
打ち合わせや立ち話が少し長くなり、相手に次の予定がありそう。そんなとき、「これ以上、引き止めません」と丁寧に会話を締める英語が I won’t hold you up any longer. です。
hold up には「持ち上げる」以外に、「人の進行を止める・遅らせる」という意味があります。このイメージをつかむと、なぜこの文が相手の時間を気遣う表現になるのかが分かります。
しゅみすけ(大山俊輔)
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I won’t hold you up any longer. の意味
自然な日本語では、次のように訳せます。
- これ以上、引き止めません
- もうお時間は取りません
- これ以上、足止めしません
- では、そろそろ失礼します
I know you have another meeting, so I won’t hold you up any longer.
次の会議があると思うので、これ以上お引き止めしません。
自分が会話を終えたいことだけでなく、相手の時間や予定を尊重して終える姿勢が含まれます。
文の形を分解すると?
- I won’t = I will not(私は〜しません)
- hold you up = あなたを足止めする/遅らせる
- any longer = これ以上は、もうこれ以上長く
つまり、「私はこれ以上、あなたを足止めしません」が直訳です。ここから、「会話を終えて、相手が次の仕事や予定へ進めるようにする」という意味になります。
any longer は否定文で「これ以上はもう」という意味です。すでに少し時間を取ったことを認め、その状態を続けないと伝えます。
仕事での自然な使い方
打ち合わせを締める
I think we’ve covered everything. I won’t hold you up any longer.
必要なことはすべて確認できたと思います。これ以上お引き止めしません。
Thank you for your time. I won’t hold you up any longer.
お時間をありがとうございました。これ以上、お時間は取りません。
予定していた議題が終わったあとに使うと、丁寧でプロフェッショナルな締めになります。
相手の次の予定を気遣う
You probably need to get back to work, so I won’t hold you up any longer.
そろそろ仕事に戻らないといけないでしょうから、これ以上お引き止めしません。
I know you’re on a tight schedule. I won’t hold you up.
お忙しいスケジュールだと思うので、お引き止めしません。
質問や相談を終える
That answers my question. I won’t hold you up any longer.
これで質問の答えが分かりました。これ以上お時間は取りません。
相談に応じてくれた相手への感謝とセットにすると自然です。
日常会話での使い方
I can see you’re about to leave, so I won’t hold you up.
出かけるところみたいだから、引き止めないよ。
Well, I won’t hold you up any longer. It was good to see you.
じゃあ、これ以上引き止めないね。会えてよかったよ。
立ち話や訪問の終わりにも使えます。ただし、親しい相手との軽い会話では、I’ll let you go. のほうが日常的な場合もあります。

hold up にはなぜ複数の意味がある?
hold up の中心には、「進行を止める」という感覚があります。
人を足止めする
Sorry to hold you up.
引き止めてしまって、すみません。
交通や問題が人を遅らせる
Traffic held me up this morning.
今朝は渋滞で遅れました。
We were held up by a technical problem.
技術的な問題で作業が遅れました。
この用法では、遅れの原因を by で示す受け身もよく使います。
銀行や店を襲う
Two men held up the bank.
2人の男がその銀行を襲いました。
強盗が武器などで人の動きを止めることから、「強盗する」という意味にもなります。ただし、I won’t hold you up. のように人と時間の話をしている文脈では、通常「足止めする」の意味です。
I’ll let you go. との違い
どちらも会話を気遣いながら終える表現ですが、焦点が異なります。
| 表現 | 中心の意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| I won’t hold you up any longer. | これ以上、相手を遅らせない | 面談・商談・相談・立ち話 |
| I’ll let you go. | 相手を会話から解放する | 電話・オンライン通話・雑談 |
I won’t hold you up any longer. は、相手に次の予定があり、自分の会話がその進行を遅らせている可能性を意識した表現です。やや丁寧で、仕事にもよく合います。
I’ll let you go. の意味と電話での使い方もあわせて確認できます。
I won’t keep you any longer. との違い
I won’t keep you any longer. も「これ以上お引き止めしません」という意味で、非常によく似ています。
- keep you → 相手をその場にとどめておく
- hold you up → 相手が次へ進むのを遅らせる
実際の会話では入れ替えられることも多いですが、hold up は「予定を遅らせてしまう」という感覚が少し強くなります。
any longer は省略できる?
はい。I won’t hold you up. だけでも「お引き止めしません」という意味になります。
- I won’t hold you up. → お引き止めしません
- I won’t hold you up any longer. → これ以上はお引き止めしません
- I don’t want to hold you up. → お引き止めしたくありません
会話がすでに長くなったと感じるなら any longer が自然です。会話を始める前や短い用件なら I don’t want to hold you up. も使えます。
感じよく締める組み合わせ
この一文だけで終えるより、感謝や次につながる言葉を添えると、さらに自然です。
- Thank you for your time. I won’t hold you up any longer.
- That’s all I needed. Thanks again.
- I won’t hold you up. Have a good meeting.
- It was great talking to you. I’ll see you soon.
しゅみすけ(大山俊輔)
言われたときの自然な返事
- No problem at all.(まったく問題ありませんよ)
- You’re not holding me up.(引き止められてはいませんよ)
- Thanks. I do need to get going.(ありがとう。そろそろ行かないと)
- It was good talking to you.(お話しできてよかったです)
- Thanks for understanding.(お気遣いありがとうございます)
よくある間違い
× hold up you
hold up が「人を足止めする」という意味では分離可能です。目的語が代名詞なら、必ず間に置きます。
- ○ hold you up
- × hold up you
- ○ hold the meeting up
- ○ hold up the meeting
anymore との形を混同する
時間の継続を表す「これ以上長く」は、通常 any longer が分かりやすい形です。
I won’t keep you any longer.
これ以上お引き止めしません。
この表現が出てこなかったら?
基本的な英語に分けても、十分に気持ちは伝わります。
- You’re busy, so I’ll go now.(忙しいでしょうから、もう行きます)
- I won’t take more of your time.(これ以上お時間は取りません)
- We can talk later.(またあとで話せます)
- Thank you for your time.(お時間をありがとうございました)
まとめ
I won’t hold you up any longer. は、相手の予定や時間を尊重しながら「これ以上、お引き止めしません」と会話を締める表現です。
- hold someone up は「人を足止めする・遅らせる」
- any longer を付けると「これ以上はもう」
- 面談・商談・相談・立ち話の終わりに使える
- I’ll let you go. は電話や雑談でより日常的
- hold up には「遅らせる」「強盗する」という別の意味もある
仕事では、Thank you for your time. I won’t hold you up any longer. をひとかたまりで覚えておくと便利です。











