Exactly.の意味は?「正確に」から「まさにそれ」になる使い方とニュアンス

Exactly.の直訳「正確に」と会話での「まさにそれ」の違いを表したイラスト

Exactly. は、辞書では「正確に」「ちょうど」と訳される単語です。しかし、会話で一語だけ返す Exactly. は、数字や位置の正確さを説明しているとは限りません。

相手が自分の言いたかったことをぴたりと言い当てたときに、「まさにそれ!」「そのとおり」「言いたかったのはそれです」と強く一致を示す相づちになります。

Contents

Exactly.の直訳と、会話での実際の意味

見方 意味
直訳・辞書的意味 正確に、ちょうど、ぴったり It starts at exactly nine.(ちょうど9時に始まる)
会話での実際の働き 相手の発言が自分の考えと完全に一致したと示す Exactly.(まさにそれ/そのとおり)

exact は「ずれがなく、ぴたりと合っている」という意味です。その副詞である exactly も、時刻や数量が正確なだけでなく、相手の理解と言いたかったことがぴたり重なったときに使えます。

A: So the problem isn’t the price. It’s the timing.
つまり、問題は価格ではなくタイミングなんですね。

B: Exactly.
まさにそれです。

しゅみすけ(大山俊輔)

Exactly.は単なる「はい」ではありません。「あなたの言葉が、私の考えの中心をぴたりと言い当てました」という一致の強いリアクションです。

Exactly.が会話で果たす3つの役割

1.相手の要約に「まさにそれ」と返す

最も代表的なのは、相手がこちらの話を正しく要約したときです。

A: You want more freedom, not a higher salary.
欲しいのは給料アップではなく、もっと自由な働き方なんですね。

B: Exactly.
まさにそうです。

Bは単に賛成しているのではなく、「私が言いたかったことを正確につかんでいる」と伝えています。

2.意見へ強く同意する

相手の意見が自分の考えと完全に一致したときにも使います。

A: We need to listen before we make a decision.
決める前に、まず話を聞く必要があります。

B: Exactly. We don’t have all the facts yet.
そのとおりです。まだすべての事実がそろっていません。

理由を続けると、何に同意したのかがより明確になります。

3.質問への答えを肯定する

相手が確認の質問をしたとき、「その理解で合っています」と答えることもできます。

A: Do you mean I should send both files?
両方のファイルを送るという意味ですか?

B: Exactly.
そのとおりです。

この場合は That’s right. に近いものの、Exactly.には「正確に理解しています」という一致が強く出ます。

Exactly.のニュアンスを4つの軸で確認

  • 会話上の役割:強い同意、理解の確認、相手の要約への承認
  • 対人距離:友人から職場まで幅広く使用可能
  • 発言の強さ:普通の相づちより強め。「完全に一致」の感覚
  • 使用場面:日常会話、会議、議論、英会話レッスン、チャットなど

くだけすぎたスラングではなく、仕事でも自然に使えます。ただし、目上の相手の発言を一語だけで評価するような場面では、Exactly. より That’s exactly right.I completely agree. と文にしたほうが丁寧に聞こえることがあります。

Right・That’s right・Exactly・Absolutelyの違い

Right、That’s right、Exactly、Absolutelyの同意の強さと焦点を比較した図

表現 中心となる焦点 自然な日本語
Right. 話を受け、理解や軽い同意を示す そうですね/なるほど
That’s right. 事実や答えが正しいと確認する そのとおりです
Exactly. 考え・理解・表現がぴたり一致する まさにそれです
Absolutely. ためらいなく強く賛成・肯定する もちろん/大賛成です

Right.は会話を受ける軽い相づち

Right. は、必ずしも完全な賛成を意味しません。「聞いています」「話を追えています」という合図にもなります。詳しくはRight.の相づち・イントネーションの使い方をご覧ください。

That’s right.は事実や答えを確認する

A: The appointment is on Tuesday, correct?
予約は火曜日ですよね?

B: That’s right.
そのとおりです。

予定や事実が正しいと認める場面では、That’s right.が自然です。

Exactly.は相手が核心を言い当てた感覚

A: You’re not against the idea. You just need more time.
その案に反対なのではなく、もう少し時間が必要なんですね。

B: Exactly.
まさにそうです。

内容が正しいだけでなく、自分の気持ちや意図を的確に表したと伝えています。

Absolutely.は意志を伴う強い肯定

A: Would you recommend this course?
この講座をおすすめしますか?

B: Absolutely.
もちろんです。

Exactly.が「内容の一致」に焦点を置くのに対し、Absolutely.は「例外なく、迷いなくそうだ」という強い肯定です。

Exactly right・That’s exactly itもよく使う

Exactly right:完全に正しい

You’re exactly right.
あなたのおっしゃることはまったくそのとおりです。

That’s exactly right.
まさにそのとおりです。

一語のExactly.より文として明確で、相手の説明や答えが正しいことを強く認めます。

That’s exactly it:まさにそれ

That’s exactly it!
まさにそれです!

