
jaw away は、くだけた英語で「長々としゃべり続ける」「いつまでもおしゃべりする」という意味です。
They were jawing away in the kitchen.
彼らはキッチンで長々としゃべり続けていました。
jaw は本来「あご」。話すときにあごが動き続ける様子から、「しゃべる」という動詞にもなりました。そこへ、動作の継続を表す away が加わり、「あごを動かしながらずっとしゃべり続ける」というイメージになります。
ただし、jaw away は日常会話で誰もが頻繁に使う中立表現ではありません。くだけた、やや古風な響きがあり、話が長いことへの軽いからかいや、うんざりした気持ちを含む場合があります。
この記事では、jaw away の意味とニュアンス、よく使われる jawing away の形、自然な例文、talk・chat・chatter away・jabber away との違い、簡単な言い換えまで解説します。
Contents
jaw awayの基本的な意味
jaw away = 長々としゃべり続ける、いつまでもおしゃべりする
話の内容よりも、口やあごを動かしながら、会話がなかなか終わらないことに焦点がある表現です。
- 長い時間しゃべり続ける
- 楽しそうに延々と話す
- ほかのことをせずに長話をする
- 聞き手から見ると、話がなかなか終わらない
We sat there jawing away for hours.
私たちはそこに座って何時間もおしゃべりし続けました。
He was jawing away about his new car.
彼は新しい車について長々としゃべっていました。
The two old friends jawed away all afternoon.
二人の旧友は午後ずっと長話をしていました。
楽しい昔話にも使えますが、文脈によっては「よくもまあ、ずっとしゃべっている」という評価がにじみます。
しゅみすけ(大山俊輔)
jawとawayから意味を理解しよう
jawは「あご」から「しゃべる」へ
jaw の基本的な名詞の意味は「あご」です。
My jaw hurts.
あごが痛いです。
人が話すときには、口だけでなく下あごも動きます。その見た目から、jaw はくだけた動詞として「しゃべる」「長々と話す」という意味でも使われるようになりました。
日本語でも「口を動かす」「口ばかり達者だ」のように、話す行為を体の一部で表すことがあります。jaw も同じような比喩です。
awayは「離れて」ではなく「ずっと続ける」
ここでの away は、場所から「離れて」という意味ではありません。動作を表す動詞の後ろに付き、その動作をどんどん、途切れずに続ける感覚を加えます。
- work away:せっせと働き続ける
- type away:ひたすらタイプし続ける
- chat away:楽しく話し続ける
- hammer away:何度もたたき続ける
したがって、意味の組み立ては次のようになります。
- jaw:あごを動かしてしゃべる
- away:その動作をずっと続ける
- jaw away:長々としゃべり続ける

ネイティブが感じるニュアンス
jaw away には、話し手本人よりも、それを外から見ている人の視点が入りやすい特徴があります。
They were still jawing away when I left.
私が帰るときも、彼らはまだ長々としゃべっていました。
この文では、「楽しそうだった」という好意的な描写にも、「まだしゃべっていた」という少しあきれた描写にもなります。前後の文脈と声の調子で印象が変わります。
Instead of working, they stood by the door jawing away.
彼らは仕事をせずに、ドアのそばに立って長話をしていました。
この例では明らかに批判的です。「仕事をせず、ずっとおしゃべりしている」という話し手の不満が表れています。
Grandpa and his old friend jawed away about the old days.
祖父と昔からの友人は、昔のことを長々と語り合いました。
こちらは温かい回想としても読めます。jaw away 自体が必ず悪口になるわけではありませんが、中立的な talk や chat よりも、くだけた観察者目線があります。
jawing awayがよく使われる理由
実際には、原形の jaw away よりも、進行形・現在分詞の jawing away を目にすることが多くあります。
これは、「話す」という一回の動作よりも、しゃべり続けている最中の様子を描写する表現だからです。
- be jawing away:長々としゃべっている
- keep jawing away:ずっとしゃべり続ける
- sit/stand around jawing away:座った/立ったまま長話をする
She was jawing away on the phone.
彼女は電話で長々としゃべっていました。
They kept jawing away while everyone else was working.
ほかの全員が働いている間も、彼らはしゃべり続けていました。
A few people stood outside jawing away.
何人かが外に立って長話をしていました。
活用は次のとおりです。
- 原形:jaw
- 過去形・過去分詞:jawed
- 現在分詞:jawing
jawing は w を重ねず、そのまま -ing を付けます。
よく使われる形・語順
jaw away about+話題
何について長話をするのか示すときは、about+話題を続けます。
He jawed away about politics for an hour.
彼は政治について1時間も長々としゃべりました。
We were jawing away about our school days.
私たちは学生時代について長話をしていました。
jaw away with+相手
誰と話していたのかを示したいときは、with+相手が使えます。
She was jawing away with her neighbor.
彼女は近所の人と長々と話していました。
I found him jawing away with an old colleague.
彼が昔の同僚と長話をしているところを見かけました。
jaw away for+時間
どれくらい続いたかを強調するときは、for+時間を加えます。
They jawed away for nearly two hours.
彼らは2時間近くもしゃべり続けました。
jaw away on the phone
電話で話し続ける場面では、on the phone が自然です。
He spent the whole evening jawing away on the phone.
彼は夕方ずっと電話で長話をしていました。
場面別の自然な例文
友人との会話
We met for coffee and jawed away all morning.
私たちはコーヒーを飲みに会い、午前中ずっとおしゃべりしました。
The two friends were happily jawing away.
