keep aroundの意味は?「手元に置く・人に残ってもらう」の使い方と語順

keep aroundの意味・使い方・語順を示すアイキャッチ画像 「この充電器は、念のため手元に置いておこう」「彼女はチームに残しておきたい」のように、物や人を近くに残しておくときに使えるのが keep around です。 単に「近い場所に置く」だけでなく、あとで必要になるかもしれない、役に立つ、そばにいてほしいという気持ちが含まれることがあります。この記事では、keep aroundの意味とニュアンス、keep A aroundの語順、自然な例文、keep nearby・have on hand・hang aroundとの違いを解説します。

keep aroundの意味は「近くに置いておく」

keep someone/something around は、「人や物を近くに置いておく」「手放さずに残しておく」「人に近くにいてもらう」という意味です。
  • I keep an extra charger around.
    予備の充電器を手元に置いています。
  • We should keep her around.
    彼女には残ってもらったほうがよいです。
  • Do you still keep that old laptop around?
    その古いノートパソコンをまだ取ってあるの?
aroundは必ずしも「手を伸ばせば届く距離」だけを表しません。家・職場・チームなど、自分が利用したり会ったりできる範囲に残しておく感覚です。

しゅみすけ(大山俊輔)

keep aroundには、「今すぐ使うわけではないけれど、なくさず近くに残しておく」という感覚があります。物だけでなく人にも使えますが、人について言うときは、文脈によって少し事務的に聞こえることがあります。

keepとaroundからニュアンスを理解する

keep は、何かを手放さず、ある状態に保つ動詞です。around は、自分の周辺・身近な範囲を表します。 この2語が合わさると、自分の周辺にある状態を保つというイメージになります。
  • 便利なので物を取っておく
  • また使うかもしれないので捨てない
  • 役立つ人にチームへ残ってもらう
  • 好きな人にもう少しそばにいてもらう
「保存する」という固い管理よりも、日常的でくだけた「とりあえず手元に置いておく」に向いています。 keep A aroundとkeep it aroundの語順、物と人に使う場合を示す図解

語順はkeep A around

keep aroundは、目的語をkeepとaroundの間に置ける分離型の句動詞です。最も覚えやすい基本形は次のとおりです。

keep + 人・物 + around

  • Keep this receipt around.
    この領収書は取っておいて。
  • They want to keep him around.
    彼らは彼に残ってもらいたいと考えています。
名詞の場合は keep an umbrella around のほか、keep around an umbrella という並びが見られることもあります。ただし、学習者は自然で分かりやすいkeep A aroundを基本にすると安心です。

代名詞は必ず真ん中

目的語がit・him・her・themなどの代名詞なら、keepとaroundの間に置きます。
  • Keep it around.
  • × Keep around it.
  • Let’s keep her around.

物を「手元に残しておく」例文

家庭・暮らし

  • I always keep some batteries around.
    いつも電池をいくつか手元に置いています。
  • Keep the box around in case we need to return it.
    返品するかもしれないので、その箱は取っておいて。
  • Why do you keep so many old magazines around?
    どうして古い雑誌をそんなにたくさん取ってあるの?

仕事・学習

  • I keep a notebook around for sudden ideas.
    急に思いついたことを書けるよう、ノートを手元に置いています。
  • Keep the original file around until the project is finished.
    プロジェクトが終わるまで元のファイルを残しておいてください。
  • This guide is useful to keep around.
    このガイドは手元に置いておくと便利です。

人に「近くにいてもらう」例文

人を目的語にすると、その人にそばにいてもらう、組織や関係から離れないよう残ってもらうという意味になります。
  • She’s talented. We should keep her around.
    彼女は優秀です。残ってもらったほうがよいでしょう。
  • I like having you around, so stay a little longer.
    あなたがそばにいるのが好きだから、もう少しいて。
  • The company offered him a raise to keep him around.
    会社は彼に残ってもらうため、昇給を提示しました。
keep someone around は、会社が有能な人材を引き留める場面で自然です。一方、恋愛や友人関係では「便利だから手元に置いておく」と受け取られる場合もあります。温かく伝えたいなら、I like having you around.I want you to stay. のほうが自然です。

keep aroundと似た表現の違い

keep nearby:物理的に近くへ置く

keep nearby は、すぐ届く・すぐ行ける物理的な近さに焦点があります。keep aroundは、今後使えるよう自分の生活圏に残すという広い感覚です。
  • Keep your phone nearby.
    携帯電話を近くに置いておいて。

have on hand:必要なとき使えるよう用意する

have something on hand は、必要になったらすぐ使えるよう準備・在庫していることを表します。keep aroundより「備えてある」という機能面が強い表現です。
  • We always have extra towels on hand.
    予備のタオルをいつも用意しています。
at hand・on handの違いは、at hand・on hand・in handの使い分けも参考にしてください。

keep:所有し続ける

keep だけでも「取っておく」と言えます。aroundを加えると、遠くにしまい込まず、自分の身近な範囲に残しておく感じが出ます。
  • You can keep the book.
    その本は持っていていいですよ。
  • I keep that book around for reference.
    参照できるよう、その本を手元に置いています。

hang around:人がその辺にいる

hang around は、人が目的なくその辺にいる、ぶらぶらするという意味です。
  • He hung around after the meeting.
    彼は会議後もその辺に残っていました。
keep someone aroundは、主語がその人に残ってもらうことを表します。hang aroundは、その人自身がその辺にいる動作です。

日本人が間違えやすいポイント

「周囲を保つ」と直訳しない

aroundはここでは名詞の「周囲」ではなく、身近な範囲にいる・ある状態を表すパーティクルです。keep around全体で「身近に残しておく」と理解しましょう。

置く動作だけならputを使う

一度だけ物を近くへ移動させるなら、putが自然です。
  • Put the remote next to me.
    リモコンを私の隣に置いて。
keep aroundは、その後も手放さず、近くにある状態を続けることに焦点があります。

keep backとは意味が違う

keep back は「近づかない」「人を近づけない」「情報を隠す」「一部を取っておく」などを表します。身近に置くkeep aroundとは方向が反対になることがあります。詳しくはkeep backの意味と使い方をご覧ください。

出てこないときの簡単な言い換え

keep aroundを思い出せなくても、keep・have・stayなどの基本語で伝えられます。
  • Keep this. We may need it later.
    これは取っておいて。あとで必要かもしれません。
  • Don’t throw it away yet.
    まだ捨てないで。
  • I always have an extra charger at home.
    家にはいつも予備の充電器があります。
  • We want her to stay on the team.
    彼女にはチームに残ってほしいです。
  • Please stay a little longer.
    もう少しいてください。

しゅみすけ(大山俊輔)

keep aroundが出てこなければ、「捨てない」「あとで必要」「残ってほしい」に分けましょう。Don’t throw it away.やWe want her to stay.のような中学英語でも、意図は十分に伝えられます。

まとめ

keep aroundは、物や人を自分の身近な範囲に残しておく句動詞です。
  • 物:あとで使えるよう、捨てずに手元へ残す
  • 人:そばにいてもらう、チームなどに残ってもらう
  • 基本語順はkeep A around
  • 代名詞はkeep it aroundのように必ず真ん中
  • 物理的な近さはkeep nearby、準備はhave on handが明確
ほかの句動詞や定型表現は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。

keepを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、keepを使った句動詞一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

句動詞の一覧