言いたかった言葉を相手が見つけてくれたときや、問題の核心を言い当てたときに使います。

A: Maybe you feel tired because you’re always trying to please everyone.
いつも全員を喜ばせようとしているから、疲れているのかもしれないね。

B: That’s exactly it.
まさにそれだと思う。

Exactlyは「ちょうど・まさに」と文中でも使う

一語の返事だけでなく、文の中では時刻・場所・内容などが正確に一致することを表します。

  • The meeting starts at exactly ten.
    会議はちょうど10時に始まります。
  • That’s exactly what I wanted.
    それこそ、まさに私が欲しかったものです。
  • I know exactly how you feel.
    あなたの気持ちはよく分かります。
  • What exactly do you mean?
    正確には、どういう意味ですか?

exactly what … は「まさに〜するもの・こと」、exactly how … は「まさにどのように〜か」と、対象をぴたり特定します。

日常会話での自然な使い方

友人の意見に強く共感する

A: Sometimes doing nothing is exactly what we need.
ときには、何もしないことこそ必要なんだよね。

B: Exactly!
ほんと、それ!

自分の気持ちを言い当ててもらう

A: Are you nervous because this really matters to you?
これが本当に大切だから緊張しているの?

B: Exactly.
まさにそう。

求めていたものを見つける

A: How about this smaller bag?
この小さいバッグはどう?

B: Yes! That’s exactly what I was looking for.
うん!まさに探していたものだよ。

仕事・会議でExactly.を使う

会議では、相手が論点を正しく整理したときに使いやすい表現です。

A: So our priority is retention, not just new sales.
つまり、優先すべきは新規販売だけでなく継続率ですね。

B: Exactly. We need to focus on existing customers.
そのとおりです。既存顧客に注力する必要があります。

A: The delay is caused by the approval process, correct?
遅延の原因は承認プロセスということですね?

B: Exactly.
その理解で正しいです。

一語だけで終わらず、次の説明やアクションを続けると、会議を前へ動かす反応になります。

Exactly.が強すぎる・不自然になる場面

まだ部分的にしか同意していないとき

Exactly.は完全な一致を示すため、「一部は分かる」という程度なら強すぎます。

  • I see your point.
    おっしゃる点は分かります。
  • That’s partly true.
    それは部分的には正しいです。
  • I agree up to a point.
    ある程度は賛成です。

相手のつらい話への共感としては足りないことがある

A: I feel like no one is listening to me.
誰も私の話を聞いてくれない気がする。

B: Exactly.

この返しは、「その分析は正確だ」と評価しているように聞こえ、寄り添いが不足することがあります。I hear you.That must be hard. のほうが共感を示せます。

皮肉として使われることもある

相手が明白なことをようやく理解した場面で、低い声や誇張した調子で Exactly. と言うと、「だからそう言っているでしょう」という皮肉になる場合があります。表情や声の調子に注意しましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

Exactly.は一致が強いぶん、部分的な同意や気持ちへの共感には向かないことがあります。何に反応したいのかを決めて表現を選びましょう。

日本人が注意したいポイント

「正確に」と機械的に訳さない

返事のExactly.を「正確に」と訳すと、日本語では会話になりません。自然な訳は場面に応じて「まさにそれ」「そのとおり」「そう、それです」と変わります。

Exactly.とExactly?は働きが違う

Exactly. ↘ と下げれば強い同意です。Exactly? ↗ と上げれば「正確には?」「具体的には?」と追加説明を求める反応になることがあります。

発音は「イグザクトリー」に近い

発音記号は一般に /ɪɡˈzæk(t)li/。アクセントは zact の部分にあります。会話では中央の /t/ が弱くなり、「イグザクリー」に近く聞こえることもあります。

Exactly.が出てこなければ簡単な英語でどう言う?

難しく考えず、伝えたい働きを分ければ基本語で言い換えられます。

  • Yes, that’s right.
    はい、そのとおりです。
  • I agree.
    賛成です。
  • That’s what I mean.
    私が言いたいのはそれです。
  • Yes, that’s it.
    はい、それです。

Exactly.ほど一語で鋭く一致を示せなくても、短い基本文で十分に意図は伝わります。

まとめ:Exactly.は考えがぴたり一致したときの「まさにそれ」

Exactly. は、直訳では「正確に」「ちょうど」ですが、会話では相手の言葉と自分の考えがぴたり一致したときの「まさにそれ!」「そのとおり」です。

  • 相手が自分の意図を正しく要約したとき
  • 意見へ強く同意するとき
  • 質問や理解が正しいと確認するとき
  • Right.より一致が強く、Absolutely.より内容の的確さに焦点がある

同意表現全体の使い分けは、「おっしゃる通り」は英語で?Exactly・You’re rightなどの違い、相づち全体は英語の相づち・リアクション50選も参考にしてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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