
Let’s not be strangers. は、別れ際に「これからも連絡を取り合おう」「疎遠にならないでおこう」と伝える英語表現です。
stranger は「知らない人」。直訳は「知らない人同士になるのはやめよう」ですが、実際には今できた関係を、この別れで終わらせたくないという温かい気持ちを表します。
- It was great working with you. Let’s not be strangers.
一緒に働けてよかった。これからも連絡を取り合おう。 - I’m moving next week, but let’s not be strangers.
来週引っ越すけど、疎遠にならないでおこうね。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
Let’s not be strangers.の意味と会話上の役割
この表現は、転職、卒業、引っ越し、旅行先での別れなど、今後は自然に会う機会が減りそうな場面で使われます。
会話上は次の二つを同時に行います。
- いったん別れることを受け入れる
- 別れた後も関係を維持したいと提案する
日本語では場面に応じて、次のように訳せます。
- これからも連絡を取り合おう
- 疎遠にならないでおこう
- これきりにしないでおこうね
- また連絡してね
strangersはなぜ複数形?
a stranger は「一人の見知らぬ人」です。ここでは話し手と聞き手が互いに知らない人のような関係になることを表すため、複数形の strangers を使います。
- ○ Let’s not be strangers.
- × Let’s not be stranger.
Let’s は let us の短縮形で、「一緒に〜しよう」という提案です。命令ではなく、二人で関係を保とうと呼びかけています。
自然に使える場面
同僚が転職するとき
A: Today’s my last day here.
今日がここでの最終出勤日なんです。
B: I’ll miss working with you. Let’s not be strangers.
一緒に働けなくなると寂しいです。これからも連絡を取り合いましょう。
引っ越しや卒業で離れるとき
We may live in different cities, but let’s not be strangers.
別々の街に住むことになるけど、疎遠にならないでおこう。
旅行やイベントで親しくなった人と別れるとき
I really enjoyed talking with you. Let’s not be strangers.
お話しできて本当に楽しかったです。これからも連絡を取り合いましょう。
Let’s keep in touch.との違い

Let’s not be strangers.:関係への気持ち
「知らない人同士へ戻らないでおこう」と、関係そのものに焦点を当てます。少し感情がこもり、親しみや名残惜しさが伝わります。
Let’s keep in touch.:連絡という行動
「連絡を取り合おう」と、メール、メッセージ、電話などの行動に焦点を当てます。より一般的で、友人にも同僚にも使いやすい表現です。
- Let’s not be strangers.
これきりの関係にならないでおこう。 - Let’s keep in touch.
これからも連絡を取り合おう。
迷った場合は Let’s keep in touch. のほうが無難です。Let’s not be strangers. は、すでにある程度の親しさができた相手に向いています。
Don’t be a stranger.との違い
Don’t be a stranger. も「また連絡してね」「顔を見せてね」という定番表現です。
- Let’s not be strangers.:二人で関係を続けよう
- Don’t be a stranger.:あなたからも連絡・訪問してね
Don’t be a stranger. は命令文の形ですが、通常は親しみを込めた別れの挨拶です。ただし声の調子によっては「連絡してこないのはあなたのせい」と聞こえる可能性があるため、笑顔で軽く言うのが自然です。
誰にでも使える?距離感に注意
初対面だけの相手
ほとんど会話していない相手に使うと、関係性を急に近づけすぎることがあります。その場合は It was nice meeting you. や I hope we meet again. が自然です。
非常に改まった仕事相手
フォーマルな商談相手には少し私的でくだけています。I hope we can stay in touch. や I look forward to staying in contact. のほうが適しています。
元恋人や関係が曖昧な相手
「これからも関係を続けたい」という含みが強く出ることがあります。相手との距離を置きたい場合には使わないほうがよいでしょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
自然な返事
- Definitely. Let’s keep in touch.
もちろん。連絡を取り合おう。 - We won’t. I’ll message you soon.
疎遠になんてならないよ。近いうちにメッセージするね。 - Of course not. Here’s my number.
もちろんです。これが私の番号です。 - I’d like that.
そうしたいです。
社交辞令で終わらせたくない場合は、その場で連絡先を交換したり、次に連絡する時期を決めたりすると自然です。
社交辞令になることもある?
英語の別れ際では、Let’s keep in touch. と同様に、実際の約束というより温かく会話を締めるために使われることもあります。
本当に関係を続けたいなら、具体的な行動を添えましょう。
- Let’s not be strangers. I’ll send you the photos tomorrow.
これからも連絡を取り合おう。明日写真を送るね。 - Let’s not be strangers. Are you on Instagram?
これきりにしないでおこう。Instagramはやってる? - Let’s not be strangers. Let’s have lunch next month.
疎遠にならないでおこう。来月ランチしよう。
よくある間違い
× Let’s don’t be strangers.
Let’s の否定は Let’s not + 動詞の原形 です。
- ○ Let’s not be strangers.
- × Let’s don’t be strangers.
strangerを単数にしない
二人が互いに見知らぬ関係になることを表すため、通常は複数形です。
出てこないときの簡単な言い換え
- Let’s keep in touch.
連絡を取り合おう。 - Please message me sometime.
いつかメッセージしてください。 - I hope we can talk again.
また話せたらよいですね。 - Let’s meet again.
また会おう。
まずは Let’s keep in touch. だけでも十分です。気持ちを少し強く示したいときに、Let’s not be strangers. を使ってみましょう。
関連する別れ際の表現
まとめ
- Let’s not be strangers. は「疎遠にならないでおこう」
- 直訳は「知らない人同士になるのはやめよう」
- 今できた関係を別れた後も続けたい気持ちを示す
- Let’s keep in touch. は、連絡という行動に焦点を当てる
- 初対面・堅い商談・距離を置きたい相手には注意する
- 本気なら、連絡先交換や次の具体的な約束を添える
まずは、転職や引っ越しで離れる友人を思い浮かべ、Let’s not be strangers. I’ll message you soon. と声に出してみましょう。











