
issue forthは、「ある場所や源から、音・煙・人などが出てくる」「次々と外へ出る」という意味の句動詞です。
ただし、日常会話で頻繁に使う表現ではありません。come outより硬く、文語的・文学的な響きがあり、何かが源から勢いよく、あるいは途切れずに現れる様子を印象的に描くときに使われます。
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issue forthの意味
基本的な意味は「出てくる」「発せられる」「湧き出る」です。主語には、次のようなものがよく置かれます。
- sound / music / a voice:音・音楽・声
- smoke / steam / light:煙・蒸気・光
- people / crowds:人々・群衆
- orders / statements:命令・声明
Smoke issued forth from the doorway.
煙が戸口から噴き出しました。
A strange sound issued forth from the cave.
洞窟から奇妙な音が響いてきました。
People issued forth from the station after the concert.
コンサートのあと、人々が駅から次々と出てきました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜissue forthで「外へ出る」になる?
issueは名詞の「問題・論点」がよく知られていますが、動詞には「出す・発行する」と「出てくる・流れ出る」という意味があります。
forthは「前へ」「外へ」という古風で文語的な副詞です。現在の日常会話では単独で使う機会が少ないものの、go forth、bring forth、set forthなどのまとまった表現に残っています。
つまり、issue(出る)+ forth(外へ)で、「ある源から外へ現れる」というイメージになります。

よく使われる語順と文法
基本語順は次のとおりです。
主語 + issue forth + from + 出てくる場所・源
Warm light issued forth from the open window.
開いた窓から暖かな光が漏れ出ていました。
Loud music was issuing forth from the apartment.
その部屋から大音量の音楽が流れていました。
この意味のissue forthは通常、目的語を取らない自動詞的な表現です。issue something forthのように間へ目的語を入れる句動詞として覚える必要はありません。
issue forthが自然に見える場面
音や声が聞こえてくる
Laughter issued forth from the kitchen.
キッチンから笑い声が聞こえてきました。
単に音が聞こえたと伝えるより、笑い声が部屋の中からあふれ出すような情景を感じさせます。
煙・蒸気・光が現れる
Steam issued forth when she lifted the lid.
彼女がふたを持ち上げると、蒸気が噴き出しました。
A beam of light issued forth from the old box.
古い箱から一筋の光が放たれました。
人々が次々と外へ出る
Guests issued forth from the hall after the ceremony.
式典のあと、来客がホールから次々と出てきました。
人に使うと、複数の人が建物などから流れ出てくるような、やや文学的な描写になります。
命令や声明が発せられる
New orders issued forth from headquarters.
本部から新しい命令が発せられました。
この使い方も権威ある場所から命令が次々に出されるような、硬い文章に向いています。
issue forthとcome outの違い
come outは、人・物・音・情報などが「出てくる」ことを広く表す日常的な表現です。一方、issue forthは源から外へ現れる動きに注目し、文章を重々しく描写的にします。
- Smoke came out of the doorway.
戸口から煙が出てきた。― 日常的で自然 - Smoke issued forth from the doorway.
戸口から煙が噴き出した。― 硬く描写的
The students came out of the classroom.は普通の会話で自然です。ここでissued forthを使うと、学生が一団となってどっと出てくる場面を物語のように描く響きになります。
issue forthとemanate fromの違い
emanate fromも「〜から発する」という硬めの表現で、音・光・におい・雰囲気・影響などの発生源を示します。
- A sweet smell emanated from the bakery.
パン屋から甘い香りが漂ってきました。 - Smoke issued forth from the chimney.
煙突から煙が噴き出しました。
emanate fromは「どこから発しているか」に焦点があり、issue forthは「外へ出てくる動き」をより強く感じさせます。
日本人が間違えやすいポイント
名詞のissueだけで判断しない
issueを「問題」とだけ覚えていると、issue forthの意味を推測できません。ここでのissueは動詞で「出てくる・流れ出る」です。
日常の「外へ出る」に乱用しない
「家を出た」「店から出てきた」のような普通の行動には、leaveやcome outを使います。
I issued forth from my house at eight.は、意図的に大げさ・文学的に言うのでなければ不自然です。
fromとout ofの選び方
issue forthはfromと相性がよく、issue forth from the caveのように発生源を示します。come outではcome out of the caveが自然です。
簡単な英語で言い換えるなら?
issue forthが出てこなくても、次の基本表現で十分に伝えられます。
- come out:出てくる
- come from:〜から来る・聞こえる
- flow out:流れ出る
- pour out:どっと流れ出る
Music was coming from the room.
部屋から音楽が聞こえていました。
Smoke came out of the window.
窓から煙が出てきました。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
issue forthは、音・煙・光・人などが「ある源から外へ出てくる」「次々と現れる」という意味です。
- issue + forthで「源から外へ出る」
- issue forth from + 場所・源が基本形
- come outより硬く、文語的・文学的
- 音・煙・光・人の流れ・命令などの描写に使われる
- 会話ではcome out、come fromなどで簡単に言い換えられる
句動詞をコアイメージから学びたい方は、先に公開したiron outの意味・使い方や、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。









