
Absolutely. は、学校英語では「絶対に」「完全に」と習う副詞です。しかし、会話で一語だけ返すと、自然な日本語は「もちろんです」「間違いなくそうです」「大賛成です」になります。
共通するのは、迷いや例外を残さない強い肯定です。単なるYesより熱意があり、相手の質問・依頼・意見を100%受け入れる感覚があります。
Contents
Absolutely.の直訳と、会話での実際の意味
| 見方 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 直訳・辞書的意味 | 絶対に、完全に、まったく | You’re absolutely right.(あなたは完全に正しい) |
| 会話での実際の働き | 迷いなく肯定・承諾・賛成する | Absolutely.(もちろん/間違いなく/大賛成) |
absolute は「条件や制限がなく、完全な」という意味です。そこから Absolutely. は、Yesに「例外なく、ためらいなく」という強さを加えた返事になります。
A: Do you think this will help?
これは役に立つと思いますか?
B: Absolutely.
間違いなく役に立ちます。
しゅみすけ(大山俊輔)
Absolutely.の3つの返事

1.意見に「大賛成です」と返す
相手の意見へ強く賛成するときに使います。
A: We should give people more time to learn.
みんなが学べる時間をもっと用意すべきです。
B: Absolutely. Rushing won’t help.
大賛成です。急がせても役には立ちません。
このAbsolutely.は、単に「そうですね」と会話を受けるのではなく、意見へはっきり賛成しています。
2.Yes/No質問に「間違いなくそうです」と答える
質問へ強く肯定するときは、Yesより確信が伝わります。
A: Was the trip worth it?
その旅行には行く価値がありましたか?
B: Absolutely. I’d go again.
もちろん。もう一度行きたいです。
経験や判断に自信があり、ためらいなくYesと言える場面です。
3.依頼・許可に「もちろんです」と応じる
相手の依頼を快く引き受けたり、許可を与えたりするときにも使えます。
A: Could I ask you one more question?
もう一つ質問してもよいですか?
B: Absolutely. Go ahead.
もちろんです。どうぞ。
ただ承諾するだけでなく、「まったく問題ありません」という歓迎の気持ちが伝わります。
Absolutely.のニュアンスを4つの軸で確認
- 会話上の役割:強い同意、確信ある肯定、快い承諾
- 対人距離:日常から仕事まで幅広く使える
- 発言の強さ:強め。迷いなし・例外なしの100%肯定
- 使用場面:会話、会議、接客、面接、チャットなど
フォーマルすぎる語ではなく、日常会話でもよく使われます。明るく言えば親しみと熱意が伝わり、落ち着いて言えば確信あるプロフェッショナルな返答になります。
Absolutely・Definitely・Exactly・Sureの違い
| 表現 | 中心となる意味 | 自然な日本語 |
|---|---|---|
| Absolutely. | 例外なく、迷いなく強く肯定 | もちろん/大賛成/間違いなく |
| Definitely. | 確実性・意思がはっきりしている | 絶対に/間違いなく |
| Exactly. | 相手の内容と自分の理解がぴたり一致 | まさにそれ/そのとおり |
| Sure. | 軽く自然に承諾・肯定する | いいですよ/もちろん |
AbsolutelyとDefinitely
Definitely. は「確実にそうだ」「必ずそうする」という確信に焦点があります。Absolutely.は、内容を全面的に肯定・支持する響きが強くなります。
A: Will you come to the event?
イベントに来ますか?
B: Definitely.
絶対に行きます。
A: Do you support this idea?
この案を支持しますか?
B: Absolutely.
もちろんです/全面的に支持します。
AbsolutelyとExactly
Exactly. は、相手の言葉が核心をぴたり言い当てたときの「まさにそれ」です。詳しくはExactly.の意味と同意での使い方をご覧ください。
A: So the issue is timing, not cost.
つまり問題は費用ではなくタイミングですね。
B: Exactly.
まさにそれです。
A: Should we wait until everyone is ready?
全員の準備が整うまで待つべきですか?
B: Absolutely.
もちろんです。
AbsolutelyとSure
Sure. は軽く自然な承諾です。Absolutely.のほうが熱意や歓迎の度合いが高くなります。
Can you help me? — Sure.
手伝ってくれる?— いいよ。
Can I contact you again? — Absolutely.
また連絡してもよいですか?— もちろんです。
Sureの多様なニュアンスはSure.の意味とOf courseとの違いでも解説しています。
Absolutely yesとAbsolutely not
Absolutely yes:間違いなくYes
Absolutely yes. は、Yesをさらに強めた返答です。ただし日常会話では一語の Absolutely. だけでも十分なことが多いです。
Would you do it again? — Absolutely yes.
