
友人との食事や集まりで、時計を見ながら「そろそろ行こうか」と言いたい。そんな別れ際に使えるのが、We should make a move. です。
make a move を直訳すると「動きを作る」ですが、会話では「動き出す」「そろそろその場を出る」という意味になります。ただし、文脈によって「行動を起こす」という意味にもなるため、使い分けを例文とともに整理しましょう。
Contents
We should make a move. の意味
We should make a move. は、自然な日本語では「そろそろ行こうか」「そろそろ出たほうがいいね」です。
- we:話し手と聞き手を含む「私たち」
- should:「〜したほうがよい」という穏やかな提案
- make a move:動き出す、その場を出る
ずっと同じ場所にいた状態から、帰宅や次の目的地に向けて「動きを起こす」イメージです。そのため、単なる命令の「行こう」よりも、状況を見て切り出す「そろそろ行こうか」に合います。
しゅみすけ(大山俊輔)
どんな場面で使う?
レストランやカフェを出るとき
A: It’s getting late.
(遅くなってきたね。)
B: Yeah, we should make a move.
(うん、そろそろ行こうか。)
パーティーから帰るとき
A: The last train is at eleven thirty.
(終電は11時半だよ。)
B: Then we’d better make a move.
(じゃあ、そろそろ出たほうがいいね。)
次の予定へ向かうとき
A: The movie starts in twenty minutes.
(映画はあと20分で始まるよ。)
B: We should make a move now.
(もう出ようか。)
now を加えると、「そろそろ」よりも「今、出よう」という緊急性が少し強くなります。
make a move には「行動を起こす」の意味もある

make a move の意味は、周囲の文脈で判断します。
| 文 | 意味 | 判断の手がかり |
|---|---|---|
| We should make a move. | そろそろ行こうか | 別れ際、時間、移動の話 |
| It’s time to make a move. | 行動を起こす時だ | 計画、決断、仕事の話 |
たとえば、競合より先に新商品を出す話なら、We need to make a move soon. は「早く行動を起こす必要がある」です。一方、店で時計を見ながら同じ文を言えば「そろそろ出ないと」という意味になります。
make a move on someone は恋愛的な意味
make a move on someone は「人に恋愛的なアプローチをする」「口説こうとする」という別の表現です。
He made a move on her at the party.
(彼はパーティーで彼女にアプローチした。)
on+人 が続くのが目印です。単独の We should make a move. を「私たちは誰かを口説くべきだ」と解釈する必要はありません。
We should probably head out. との違い
- We should make a move.:そろそろ動き出そう、行こう
- We should probably head out.:そろそろその場所を出ようか
どちらも別れ際に使えますが、head out は「その場を出る・出発する」動作がより直接的です。make a move は「そろそろ動き始める」という少し慣用的な言い方です。
We should probably head out.の意味と使い方もあわせて読むと、違いがつかみやすくなります。
似た表現との比較
| 表現 | 自然な意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| We should make a move. | そろそろ行こうか | 動き出すことを慣用的に表す |
| We should get going. | そろそろ行こう | 日常的で分かりやすい |
| Let’s head out. | 出よう | より直接的で決断的 |
| I’d better get going. | 私はそろそろ行かないと | 自分だけが帰る |
自分だけが席を立つなら、I’d better get going.の意味と使い方が参考になります。
自然な返し方
- Yeah, let’s go.
うん、行こう。 - Good idea.
そうしよう。 - We probably should.
そうしたほうがよさそうだね。 - Give me a minute.
ちょっと待って。 - I’m ready when you are.
あなたが準備できたら、いつでも行けるよ。
使うときの注意点
米語では get going や head out もよく使う
make a move は自然な表現ですが、別れ際の意味は特にイギリス英語で耳にしやすい言い方です。アメリカ英語の日常会話では、We should get going. や We should head out. も非常によく使われます。
主語 we は相手を含む
We should make a move. は、一緒に出る相手へ言う表現です。自分だけが帰るなら、I should make a move. や、より一般的な I’d better get going. が自然です。
「手を動かす」ではない
日本語の「手を動かす」のように、物理的に手を動かす意味ではありません。状況を変えるための移動や行動を始める表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
知らなくても簡単な英語で言える
make a move が出てこなくても、次の基本表現で十分伝わります。
- Let’s go.(行こう。)
- We should go now.(もう行ったほうがいいね。)
- It’s time to go.(行く時間だよ。)
- Should we go?(そろそろ行く?)
難しい表現を思い出そうとして黙るより、知っている英語でまず伝えることが大切です。
まとめ
We should make a move. は、別れ際の「そろそろ行こうか」を表す自然なフレーズです。
- 止まっていた状態から「動き出す」イメージ
- 仕事や計画では「行動を起こす」の意味にもなる
- make a move on someone は「恋愛的にアプローチする」
- 簡単に言うなら Let’s go. や We should go now.
食事や集まりを切り上げるとき、時計を見ながら使ってみてください。











