
keepを使った句動詞は、「何かを同じ状態に保つ」という共通感覚から理解すると、丸暗記がぐっと減ります。keep upは高い水準を保つ、keep offは離れた状態を保つ、keep outは外に保つ、keep onは動作を続ける、という具合です。
ただし、keepには keep doing、keep A from doing、keep A out of B のように、目的語や動名詞を組み込む重要な型もあります。この記事では、よく使うkeep句動詞・関連構文を一覧にし、意味、使い方、語順、似た表現との違いを学ぶ順番まで整理します。
しゅみすけ(大山俊輔)
句動詞そのものの仕組み・語順・覚え方を基礎から確認したい方は、句動詞とは?意味・仕組み・語順・覚え方をご覧ください。
Contents
まず覚えたいkeepの句動詞・重要表現8選
| 表現 | まず覚える意味 | 代表例 |
|---|---|---|
| keep up | 水準・速さを保つ、続ける | Keep up the good work.(その調子で頑張ってください) |
| keep up with | 人・変化に遅れずついていく | I can’t keep up with the changes.(変化についていけません) |
| keep on doing | 〜し続ける | She kept on talking.(彼女は話し続けました) |
| keep off | 触れない、入らない、避ける | Keep off the grass.(芝生に入らないでください) |
| keep away from | 〜から離れている、避ける | Keep away from the edge.(端から離れていてください) |
| keep A from doing | Aが〜するのを妨げる | The rain kept us from going out.(雨で外出できませんでした) |
| keep A out of B | AをBに入れない・関わらせない | Keep me out of this.(私を巻き込まないでください) |
| keep at | 難しくても取り組み続ける | Keep at it.(そのまま続けて) |
keepのコアイメージは「状態を保つ」
keepの中心にあるのは、人・物・行動を、ある場所・水準・状態にとどめる感覚です。パーティクルや補語が、その状態を具体化します。
- keep:状態を保つ、続ける
- パーティクル:方向・位置・結果を加える
- keep+目的語+補語:目的語をその状態にしておく
keepそのものの意味の広がりを詳しく知りたい方は、be-rize.comのkeepのコアイメージ解説もあわせてご覧ください。

keep+パーティクルで意味はどう広がる?
| 組み合わせ | イメージ | 代表的な意味 |
|---|---|---|
| keep+up | 上の状態を保つ | 水準・速度を維持する、遅れずについていく |
| keep+on | 接触・進行を保つ | 動作を続ける、身につけたままにする |
| keep+off | 離れた状態を保つ | 近づかない、触れない、避ける |
| keep+out | 外の状態を保つ | 中へ入れない、関与させない |
| keep+away | 距離のある状態を保つ | 離れている、近づけない |
| keep+back | 後ろに保つ | 近づかない、隠しておく、抑えておく |
| keep+in | 内側に保つ | 中にいさせる、感情を抑える |
| keep+down | 低い状態を保つ | 音・費用・量を抑える、食べ物を吐かずに保つ |
| keep+around | 周辺に保つ | 手元に置く、人に残ってもらう |
| keep+together | 一つの状態を保つ | 離れずにいる、まとめておく |
| keep+apart | 離れた状態を保つ | 人・物を別々にしておく |
keepを使った句動詞・重要構文の一覧
以下は、b-cafe.netで専門記事を公開しているkeep表現です。意味は一覧で短くまとめ、語順やニュアンス、自然な例文は各記事で詳しく解説しています。
| 表現 | 主な意味 | 使用場面 | 個別解説 |
|---|---|---|---|
| keep up with | 遅れずについていく | 仕事・勉強・変化 | keep up withの意味・使い方 |
| keep doing / keep on doing | 〜し続ける | 日常・仕事 | keep doingの意味・使い方 |
| keep off | 近づかない、触れない | 注意・健康 | keep offの意味・使い方 |
| keep away from | 〜から離れる、避ける | 安全・人間関係 | keep away fromの意味・使い方 |
| keep A from B / doing | AをBから遠ざける、Aが〜するのを妨げる | 原因・防止 | keep A from Bの意味・語順 |
| keep A out of B | AをBに入れない、関与させない | 安全・トラブル | keep A out of Bの意味・語順 |
| keep at | 取り組み続ける | 勉強・仕事・励まし | keep atの意味・使い方 |
| keep on at | 人に何度もしつこく言う | 家庭・職場 | keep on atの意味・使い方 |
| keep back | 近づかない、隠す、抑える | 安全・情報 | keep backの意味・使い方 |
| keep down | 音・費用・量を抑える | 日常・仕事・健康 | keep downの意味・使い方 |
| keep in | 中にいさせる、感情を抑える | 家庭・感情 | keep inの意味・使い方 |
| keep around | 手元に置く、残ってもらう | 家庭・職場 | keep aroundの意味・使い方 |
| keep together | 一緒にいる、一つに保つ | 旅行・家庭・組織 | keep togetherの意味・使い方 |
| keep apart | 離しておく、別々に保つ | 人間関係・整理 | keep apartの意味・使い方 |
| keep at bay | 寄せ付けない、悪影響を抑える | 健康・不安・安全 | keep at bayの意味・使い方 |
意味・場面からkeep表現を選ぶ
続ける・遅れずについていく
keep doing / keep on doingは同じ動作の継続、keep atは難しい課題への粘り強い継続、keep up withは人や変化と同じペースを保つときに使います。
