すぐ助言せず、まず相手を受け止めたいとき

A: It’s hard to relax when I have an early flight the next morning.
B: I know what you mean. I keep checking the clock all night.

A:翌朝の便が早いと、なかなかリラックスできないんだ。
B:分かるよ。一晩中、時計を確認しちゃう。

しゅみすけ(大山俊輔)

共感を強めたいときは、I know what you mean. の後に自分の似た経験を一文だけ足すと、会話が自然につながります。

I understand.・I see.・I know. との違い

表現 中心となるニュアンス 自然な日本語
I know what you mean. 言いたいことや感覚への理解・共感 分かるよ/その気持ち分かる
I understand. 事情や説明を理解した 理解しました/分かります
I see. 話を聞いて状況が見えた なるほど/そうなんですね
I know. すでに知っている、または強い共感 知ってる/ほんとそれ

I understand. は丁寧ですが、言い方によっては少し事務的です。I see. は新しい情報を受け取った合図。I know what you mean. は相手の内側に一歩近づき、「その感覚をつかめる」と示す表現です。

同意していないときにも使える?

使えます。I know what you mean. は必ずしも「あなたに賛成です」とは限りません。主張の意図は理解できるが、結論には同意しないという場面にも使えます。

I know what you mean, but I think we should wait a little longer.
言いたいことは分かりますが、もう少し待つべきだと思います。

このように but を続ければ、相手を受け止めてから自分の意見を伝えられます。

使うときの注意点

深刻な話では、軽く言い切らない

相手が大きな喪失や深刻な苦しみを話している場合、自分に同じ経験がないのに I know what you mean. と言うと、「あなたの苦しみを完全に分かっている」と決めつけたように聞こえることがあります。

その場合は、次のような表現が安全です。

  • I’m sorry you’re going through that.(そんな状況にいるなんてつらいですね)
  • That sounds really hard.(それは本当につらそうですね)
  • I can’t imagine how difficult that must be.(どれほど大変か想像もつきません)

強勢でニュアンスが変わる

I KNOW what you mean. のように know を強めると、「本当によく分かる」と共感が強まります。穏やかに言えば、相手の話を支える柔らかな相づちになります。

すぐ使える会話例

A: Choosing a restaurant for a big group is stressful.
B: I know what you mean. Everyone wants something different.

A:大人数の店選びって大変だよね。
B:分かる。みんな食べたいものが違うもんね。

A: This app is useful, but there are too many notifications.
B: I know what you mean.

A:このアプリ便利だけど、通知が多すぎる。
B:言いたいこと分かるよ。

A: Working from home is comfortable, but I miss casual chats with coworkers.
B: I know what you mean. I miss that too.

A:在宅勤務は楽だけど、同僚との何気ない会話が恋しい。
B:その気持ち分かる。私も恋しいよ。

まとめ

I know what you mean. の直訳は「あなたが何を意味しているか知っています」。しかし会話での実際の役割は、「言いたいことは分かる」「その感じ、分かるよ」と理解や共感を返すことです。

相手の話を聞いたあと、すぐに解決策を出す代わりにこのひと言を置くと、「ちゃんと受け止めています」という温度のある相づちになります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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