二人の友人は楽しそうに長話をしていました。
仕事
Stop jawing away and get back to work.
おしゃべりはやめて仕事に戻りなさい。
They spent half the meeting jawing away about nothing important.
彼らは会議の半分を、重要でもないことを長々と話して過ごしました。
I could hear my coworkers jawing away in the break room.
同僚たちが休憩室で長話をしているのが聞こえました。
家族・暮らし
Dad and Uncle Ken sat on the porch jawing away.
父とケンおじさんは玄関先に座って長話をしていました。
They were still jawing away after midnight.
彼らは真夜中を過ぎてもまだしゃべり続けていました。
旅行
We jawed away with the other travelers on the train.
私たちは列車でほかの旅行者たちと長話をしました。
The driver jawed away about the city all the way to the hotel.
運転手はホテルに着くまでずっと街についてしゃべり続けました。
学校
The students at the back were jawing away during class.
後ろの生徒たちは授業中ずっとおしゃべりしていました。
We used to sit by the gym and jaw away after school.
昔は放課後、体育館のそばに座って長話をしたものです。
talk・chat・chatter awayとの違い
| 表現 | 中心的な意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| talk | 話す | 最も中立的で広く使える |
| chat | 気軽に話す | 友好的で短いおしゃべりにも使える |
| chat away | 楽しく話し続ける | 会話が弾んでいる好意的な響き |
| chatter away | ぺちゃくちゃ話し続ける | 軽快で途切れないおしゃべり |
| jaw away | 長々としゃべり続ける | くだけた・やや古風。長話への評価が入りやすい |
| jabber away | 早口でしゃべり続ける | 速い・分かりにくいという印象が出やすい |
jaw awayとtalk
They talked for an hour.
彼らは1時間話しました。
They jawed away for an hour.
彼らは1時間も長々としゃべりました。
talk は事実を中立的に伝えます。jaw away にすると、「あごを動かしてずっとしゃべっていた」というくだけた見方が加わります。
jaw awayとchat
We chatted over lunch.
私たちは昼食を取りながら気軽に話しました。
chat は友好的で中立に近く、日常会話で自分から使いやすい表現です。jaw away は、話の長さを外から描写する感じが強くなります。
jaw awayとchatter away
The children chattered away in the back seat.
子どもたちは後部座席で楽しそうにしゃべり続けました。
chatter away は、声や言葉が次々と続く軽快なおしゃべりを表します。jaw away は内容や速さよりも、「長々と口を動かしている」印象が中心です。
jaw awayとjabber away
He jabbered away so fast that I couldn’t follow him.
彼があまりに早口でしゃべり続けたので、話についていけませんでした。
jabber away は速さ・分かりにくさが目立ちます。jaw away は必ずしも早口ではなく、長話であることが中心です。詳しくは、jabber awayの意味・使い方と類似表現の違いも参考にしてください。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
1. jaw awayは現代の最頻表現ではない
意味は通じますが、やや古風でくだけた表現です。日常会話で自然さを優先するなら、talk、chat、keep talking などが使いやすいでしょう。
2. 相手に直接使うと失礼になることがある
You’re always jawing away.
あなたはいつも長々としゃべっているね。
冗談が通じる関係なら使えますが、相手を「話が長くてうるさい」と批判しているように聞こえる可能性があります。
会話を切り上げたいときは、次のような言い方のほうが穏やかです。
Sorry, I need to get back to work.
ごめんなさい、仕事に戻らないと。
Can we continue this later?
この話はまた後で続けてもいいですか。
3. jawは「あご」だけではない
jaw を見て、必ず「あご」と名詞で訳す必要はありません。jaw away の jaw は動詞で、「しゃべる」です。
4. awayを「離れて」と直訳しない
jaw away の away は移動を表していません。「その動作をずっと続ける」と捉えると意味が自然につながります。
5. 話題にはaboutを使う
「〜について長話する」は jaw away about+話題 が自然です。
- ○ They jawed away about football.
- × They jawed away football.
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
jaw away を思い出せなくても、基本的な英語で十分に伝えられます。
- They kept talking.
彼らは話し続けました。 - They talked for a long time.
彼らは長い間話しました。 - He talked a lot and didn’t stop.
彼はたくさん話し、なかなかやめませんでした。 - We talked for hours.
私たちは何時間も話しました。
「長々としゃべる」という日本語を一語にしようとせず、talk+長い時間、または keep talking と組み立てれば簡単です。
関連表現
- talk away:話し続ける
- chat away:楽しく話し続ける
- chatter away:ぺちゃくちゃ話し続ける
- jabber away:早口で分かりにくく話し続ける
- yak on:長々としゃべる
- ramble on:まとまりなく延々と話す
「ぺちゃくちゃ話す」表現を広く比べたい場合は、chatter・chat away・gossipの違いも確認できます。
ほかの句動詞・定型表現は、英熟語・定型表現の一覧から探せます。
まとめ
- jaw away は「長々としゃべり続ける」
- jaw は「あご」から、くだけた動詞の「しゃべる」へ意味が広がった
- away は「その動作をずっと続ける」感覚
- jawing away の形で、話し続けている様子を描くことが多い
- くだけた・やや古風な表現で、軽いからかいや不満を含む場合がある
- 中立的に言うなら talk、友好的に言うなら chat が使いやすい
まずは They were jawing away for hours. を、「あごを動かしながらまだ話している」場面と一緒に覚えてみてください。