もう一度やりますか?— 間違いなくやります。
Absolutely not:絶対に違う・絶対にだめ
Absolutely not. は非常に強い否定です。「絶対に違います」「断じてだめです」と、例外を認めません。
A: Can I share this private message?
この個人的なメッセージを共有してもいい?
B: Absolutely not.
絶対にだめです。
強い表現なので、軽い依頼を断る場面ではきつく聞こえることがあります。やわらかく断るなら I’m afraid not. や Sorry, I can’t. が自然です。
Absolutelyを文中で使う場合
一語の返事以外では、形容詞・副詞・動詞などを強め、「完全に」「本当に」「まったく」を表します。
- You’re absolutely right.
あなたのおっしゃることはまったく正しいです。 - It was absolutely amazing.
本当にすばらしかったです。 - I absolutely agree.
全面的に賛成します。 - We absolutely need more time.
どうしても、もっと時間が必要です。 - I absolutely love this.
これが本当に大好きです。
absolutely は、perfect、impossible、essential、amazingなど、程度の端まで振り切れる語と相性がよい副詞です。一方、通常の程度を表す語にはveryのほうが自然な場合もあります。
日常会話での自然な使い方
おすすめか聞かれたとき
A: Is that restaurant worth visiting?
そのレストランは行く価値がある?
B: Absolutely. The food is fantastic.
もちろん。料理がすばらしいよ。
誘いに熱意を示す
A: Do you want to come with us?
一緒に来る?
B: Absolutely!
もちろん!
相手の考えへ強く賛成する
A: We all need time to rest.
誰にでも休む時間は必要だよね。
B: Absolutely.
本当にそのとおり。
仕事・接客での使い方
仕事では、依頼を前向きに受けたり、方針へ強く賛成したりするときに使えます。
A: Could you send the revised file today?
修正版を今日送っていただけますか?
B: Absolutely. I’ll send it by three.
もちろんです。3時までにお送りします。
A: Customer trust should come first.
顧客からの信頼を最優先すべきです。
B: Absolutely. That has to be our priority.
まったくそのとおりです。それを最優先にしなければなりません。
承諾のあとに期限や具体的な行動を続けると、熱意だけでなく実務上の明確さも伝わります。
Absolutely.が強すぎる・不自然になる場面
確信がないのに使わない
Absolutely.は迷いのない肯定です。まだ判断材料がないなら、Probably.、I think so.、It looks that way. などが合います。
部分的な同意には強すぎる
相手の意見の一部にしか賛成していないなら、Absolutely.では全面的な同意に聞こえます。
- I agree with part of that.
その一部には賛成です。 - You have a point.
一理あります。 - I see what you mean.
おっしゃる意味は分かります。
Absolutely not.は強い拒絶になる
安全・倫理・規則など、はっきり線を引く場面では有効です。一方、普通の誘いやお願いに使うと相手を突き放す印象が出るため、場面に合わせて弱めましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が注意したいポイント
「絶対に」と毎回訳さない
返事のAbsolutely.をいつも「絶対に」と訳すと不自然です。依頼なら「もちろん」、意見なら「大賛成」、事実確認なら「間違いなくそうです」と訳し分けます。
発音はアクセントの位置を意識する
発音記号は一般に /ˌæbsəˈluːtli/。強くなるのは lute の部分です。「アブソリュートリー」と一音ずつ平らに言うより、「アブサルートリ」のように中心をはっきりさせると伝わりやすくなります。
一語で終わらず内容を続けると親切
Absolutely. I’ll take care of it. のように、何を肯定・承諾したのかを続ければ誤解がありません。
Absolutely.が出てこなければ簡単な英語でどう言う?
- Yes, of course.
はい、もちろんです。 - I agree.
賛成です。 - Yes, definitely.
はい、間違いなく。 - Sure. No problem.
いいですよ。問題ありません。 - Yes, that’s right.
はい、そのとおりです。
大切なのは難しい一語を思い出すことではなく、「肯定」「賛成」「承諾」のどれを伝えたいかを短い英語で明確にすることです。
まとめ:Absolutely.は迷いのない100%の肯定
Absolutely. は、直訳では「絶対に・完全に」ですが、会話では「もちろん」「間違いなく」「大賛成」という強い肯定になります。
- 意見に強く賛成する
- Yes/No質問へ確信を持って肯定する
- 依頼や許可を快く承諾する
- Absolutely not.は「絶対にだめ」という非常に強い否定
- Sureより熱意が強く、Exactlyより全面的な肯定に焦点がある
ほかの強い同意表現は、I couldn’t agree more.の意味や「おっしゃる通り」を表す英語表現の違いも参考にしてください。











