「先に」は、英語では場面によって first、before、ahead、go ahead を使い分けます。
「私が先に食べる」なら I’ll eat first.、「会議の前に確認する」なら check it before the meeting、「先に行って」は Go ahead. が基本です。日本語の「先に」を一語で置き換えるのではなく、順番・時間・位置・相手への譲りのどれかを考えると、自然な英語が選べます。
[st-kaiwa1 html_class=”wp-block-st-blocks-st-kaiwa”]迷ったら、「誰が最初?」ならfirst、「何より前?」ならbeforeと考えるだけでも、かなり言えるようになります。[/st-kaiwa1]Contents
「先に」の英語を先に一覧で確認
| 言いたいこと | 基本の英語 | 例 |
|---|---|---|
| 私が先にする | first | I’ll go first. |
| ある時刻・出来事より先に | before | before lunch |
| 位置・進行が先にある | ahead | She walked ahead. |
| 先に進む・先に始める | go ahead | Go ahead without me. |
| お先にどうぞ | You first. / After you. | After you. |

順番の「先に」はfirst
first は、「ほかの人や行動より最初に」という順番を表します。「誰が先にするのか」を言いたいときの、最も使いやすい表現です。
- I’ll go first.
私が先に行きます。 - You eat first.
あなたが先に食べて。 - Let me finish this first.
先にこれを終わらせてください。 - Can I use the bathroom first?
私が先にトイレを使ってもいい?
firstは動詞の後ろに置くことが多いですが、目的語がある文では finish this first のように目的語の後ろへ置くと自然です。
「先に〜しておく」もfirstで言える
別の行動より先に済ませるなら、firstだけで十分なことがあります。
- I’ll check the schedule first.
先に予定を確認しておきます。 - Let’s ask her first.
先に彼女に聞いてみましょう。
日本語の「〜しておく」を毎回特別な英語に変える必要はありません。何かを最初に行うことが伝われば、firstで自然です。
時刻・出来事より「先に」はbefore
before は「ある時刻・出来事より前に」を表します。後ろに、比較の基準となる時刻・名詞・文を置けます。
- Please call me before noon.
正午より先に電話してください。 - I finished it before the meeting.
会議より先に、それを終えました。 - Let’s eat before we leave.
出発するより先に食べましょう。 - I’ve seen this movie before.
この映画は前に見たことがあります。
Cambridge Dictionaryではbeforeを、示された時刻や出来事より早いことを表す語として説明しています。before+名詞だけでなく、before+主語+動詞も使える点が大切です。
firstとbeforeの違い
- I’ll eat first.
私が(ほかの人より)先に食べます。 - I’ll eat before the meeting.
会議より先に食べます。
firstは順番、beforeは比較する時刻・出来事を示します。
位置や進み具合が「先に」はahead
ahead は、自分や基準より前方にいること、または作業・競争などで先を進んでいることを表します。
- She walked ahead of me.
彼女は私より先を歩きました。 - There’s a gas station ahead.
この先にガソリンスタンドがあります。 - We’re ahead of schedule.
予定より先に進んでいます。 - He’s two chapters ahead of me.
彼は私より2章先に進んでいます。
ahead of+人・予定・基準で「〜より先に」という比較ができます。ただし「私が先に食べる」を I eat ahead. とは言いません。行動の順番ならfirstを使います。
「先に行って・先に始めて」はgo ahead
go ahead は、文字どおりの「先に進む」だけでなく、「始める・続ける」「どうぞやって」という許可にも使われます。
- Go ahead without me.
私を待たずに先に行って。 - You can go ahead and order.
先に注文していいよ。 - Go ahead and start.
先に始めてください。 - Can I ask a question? — Sure, go ahead.
質問してもいいですか?―もちろん、どうぞ。
Cambridge Dictionaryでもgo aheadには「何かを始める」と、相手に始める許可を与える用法が示されています。
「お先にどうぞ」はYou first.とAfter you.
順番を相手に譲るときは、短く You first. と言えます。ドアや入口で丁寧に「お先にどうぞ」と言うなら After you. が定番です。
- You first.
あなたが先にどうぞ。 - After you.
お先にどうぞ。 - Please, go ahead.
どうぞ、先に行ってください。
After you. は直訳すると「あなたの後に私が行きます」。そこから「あなたが先にどうぞ」という意味になります。
自然な会話例
A: Are you ready to order?
B: Not yet. You go ahead and order first.
A: 注文する準備できた?
B: まだ。先に注文してて。
A: Should we leave now?
B: Let me send this email first.
A: もう出る?
B: 先にこのメールを送らせて。
A: Do you want me to wait?
B: No, go ahead without me. I’ll catch up.
A: 待っていようか?
B: ううん、先に行ってて。追いつくから。
よくある間違い
× I’ll eat before.
「あなたより先に食べる」という順番なら、通常は I’ll eat first. です。beforeを使うなら、何より前かを示します。
△ I’ll eat before.
○ I’ll eat first.
○ I’ll eat before you arrive.
× I’ll go ahead.だけで「先に行っているね」
I’ll go ahead. だけでも文脈によって通じますが、「待たずに先に行く」を明確にするなら I’ll go on ahead. や I’ll go ahead of you.、「相手に先に行ってほしい」なら Go ahead without me. が分かりやすい表現です。
aheadとin advanceを混同する
ahead は前方・進行の先、in advance は「事前に」です。
- She is ahead of me.
彼女は私より先にいます/進んでいます。 - Please book in advance.
事前に予約してください。
この表現を知らなかったら?
ぴったりの表現が出てこなくても、時間や順番を具体的にすれば伝えられます。
- I’ll do it now. You can do it later.
私は今やります。あなたは後でできます。 - You go. I’ll come later.
あなたは行って。私は後から行きます。 - Don’t wait for me.
私を待たないで。 - Please start without me.
私なしで始めてください。 - I want to finish this now.
私は今これを終わらせたいです。
たとえばgo aheadが出てこなければ、Don’t wait for me. や Please start without me. で状況は十分に伝わります。「先に」を訳すより、相手にしてほしい行動を基本語で言うのがコツです。
まとめ
- 行動の順番なら first
- 時刻・出来事より前なら before
- 位置・進行が先なら ahead
- 先に進む・始めるなら go ahead
- お先にどうぞは You first. または After you.
- 知らなければ Don’t wait for me. など具体的な基本文に言い換える