離す・近づけない
keep offは表面や対象から離れた状態、keep away fromは人・場所・危険から距離を取ること、keep A out of BはAをBの外に保つことを表します。
抑える・内側にとどめる
keep downは音・費用・量などを低く抑え、keep inは人や感情を内側にとどめます。keep backは人を後ろにとどめたり、情報を隠したりします。
人・物の配置を保つ
keep aroundは近くや手元に置く、keep togetherは一つにまとめる、keep apartは別々にしておく、という対照で覚えられます。
似たkeep表現の違い
| 比較 | 違い |
|---|---|
| keep up with / catch up with | keep up withは遅れず同じペースを保つ。catch up withは遅れた位置から追いつく。 |
| keep doing / keep on doing | どちらも「続ける」。keep onは継続や反復をやや強く感じさせることがある。 |
| keep off / keep away from | keep offは表面・対象に触れない。keep away fromは人・場所・危険から距離を取る。 |
| keep A from doing / prevent A from doing | 基本的な意味は近い。keepは日常的で、状況が結果として妨げた場合にも自然。 |
| keep back / hold back | keep backは離れた位置に保つ・情報を隠す。hold backは力や感情をこらえる感覚が強い。 |
| keep together / stay together | keep togetherは一つの状態を維持する働きかけも表す。stay togetherは一緒にいる状態に焦点を置く。 |
| keep apart / tell apart | keep apartは離しておく。tell apartは見分ける。 |
keep句動詞の語順と文法
1.keep+目的語+パーティクル
keep off、keep back、keep in、keep around、keep apart、keep togetherなどは、目的語を間に置く形がよく使われます。
- Keep the dog in.(犬を中にいさせてください)
- Keep it down.(音を抑えてください)
- Keep them apart.(彼らを離しておいてください)
目的語が代名詞なら、基本的に keep it down、keep them apart のようにkeepとパーティクルの間に置きます。
2.分離しない3語型
keep up with+名詞、keep away from+名詞では、up withやaway fromをひとまとまりとして使い、目的語を途中へ入れません。
- keep up with the news
- keep away from the fire
3.keep A from doingの型
「Aが〜するのを妨げる」は、keep+A+from+動名詞です。fromの後ろに動詞の原形は置きません。
- The noise kept me from sleeping.(騒音で眠れませんでした)
- Nothing can keep her from trying.(何があっても彼女は挑戦をやめません)
4.keep doingとkeep on doing
継続する動作は、keep+動名詞またはkeep on+動名詞で表します。
- Keep practicing.(練習を続けてください)
- He kept on asking the same question.(彼は同じ質問を繰り返しました)
しゅみすけ(大山俊輔)
しゅみすけ式:keep句動詞が出てこなかったら?
句動詞を思い出せないときは、難しい一語へ置き換える必要はありません。何をどうしたいのかを、中学英語の短い文で直接伝えましょう。
| 言いたいこと | keep表現 | 簡単な言い換え |
|---|---|---|
| 変化についていく | I can’t keep up with the changes. | The changes are too fast for me. |
| 芝生に入らないで | Keep off the grass. | Don’t walk on the grass. |
| 危険な場所から離れて | Keep away from that area. | Don’t go near that area. |
| 私を巻き込まないで | Keep me out of this. | I don’t want to be part of this. |
| 雨で外出できなかった | The rain kept us from going out. | We couldn’t go out because of the rain. |
| そのまま続けて | Keep at it. | Don’t stop. You’re doing well. |
keep句動詞のおすすめ学習順
- 継続:keep doing、keep on doing、keep up with
- 距離:keep off、keep away from、keep out of
- 防止:keep A from doing
- 状態管理:keep down、keep in、keep back、keep around
- 配置・関係:keep together、keep apart、keep at bay
最初から全件を暗記するより、「状態を保つ」というkeepの共通感覚と、up・off・out・awayなどの方向を結びつけてください。仕組みから復習したい方は、keepのコアイメージへ戻り、個々の語順や例文はこの一覧から専門記事へ進むと効率的です。
まとめ
keepの句動詞・重要構文は、ばらばらの熟語ではありません。keep=ある状態を保つを軸にすると、keep upは高い状態、keep offは離れた状態、keep outは外の状態、keep inは内側の状態を保つ、と意味を組み立てられます。
まずはkeep doing、keep up with、keep off、keep away from、keep A from doingを優先し、次にkeep down・in・back・aroundなどへ広げましょう。表現が出てこないときは、何をどう保ちたいのかを簡単な英語で説明すれば、会話は十分に続けられます。









