
「ドアを開ける」は英語で open the door、「ドアを閉める」は close the door といいます。どちらも中学校で習う基本語ですが、実際の会話では「少しだけ開ける」「開けっぱなしにする」「勢いよく閉める」など、動作の細かい違いも言いたくなります。
この記事では、ドアを開ける・閉めるときの自然な英語を紹介します。ただし、本当の目的は open や close を覚えることだけではありません。会話中に表現を忘れても、自分が知っている簡単な英語でどう説明できるかまで一緒に考えてみましょう。
Contents
「ドアを開ける・閉める」は英語で?
ドアを開ける:open the door
ドアを閉める:close the door
ドアを閉める:shut the door(closeより少し強く響くことがある)
- I opened the door.
私はドアを開けました。 - Please close the door.
ドアを閉めてください。 - Could you shut the door?
ドアを閉めてもらえますか?
open と close は、ドアだけでなく窓・ふた・引き出しなどにも使える、最も基本的な組み合わせです。まずはこの2つが自然に出れば十分です。
open・closeの発音
open は /ˈoʊpən/。最初の o にアクセントを置き、「オウプン」に近い2音で発音します。日本語の「オープン」のように母音を長く伸ばしすぎないのがポイントです。
close は動詞では /kloʊz/。「クロウズ」に近く、最後は s ではなく濁った z の音です。形容詞の close(近い)は /kloʊs/ なので、同じつづりでも最後の音が変わります。
openとcloseは「開いた状態・閉じた状態にする」
日本語では「ドアを開ける」と「店を開ける」、「ドアを閉める」と「店を閉める」で同じ動詞を使います。英語の open と close も、ものを開閉する動作だけでなく、利用できる状態にする・利用できない状態にするところまで広く表せます。

- She opened the front door.
彼女は玄関のドアを開けました。 - The door opened slowly.
ドアがゆっくり開きました。 - He closed the bedroom door.
彼は寝室のドアを閉めました。 - The door closed behind me.
私の後ろでドアが閉まりました。
ここで大切なのは、人がドアを開ける場合も、ドア自体が開く場合も open を使えることです。
- I opened the door.:私がドアを開けた
- The door opened.:ドアが開いた
しゅみすけ(大山俊輔)
closeとshutの違い
close と shut は、どちらも「閉める」という意味です。日常のドアなら多くの場面で入れ替えられますが、基本は close の方が中立的です。
| 表現 | 感覚 | 例 |
|---|---|---|
| close | 中立的で幅広く使える | Close the door, please. |
| shut | しっかり閉じる感覚。言い方によっては強く響く | Shut the door. |
| slam | バタンと勢いよく閉める | He slammed the door. |
Shut the door! は声の調子によって命令口調に聞こえやすいため、丁寧に頼むなら Could you close the door? が使いやすいでしょう。ただし shut 自体が失礼な単語というわけではありません。
「少し開ける」「開けっぱなしにする」は英語で?
| 日本語 | 自然な英語 |
|---|---|
| ドアを少し開ける | open the door a little |
| ドアを少しだけ開けておく | leave the door slightly open |
| ドアを開けっぱなしにする | leave the door open |
| ドアを半開きにする | leave the door half open |
| ドアを全開にする | open the door wide |
| ドアをそっと閉める | close the door gently / quietly |
- Can you leave the door open?
ドアを開けたままにしてくれる? - I left the door slightly open for the cat.
猫のためにドアを少し開けておきました。 - Please close the door quietly.
ドアを静かに閉めてください。
ajar も「少し開いて」という意味ですが、初心者なら a little open や slightly open の方が作りやすく、十分自然です。
pushとpullは「開ける方法」を伝える
英語圏のドアには PUSH(押す)や PULL(引く)と書かれていることがあります。これは「開ける」という結果ではなく、ドアをどちらへ動かすかを示しています。
- Push the door open.
ドアを押して開けて。 - Pull the door open.
ドアを引いて開けて。 - The door opens inward.
そのドアは内側に開きます。 - The door opens outward.
そのドアは外側に開きます。
open the door は方法を問わず「ドアを開ける」。push / pull the door open は、押す・引くという具体的な動きまで伝える表現です。
日本語の「ドアを開ける」と英語のズレ
日本語では、普通の開き戸でも引き戸でも「ドアを開ける」といいます。英語でも結果だけならどちらも open the door で構いません。ただし動きまで描写すると、開き戸は押す・引く、引き戸は横へ滑らせるという違いが出ます。
- open the door:種類を問わずドアを開ける
- push the door open:押してドアを開ける
- pull the door open:引いてドアを開ける
- slide the door open:引き戸を横へ滑らせて開ける
引き戸の動作は、「引き戸を開ける」は英語で?open the sliding door・slide the door openの違いで詳しく紹介しています。
独り言・英語日記で使える例文
- I opened the front door and picked up the package.
玄関のドアを開けて荷物を受け取りました。 - I closed the door because the room was cold.
部屋が寒かったのでドアを閉めました。 - I left the bedroom door open.
寝室のドアを開けたままにしました。 - I quietly closed the door so I wouldn’t wake anyone.
誰も起こさないよう、静かにドアを閉めました。 - The door wouldn’t open, so I tried the handle again.
ドアが開かなかったので、もう一度ハンドルを動かしてみました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
open the door が出てこないとき、「開ける」の別の難しい英単語を探す必要はありません。実際に自分がしたことを、知っている基本語へ分解します。
何をした?
ドアのハンドルを動かした
↓
そのあと何が起きた?
中に入れるようになった/外へ出られるようになった
↓
知っている英語だけなら?
I moved the handle.
Then I could go inside.
I moved the door and went out.
「ドア」という単語さえ出てこなければ、目の前のものを this で指しても構いません。
- I moved this, and then I could go inside.
これを動かしたら、中に入れました。 - Please move this so I can go out.
外へ出られるように、これを動かしてください。 - I couldn’t get into the room.
部屋に入れませんでした。 - Please make it so the cat can’t go outside.
猫が外へ出られないようにしてください。
最後の文は「ドアを閉めて」を直接訳していません。それでも、何のために閉めてほしいのかを伝えれば、相手は必要な行動を理解できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連する家の動作表現
- 引き戸を開ける|open the sliding door
- 窓を開ける・閉める|open / close the window
- ドアノブ|doorknob・door handleの違い
- 「鍵、かけたっけ?」を英語で
まとめ
「ドアを開ける」は open the door、「ドアを閉める」は close the door が基本です。しっかり閉める感覚の shut、バタンと閉める slam、押す・引く方法まで示す push / pull the door open も、場面に応じて使えます。
しかし表現を忘れても、I moved the handle. Then I could go inside. のように、「何をしたか」と「その結果どうなったか」に分ければ伝えられます。自然な表現は覚えつつ、忘れたときも知っている英語で会話を続けましょう。
この場面の関連表現は、ドア・窓・カーテン・水回りを操作する英語一覧にまとめています。









