「炎上する」は英語で?face backlash・come under fireの違い

「SNSで炎上する」は、英語では文脈に応じて face backlashcome under fire と表せます。

face backlash は「反発を受ける」、come under fire は「強い批判を浴びる」というニュアンスです。単に投稿が広く拡散しただけなら go viral ですが、go viral だけでは「批判された」とは限りません。

[st-kaiwa1 html_class=”wp-block-st-blocks-st-kaiwa”]「炎上=fire」と直訳するより、何が起きたのかを英語にするのがコツやで![/st-kaiwa1]

「炎上する」の英語をまず整理

英語表現 中心の意味 向いている場面
face backlash 強い反発を受ける 発言・投稿・方針への世間の反発
come under fire 強く批判される 人物・企業・組織が批判の的になる
spark outrage 激しい怒りを引き起こす 投稿や発言が炎上のきっかけになる
go viral for the wrong reasons 悪い理由で拡散する 失言や失敗が一気に広まる
be criticized online ネット上で批判される 初心者にも言いやすい説明
炎上するを表すface backlash、come under fireなどの使い分け

face backlash:反発を受けて炎上する

backlash は、ある行動や変化に対する「強い否定的な反応・反発」です。SNSだけに限らず、広告、発言、会社の方針などへの世間の反発にも使えます。

形は face backlash over / for … または receive backlash over / for … が便利です。

  • The company faced backlash over the ad.
    その会社は広告をめぐって炎上しました。
  • She received backlash for her comment.
    彼女はその発言で強い反発を受けました。
  • The post sparked a backlash online.
    その投稿はネット上で反発を引き起こしました。

over の後ろには炎上した話題、for の後ろには批判された理由や行為を置けます。

come under fire:強い批判を浴びる

come under fire は文字どおりなら「砲火を浴びる」ですが、日常のニュースや仕事の文脈では「強い批判を浴びる」という意味でよく使われます。

  • The influencer came under fire for the video.
    そのインフルエンサーは動画をめぐって炎上しました。
  • The brand came under fire after its latest post.
    そのブランドは最新の投稿後に批判を浴びました。
  • He is under fire for what he said.
    彼は自分の発言で批判の的になっています。

come under fire は「批判され始める」、be under fire は「批判を浴びている状態」に焦点があります。詳しくはunder fireの意味と使い方come underの意味と使い方も参考にしてください。

spark outrage:投稿や発言が炎上を引き起こす

「人が炎上した」ではなく、「投稿や発言が炎上を招いた」と言いたいなら spark outrage が自然です。spark は火花から転じて「引き起こす」、outrage は「激しい怒り」を表します。

  • His remarks sparked outrage on social media.
    彼の発言はSNSで激しい怒りを引き起こしました。
  • The campaign sparked public outrage.
    そのキャンペーンは世間の怒りを買いました。

go viralだけでは「炎上する」にならない

go viral は「ネットで急速かつ広く拡散する」という意味です。かわいい動画や感動的な投稿にも使えるため、これだけでは炎上の意味になりません。

  • The video went viral.
    その動画は一気に拡散しました。(良い反応か悪い反応かは不明)
  • The video went viral for the wrong reasons.
    その動画は悪い理由で拡散してしまいました。

「失言が悪い意味でバズって炎上した」なら、go viral for the wrong reasons が状況をよく表します。

自然な会話例

A: Did you see that company’s post?
あの会社の投稿、見た?

B: Yeah. They’re facing a lot of backlash.
うん。かなり炎上しているね。

A: Why did she delete the video?
どうして彼女は動画を消したの?

B: She came under fire for what she said.
発言が原因で強い批判を浴びたんだ。

[st-kaiwa1 html_class=”wp-block-st-blocks-st-kaiwa”]「誰が批判されたか」なら come under fire、「世間の反発」なら face backlash と考えると選びやすいで。[/st-kaiwa1]

よくある間違い

「SNSで炎上した」を catch fire と言う

catch fire は「実際に火がつく・燃え始める」です。SNS上の批判には通常使いません。

  • The building caught fire.
    その建物が燃え出しました。
  • His post faced backlash.
    彼の投稿が炎上しました。

go viralを必ず悪い意味だと思う

viral は「広く速く拡散した」ことを示す表現で、反応の良し悪いは含みません。悪い意味だと明確にするなら for the wrong reasons を加えるか、face backlash を使いましょう。

blow upを炎上の定番表現として使う

blow up は「爆発する」「激怒する」「急に注目される」など意味が多く、文脈だけでは炎上かどうか分かりにくい表現です。詳しくはblow upの意味と使い方で確認できます。

実際に火が燃え上がる場合は?

日本語の「炎上」には、ネット上で批判が集中する意味と、建物などが燃える意味があります。実際の火については次のように言います。

  • catch fire:火がつく、燃え始める
  • be on fire:燃えている
  • go up in flames:激しく燃え上がる、焼失する

The warehouse went up in flames.
その倉庫は激しく炎上しました。

この表現を知らなかったら?

face backlash や come under fire が出てこなくても、基本語で十分伝えられます。

  • A lot of people criticized the post.
    多くの人がその投稿を批判しました。
  • People were angry about what he said.
    人々は彼の発言に怒っていました。
  • She was criticized online.
    彼女はネット上で批判されました。
  • The post got many negative comments.
    その投稿には否定的なコメントがたくさん付きました。

「炎上する」にぴったりの一語を探すより、誰が・何に怒ったのかを知っている英語で説明するほうが、誤解なく伝わります。

まとめ

  • 反発を受ける炎上:face backlash
  • 強い批判を浴びる:come under fire
  • 投稿が怒りを引き起こす:spark outrage
  • 悪い理由で拡散する:go viral for the wrong reasons
  • 簡単に言う:be criticized online
  • 実際に燃え始める:catch fire

英英辞典でも、backlash は強い否定的反応、come under fire は批判されること、catch fire は燃え始めることとして区別されています(Cambridge Dictionary: backlashcome under firecatch fire)。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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